この形式がいつまで温存されるか?…という話し。

前例主義を全面的に否定するわけではなく、必要な場合もあるだろうと思いますが、やはり見直しをしたほうが良いのではないのか?と思えるようなコトはいくつもあるような気がます。見直しをして、もっとより良く会議体を動かしていく方がいいのではないか?という意味。

「市民の傍聴に耐えられるか?」という評価の視点が求められるようにも思うのです。とは言え、それについても個々人の価値観や考え方によっても捉え方は大きく異なるのかもしれませんが。

本日は三多摩上下水及び道路建設促進協議会第三委員会がありました。生活環境常任委員会の充て職ですので、有無を言わずに出席をするわけなのですが…。想定通りに、会議時間は約30分弱という…。奥多摩町の方なども会議に出席をされているわけですが、このために来て下さるのかと思うだけで、個人的にも申し訳なさを感じてしまうわけです。かく言う私も…事務局職員さんも随行して、一緒に出席をするわけですが、往復時間などを考えても…「この時間で、もっと他のこともできるのに、何と言う…。」と思います。

「時は金なり」という言葉を思い出さずにはいられない会議の一つ。きっと私以外にも同じ感想を持ちながら、出席されている方も多いだろうなぁと思いますが、「こんなもん。」と納得しているというか、理解しているというか、年に3回ほどの会議出席だけをこなせばいいと思えば、仕方ないという諦めなのか。

ネット環境がこれだけ整っているので、テレビ会議にでもしてくれると楽なのになーと。会議の進め方も、「段取りどおり」というわけで、「前例に従いまして・・・・」という会議を進行するための台本にも書いてあるのが特徴。

いずれにせよ、この会議をやるために準備を下さっている事務局のみなさん、今回は福生市議会の事務局、他出席者のみなさま、お疲れさまでした…。私はこうした会議の在り方も、もう少し、バージョンアップさせるというのか、こうした形式から脱皮していかないと、市民から見るとますます「議員たちは何をやっているの?」と言われかねないと危惧しております。

ただ、とりあえず、与えられた役割をまずは耐えてこなします。個人的な意見を述べる場ではなく、多摩市議会の代表として足を運んでいるわけなので、こうした話しをまずは我が多摩市議会の中で共有しないといけないんでしょうね。「まあ、こんなもの」でやり過ごすのが吉という結論が出そうですが。

午後から、多摩センターのキャリア・マムさんのカフェのところで「ざくろ酢サワー」をいただき、子どもたちを対象にしたプログラミング教室の2日間のキャンプを見学。子どもたちの姿は撮影できないので、風景だけ。

6名ほどの子どもたちが参加していました。学年は小学校1年生から6年生まで。初参加の子どももいたようですが、フォローに入っている大学生と楽しく会話をしながら、プログラミングに触れる時間を得ているようでした。

スクラッチマインクラフト。

これを教材としているようでした。ゲーム好きの子どもたちにはとっつきやすく、楽しいものなのかもしれませんが、私みたいな人間は…その面白さがいまいちよくわからず。子どもの頃、私の家にはテレビゲームがなかったので、こういうものを見ても全くワクワクもしなかった。

しかし、子どもたち、慣れている子どもはテキストの内容をはるかに超えたところで、モリモリと自分オリジナルの世界で、もりもりプログラムをセットしていくような感じなので、「アナログ人間にはなかなかりかいできない分野である。」とまずは思うわけです。

プログラミング教育が必修化。

反対はしません。将来に役立つスキルを子どもたちが身に着けていくことの必要性を否定はしません。ただ、個人的には学校でプログラミング教育をいくらやったとしても身に着くまでにはいかないだろうと感じています。小学校での英語教育みたいなものと同じ。きっと「こういうのがプログラミング」というのを知るくらいの話しかなあと思っています。

例えば、プログラミングの授業で宿題を出すにせよ、学校でも自宅でも一人一台タブレットやPCに触れることのできる環境が全ての子どもたちに保障されているわけではありませんから、難しいですよね。そう思うと、プログラミング教育が必修化されるその先、本気で「身に着けさせる」というのであれば、子どもたちの学びの格差が生じ過ぎないようにするための環境整備も求められそうな気がするのです。そこまでの保障は仕切れるのか?ですね。すべてのご家庭にWi-Fi環境があるわけでもないです。ですので、こうしたプログラミング教室もお安くはないので、通える子ども層も限られそうな気がしますし、その子どもたちだけがどんどん上達してしまうのかな?なんて思ってみると、今の社会を映し出しているような気がして仕方がないのでした。

今日のプログラミング教室は、はるかに私よりも年代の若い方々で運営されていて、子どもたちはやっぱり大学生くらいの年齢に親しみを感じ、いい関係性を育めるんだなあ…ということを確認できたことも収穫の一つ。特に私の場合、すでに、子どもたちの親世代なので、なおかつ「プログラミングとか、よくわからない。」というまさに昭和世代…の遺物になりかかっていることを自覚しました。