市民の方々と一緒に「新型コロナワクチン接種に対する申し入れ」をしてきました。一番伝えたいことは、とにかく「接種する」「接種しない」は選択制であって、「接種しない」という選択も尊重されるべきだということですね。特に、今回のワクチンは取り巻く状況を踏まえて、あまりの勢いで開発されていて、正直その安全性の確認など十分とは言えないとする医療関係者の指摘もあります。そうしたことを解説し、警鐘を鳴らしているYouTubeの動画は削除されているのも事実。いろいろな情報を得たいと考えている市民には「なぜ?」という状況も存在しています。もちろん情報が洪水のようになっているとも言えますが、しかし、何だか今の状態や状況に不都合な動画が次々と削除されていくと聞いています。実際に、私が「この動画、わかりやすい」と思っていたものも既に削除されていました。私たちの知る権利とも関わってくる課題になっている感が高まり、不信感が募ります。
とにかく、現状では…市長が先日の議会でもやや憤って答弁されていたのですが、国は「丸投げ状態」ということ。もっと国として説明責任を果たしてほしいと考えている…というのはその通りであって、新型コロナワクチンの接種にあたっても手足となって実行部隊として動かねばならない市としては本当に苦しいという本音が示されたと思っています。首長としての立場もあれば、政治家としての立場もあり…と使い分けをして、慎重に答弁をしていた市長の姿が印象的でした。そして、慎重な中にも、意外と力強さもあり、勇ましくも見えて、「市民の不安の声をしっかり、国に届けてほしい」と期待したいと心から思いましたね。市長!頼みます!
ついでに、私はこうして国から降ろされてくる新たな業務に対応する健康推進課の業務増を懸念しており、今でも、通常業務をやりながら、新型コロナウイルス対応も行っていて、課長が一人しかいないという状態も変えてほしい。これに関しても、総務部(人事)に対し、業務を遂行できる体制のために人員が必要と訴えておりますが、「いつになったら対応が収束するのか」もわからぬ状況が続くことを思うと、現行体制のまま進めることにはいろんな意味で無理をきたすのではないかと想像するばかり。これまでも他部署からの応援などでも対応してきましたが、それではもう難しいはず。
→こちら、1時間5分過ぎくらいのところから、市長の答弁。こうして答弁してくださる市長がいる市は意外と少ないのではないかななんて思ったりもしますね。
私は「ワクチンの副反応」のことを含めて、接種するかどうかを判断するために必要な情報をしっかり市民に説明してほしいことを求めています。その体制をいかに構築するのかは大切。ここは集団接種会場を設置して対応する市の役割も大きいのかなと思っていて、「接種に対する同意の取り付け」については丁寧に行ってほしいです。もちろん、この間の部長の答弁でも「同意」の大事さについては認識が示されていて、現段階では私の立ち位置とそれほど大きなズレはない気もしています。私は特に、「これから先を長く生きる子どもたちの身体とワクチン」の問題については、コロナワクチンのことのみならず、もう少し、社会全体でも考えていくべきことかなと思っていますので、多摩市が今後、どう行動していくのか見守りたいと思います。
今回については「まだ、国から示されていない段階なので」ということも多く、接種に関する一般的な相談を受け付けするコールセンターは市が設置し、難易度の高い専門的な内容の相談を受け付けするコールセンターは広域で都が設置することになっているのですが、それについても「まだ、詳細については説明されておりません」…都レベルでの対応も未定という感じか。いずれにせよ、市議会の場では説明できる状況にはないことだけは明らかですね。
この間、新型コロナワクチン接種についての意識調査で言えば、「いずれ受ける」という回答が多く、「積極的に接種する」と回答している人の割合は少ないですね。とはいえ、「今なら無料で受けられます」という状況であって、「無料なら受けてしまったほうが得」という選択をする場合もあるのかもしれません。インフルエンザ接種を拒否したところ、仕事を辞めざるを得なくなったというような医療従事者の方もいると聞いています。そもそも強制接種ではないのに…。いろいろあって、複雑だなと思うのですが、それにしても、異例なスピードにて承認される運びになっていることは頭の片隅にでも置いておくほうが良いのではないかと私は思っています。
「接種は強制ではない」…ここ、ポイントです。するかしないかを選ぶ。自己決定をする…これがどれほど重たいことか。
ハーモニーカフェで地域の子育てルームが開催されていて、今日はクリスマス会。簡単な曲をキーボードで演奏させていただきました(連弾)。密にしないように定員を少なくした中で開催している子育て広場ですが、ここに来ることを楽しみにしているママと子どもたちにも出会うことができました。エネルギーをもらえます。
煙突ないけど、サンタクロースも来たよ!