天候の関係で、今年は桃がなかなか育たないと聞きました。でも、とても立派な桃をいただきました。うれしい。果物もやっぱり「旬」が大切ですね。リンゴなど一年間、手に入りますが…無理して時期外れのものをいただく必要もないのかなあと思うようになります。季節に逆らわないというのか、自然に逆らわないというのか…暮らし方が問われていることを痛感しています。
「3密を避ける」ということで、オンラインセミナーなどが本当に増えてきました。確かにわざわざ会場まで足を運ぶ必要がないことは便利で、時間の節約になるなと思う一方で、デジタル情報だけでは得られないことがあることもヒシヒシと感じます。きっとそうした臨場感というのか、空気感を表現するために、ドラマなどでは「音」を入れるのだと思います。舞台なども同じですね。やっぱり「生」で見るのと、舞台など録画したものを見るのでは全く違う。感動が違う。一瞬一瞬の役者さんの息つかいやらなにやら、緊迫感をもって発するセリフ一つひとつ、直接足を運ぶから得られることのほうが多い。
「情報を得る」ということはどういうことなのか。改めて考えさせられます。
本題に入る前のプリン談義を少しだけ。3種類のプリン。小川フェニックスの「鳳凰卵」は餌へのこだわりがあるとのことですが、黄身の色が山吹色というか、オレンジ色に近い。なので、プリンの色もとっても黄色が強いです。
生プリン、焼きプリン、それから、最後に贅沢生プリンの順番に味わったのですが、やっぱり‛贅沢’とついているだけあって、贅沢生プリンにはバニラビーンズがふんだんに使われていました。バニラエッセンスによる風味というのは、何となくわざとらしい気がするので、不要だと考えておりますが、ビーンズだと違いますね。やっぱり。
それと同様、やっぱり、使われている材料によって、プリンの味は大きく変わります。この3種類はもちろん一気に食したわけではありませんが、しかし、「違い」については明らか。ついつい原材料表示を見てしまう私ですが、やはり、「牛乳」が使用されているほうが自然の味に近い気がします。たくさんの原材料が使われていないほうがおいしく感じるというのもありますね。‛贅沢’をかみしめながら、おいしくいただきました。甘さは控えめになっているのかもしれませんが、でも、甘すぎではないけれど、甘い。
さて、「議会事務局はなぜ活性化しないのか」という問題意識は…多かれ少なかれ、地方議員であれば感じている人多いと思います。かなり共通認識化できるところ。そんな中で、「キラリと光る議会事務局」と言えば、やっぱり、大津市が一番最初に思い浮かぶのではないのかなあと。そして、そのあと、最近は取手市の議会事務局の評判も耳にします。
若手市議会議員の会のオンライン研修会のお題が「議会事務局」でしたので、興味深く参加しましたが、いずれの参加者(議員)も「議会事務局の調査機能を高めたい!」という意識があり、そのためにどうすればいいのか?という悩みにぶつかっているように思いました。
「局長次第」
これは私の結論。局長が議会事務局にどのような思いれがあるのか。思い入れというよりは、「議会が市民のためにどうあるのか」を真剣に考えるか考えないかで大きく変わります。しかし、議会事務局長と言えども、身分としては「市役所の職員」であって、首長部局からの出向扱いですから、ついつい「首長部局のやりやすさ」を念頭に置いて行動してしまうのですね。それはそれで、理解できないものでもありませんが、しかし、そこは「どういう立場で仕事をするのか?」という本来部分をどこまで突き詰めて議会事務局長として行動するのかによって大きく大きく変わります。「市民にとっての市議会」、あるいは「民主主義のための市議会という装置」…どう機能させていくべきなのか?を考える時、時に、そこは「首長部局のやりやすさ」と対立することもあるのです。ただ、その壁を乗り越えられるかどうかできっと議会事務局の在り方も変わるでしょうね。
と思います。
で、参加した研修会で意見交換したときに、「なるほど」と思ったのは、「議員出身で市長になった人たちって、議会事務局の活性化のことを考えて、人材を送り込んでいる感じあるよね」という話し。要するに「議会の機能が高まることによって、仕事がやりやすくなる」ということを実感としてわかっている首長さんが数名いるよね…という話しです。
あ、そう。それ、わかるかも。もう、今は昔…ということですが、三重県知事だった北川正恭さんがそうでしたね。北川さんが知事時代に三重県議会が大きく改革されて、その機能が飛躍的に高まったことは有名な話。
あ、多摩市議会はどうでしょう。これについては、ここであれこれ述べることは控えるわけですが「活性化しているかどうか」という点からいえば、もっと頑張れるはずだなあ…ということで、期待を込めておきたいと思います。かつて私が「議会基本条例の制定に取組んだ時代」あるいはその後…ということで、歴代の局長さんの顔ぶれを思い浮かべるのですが、「市民のために市議会はもっと頑張ったほうがいい」と直接述べていた局長さんもおられましたね。ああ、懐かしい話…ということでした。
いずれにせよ、議会事務局を活性化するためには、「もっともっと議会機能が高まるように」と望む首長の存在が大きいのかもしれません。多摩市に限らず、全国的に捉えた時の傾向として。そういう意味でも…「議会事務局長」というポジションを重視し、人を送り込まねばならないと意識する首長かどうか、その市の人事の考え方も問われるのでしょう。
「もうすぐ退職が見えている人たちが議会事務局長のポストに来ることが多い」
なんてことも、実は研修会の中で出てくる各地の議員共通の悩みどころかもしれませんねえ…とかとか。「議会事務局」を語るというのも議題としてはなかなか意見交換のし甲斐があるテーマ。この課題については、これからも考え続けていきたいですね。民主主義をどうつくるか、地方自治をどうしていくか…にも直結する重要テーマですから。
ぜひ、これに関するご意見!…お寄せいただきたいです。