豊田市へ行ってきました!

週末は各地域で夏祭りでした。お天気過ぎるのも大変ですが、でも、台風などで中止になるよりはいいですね。暑さで体力消耗するなあと感じています。

今日は朝から、会派のメンバーで愛知県の豊田市へ。目的は「都心の未来デザインブック」についてヒアリングをしたいと思ったため。つい一週間ほど前に、「やっぱり、直接、話しを聞いてみたい!」と思い立ち、連絡をしたのですが、とても対応がよく、受け入れてくださいました。せっかく足を運ぶので、街の様子も見てみたいと思ったのですが、公共施設は月曜日が休みのところが多く、文化ホールや図書館、美術館、博物館などは行けず、結果的にはトヨタ会館が開館していることが分かったので、工場見学までしてきました。こうした機会でないと、なかなか見に行かない場所。工場見学も見応えがあるというのか、ロボットの活用や働いている方々の姿などを見学させていただき、勉強になりました。

そして、「都心の未来デザインブック」の話し。課長さん、副課長さんからヒアリングをさせていただきましたが、プレイスメイキングのことを含め、とても丁寧に取り組んでこられたことがわかりました。

今、多摩センター活性化についても「クリエイティブキャンパス」という、多摩市オリジナルを否定はしませんが、あまりなじみもなく、理解するのがなかなか難しい構想に向けての取組みが進んでいます。なじみがないので、雲をつかむようなことになっているような気もしています。豊田市は駅前のにぎわいをつくるための「空間デザイン」という観点から、市民参加を取り入れながら、改良や改善を加えていき、「ハーフメイド」という発想で取組みを進めていました。特に印象的なのは、実験という形で試行したことの結果に基づいて、道路区域になっているペデストリアンデッキの一部を、普通財産にすることで管理を変えることにより、長期的にカフェを設置するなどができたといいます。使いながら、次のよりよい使い方に向けて、仕組みも変えていくというのは、まさに「使いこなし」ができる場づくりをめざすからですね。

「なるほど。」と思いました。

「つくる」ではなく「つかう」と両輪で、ハードとソフトを一緒に考えていく。豊田市では都市整備部門がそれを引っ張ってきたようですね。でも、これは、実は簡単なことではないはず。何せ、「縦割り行政」ですから。その意味では、豊田市には、この取り組みを進めるにあたって、リーダーシップをふるってきた人材がいたようで、都市整備部門の中にソフト的な取組みを考える担当者を配置したという話しも伺いました。

それも「なるほど。」という話し。

いろいろ盛りだくさんで、資料などもいただいたので、これから読み込まなければなりません。多摩市にも活かせそうだなと思われるヒントがたくさん詰まっている資料です。説明の後、実際に、駅前空間など広場なども案内をしていただきました。駅前に新しく完成した「新とよパーク」には「電源」(100V、200V)も準備してあって、使用できるような設えにもなっていました。活用のしかたが限定されない場所になっているものの、堂々とスケボーができる広場でもあり、なかなかいいなあと思いました!

「行きたい場所がある!」ということで、会派メンバーに声をかけ、みんなが都合を合わせ、一緒に足を運べたことが本当によかった。日帰りという、スケジュール的にはキツキツでしたが、かなり有意義でした。