今日のオンラインセミナーでは途中でグーグルのジャムボードを体験できたのがものすごく収穫。これはなかなか使い勝手がいい!それにしても、パソコンの画面を集中して見続けるというのは、オンラインセミナーではなくとも健康には悪そうだといつも思っていますが、やっぱり最近は、視力の低下が著しいことを感じ、あとは、もしかしてそろそろ老眼でも入ってきたのではないかと感じているのは気のせいか?!
このホワイトボードを活用したワークのテーマは、「男性の育児休暇取得を阻んでいるものは何?」ということ。私は、それって「古臭い意識そのもの」ないのかと思っている一方、仕事の属人化も要因の一つになっていると捉えていて、結局、役割分担で業務をこなしていくことの必要性はあるものの、しかし、上手く共有されていない面もありそう…と考えています。育児休暇を取得することに伴って昇進が遅れるとか…東京都23区では言わずとも知れた実態なんだそう。公務員は育児休暇を取得しやすそうなイメージですが、結局、取得したといっても半年以上取得することはなかなか困難でもあり、「周囲の目」以上に「本人の意識」としてもハードルが高いんだろうなあと思います。
「人口オーナス期」にある日本で、その時期にフィットした働き方をつくっていく。やっぱり意識の問題大きいですね。愛情曲線の話が出ていましたが、それはなかなか興味深い。
しかし、そういえば、「2020年30%」の女性管理職登用についても絶望的とするような報道もされているのを耳にすると、それを阻んでいるのはやっぱり「意識」と思えてなりません。「意識が変わる」…そこに必要なのは、「教育」。もちろん、学校だけの「教育」ではないと思っていますが、「教育」によって土壌を育んでいくというのか、土の入れ替えをしていかないといけないなあと思うわけです。
今は、私たちの時代とは違って、性別関わりなく「家庭科」を学んでいる時代ですから、あともう少し時代が先に行くと、ガラリと違った風景が見えてくるかもしれませんね。既に「性別」云々を述べることすら、時代に会っていないのかもしれませんが、意識の変化というのは常に常に、少しずつでも、あるいは、さざ波のようであってもどこかしらで動いているものと私は思っています。何か、一気にガラリと改革が進むとすれば、「革命」でも起きたり、よほどの強権を発動しない限りは難しい。
そういう意味で言えば、まだまだ政治の社会も、そしてまた、公務員の社会も…本質的には「男性社会」であって、そこに沁みつくあれこれを乗り越えていくのは外見からは捉えにくい困難さがありますね。もちろん、女性が活躍しているように見えているとか、実際に活躍している場面にも遭遇することはありますし、以前よりもそうした場も増えていることは確かですが、それでも、「女性活躍」とか「男女共同参画」とか言われてからの年月は久しい。
ま、言えることは「女性に期待しています!」と言葉だけきれいに述べたところで、全く何も進みません…ということです。男性の中には「女性は補助」と言わないまでも、「補助的な役割」とか「補佐的な役割」を無意識に求めている方も多い。そのうえ、一応「管理職」ポストに女性を登用させたとしても、登用しただけで終わってしまう場合もあるようにも思いますね。本当の意味で、女性を登用し、女性活躍の場を開いていくような取り組みが進んでいかなければ、期待しているだけの土壌づくりにはつながっていかないかな。
そんなことを考えさせられたセミナーでもありましたが、ホワイトボード機能があまりにも使い勝手良かったので、機会があったらぜひ活用したいですね。パソコンのこととか、機械のこととか、ホントよくわからないまま使っている自分をますます実感しつつ、やはり何事も経験が重要だと思ったのでした。