再び、緊急事態宣言で。出初式、成人式は中止に。

緊急事態宣言が発せられることを前提に、週末に予定されていた出初式は早々と中止の決定。もともと、今年は議員の出席は取りやめで、議会からは議長が出席ということになっており、密を避けるために主催者側も来賓の数を減らすなど対応をしていましたが…。

そんな中、ここ数日、成人式が開催されるのかどうかと問い合わせがあったので、発表をしばらく待つしかないなと思っていたところ、今朝になって「全員にPCR検査をしてもらう」ということで開催する方向が示され…市長が決めたことと聞き、それはそれで…無自覚症状が言われている中、参加者全員にPCR検査をさせるなんてことになった場合…まさかの「成人式クラスター」みたいにはなりやしないかと不安が立ち込めたのは言うまでもありません。そもそもPCR検査の制度そのものも疑わしい点があることはすでに認知されている通り。それにしても、もしも一人でも「陽性」の結果が出た場合の対応等、市側はどのように考えているのかしら?とも思っていたのですが、それ以前に、成人式の来場者に対してPCR検査キットを配布するということで、そこもまた「???」となっていて、どういうことなんだろう?…どんなオペレーションでこの対応が考えられていて、成人式開催の運びになるのかしら?・・・と資料が欲しいと求めていた矢先、「都知事からの要請で成人式は中止。オンラインでの開催になりました。」という次の連絡が届いたというわけです。

成人式については他市の開催状況についても調べないとと思っていましたが、町田市は早々と中止を決定していましたし、東京都内の他の市でも開催については見合わせることにしたという情報が届いていました。そんな中で多摩市の対応は異例というか特異中の特異…しかもPCR検査キット?とも感じていましたので、遅ればせながらの都知事要請での中止の決定に、正直、個人的にはほっとしているところです。

とはいえ、成人を迎えるにあたり、いろいろと準備をされてきた方々がいらっしゃり、そしてまた、着付けなどなど予約のキャンセルなども相次ぐのかなと思うとき、心が痛くなるというのは言うまでもありません。そのことを考慮して、できれば開催することが望ましいという市長の判断があったのではないかとも思いますし、とにかく、新型コロナウイルスによる影響が多大であることを感じるばかりです。

そしてまた、いつまでこの状況が継続するのかわからないことも確か。ワクチンがどこまで有効に機能するのかさえ、わからなくなってきた気もします。ウイルスが変異していくわけであって、これもまた予想の範囲内と言えます(だから、慌ててワクチンを打ったとしても…という考えもあります)し、とにかく、この状況を冷静に分析をして受け止めていくことが重要ではないかと考えるのみ。そして、この状況を乗り越えていく、乗り越えていけるように考えていかねばならないですね。次年度以降のさまざまな催しについても今から検討する必要がありますし、考えてもみれば、「来年は元通りになるだろう」と思いながらこれまでの時間を過ごしてきたわけではないはずなので、その点からすれば、改めて、従来のしみついた習慣やら発想から脱して、「新たなもの」をめざすこと大事かなとも思います。

その意味で、私は成人式を「延期する」のも選択肢の一つかなと思っていましたが、保証ができない状況にあると考えていたので、開催を見合わせるという判断は否定されるべきものでないと考えます。

すでに我が家では「修学旅行とかどうなるんだろうね」…と高校2年生になる子どもと会話しております。この分だと海外での研修は中止になりそうですね。でも、「研修プログラム」の内容を考えれば、海外での経験体験が付け加わることの価値もある一方、別に海外でなくてもできる内容もあるわけで…海外にこだわらなくてもできる手法を工夫することが可能ではないの?とも考えることができますし。ですので、「オンライン」を上手く活用した取組みは一つ、これからのカギになっていくのかな。私はあまり得意ではないですが。

来月7日までを今回の緊急事態宣言の期間とするわけですが、延期される可能性もありますし、いろんなことを踏まえながら、市民の暮らしをどう支えていけるのか・・・これまでの対応策を頭の置きながら知恵を絞りたいと考えています。ぜひ、ご意見ありましたらお寄せください。