令和元年第2回定例会始まりました!

多摩市議会が始まりました。フェイスブックページでの発信力をアップすることが議長公約になっているので…事務局もいろいろ工夫しながらになるのかなあなんて思っております。フェイスブックページを公式に活用するというのも、事務局裏話的に言えば、なかなかの苦労があるのですね…「私的では無い」という点が難しいというわけです。事務局が更新することになっている限り、「面白さ」は期待できないのかもしれません。ただ、更新頻度を上げることは努力をすればできるかも。

いつもどおりに開会し、そしてまた、いつもどおりに議事が進み、一般質問が始まりました。しかし、今日は一番最後に発言順が廻ってくるということもあり、トップバッターからの他の議員の皆さんの質問が全く耳に入ってこず。自分のことだけに専念し、かなりの集中力を発揮している自分を自覚してしまうほどでした。

私が今回取り上げたのは「多摩市の不登校対策について」ですが、この問題については、4年間をかけてじっくりとフォローをしていくつもり。

さしあたっては今日の質問は‘導入’と位置づけることにし、「まずは現状を的確に把握することの必要性を共通認識にすること」を質問の目標としました。

「何をしなければならないのか?」については、常に現状把握したところからしか生まれていかないと思うのです。ですので、私としては「現状把握の必要性」をしっかりと認識してもらいたい、認識がされたなら、次には「そのためにどう努力をするのか?」を考えてほしいということですね。

インプットが良ければアウトプットは必ず良くなるわけであって、インプットが悪ければアウトプットも悪くなる…。私と同様に、市教委が「不登校対策に取り組む必要性」があると考えており、取組みの優先順位も上位に位置づけていくのなら…まずは実態把握を徹底的に行っていかねばならないと主張しました。今日の主張はこの一点に尽きると言ってもいいくらい。

不登校の子どもたちの状況、状態というのは深刻です。小学生も中学生もその数は減ることはなく、増える一方。特に中学生になると、学年が上がるずつその数も増えていきます。もちろん、市教委が何もやっていないわけでなく、学校現場も、教育センターも、あるいはその他機関でも相談対応など含めて取組んでいて、「現場は努力している」「現場は大変」ということはあるのだと思います。でも、解決されていかない。

だから、その現実をどう受け止めるのか?が大事です。つまり、「今のままで取組んでいていいの?」ということです。

今、取り組んでいることが「的外れ」なのかもしれない…くらいの厳しい視点を持ち、自分たち自身の振返りをしてほしいということですね。自分のやっていることを否定するというのは、かなり勇気のいること。でも、実際には「これで本当にいいんだろうか?」という視点を持たずして、次には進めないと思うのです。客観的に自分たちのやってきた取組みに評価を与えていく時、次に何をすればいいか、どう改善策や手立てを講ずればいいのかが見えてくるのではないでしょうか?

それとあわせ、子どもたちを取り巻く社会環境も大きく変わっていて、それに伴って子どもの暮らし方というのか家庭の環境も大きく影響を受けていることも事実ですし、外部環境の変化についても捉えて分析していく視点も必要ですね。

次なる施策の展開にステップアップしていくためには、かなり膨大にやることがあると思っています。そして、もちろん、今やっている業務をストップするわけにもいきませんから、それと並行してやっていくというのもまた大変な苦労が伴うこととも思っています。でも、「本気で何とかしたい…」と思う人たちが集まれば、エネルギーが発揮されるはずなんです。だからこそ、問われるのがリーダーシップだったりするわけですが。教育長が今まで以上の情熱を発揮してくれれば、動くのではないか?と思うのですが、それ以上にやっぱり、「支援の必要な子ども・若者へのサポート・体制づくり」を「健幸まちづくりの更なる推進」の3つの重点課題のうちの一つに掲げている市長のリーダーシップにも期待したいですね。

今回は市長には答弁は一切求めませんでした。なぜなら、市長が私の第一質問に対して答弁をしなかったこともあり、「その程度か」とも感じたからでした。まあ、答弁時間をどうするのか?などと内部では事務的調整があったのかもしれませんが、「市長の想い」があるところでは、やっぱり、市長には答弁してもらいたいものです。そんな内部調整などを超えてでも「これだけは言いたい」ということなら率先して答弁をしていただきたいですね。それこそ、市全体としても「重点課題」に掲げている「支援の必要な子ども」にピッタリくるのが「不登校対策」ではないのかなあ。

あ、「お手柔らかにお願いします」と教育部長から言われていたので、かなり今日は穏やかに質問をさせていただきましたけれど、他からは「随分厳しいねえ」とも…。でも、やっぱりこっちは真剣にやってほしいと思っているから、力も入りますよね。今日はまず「導入」という位置づけでしたので、また、次回…さらに私も調査を進めながら、他市の事例なども学びながら、多摩市で困り感を持っている子どもたちのために「もっとできること」「こうしたほうがいよいこと」を考えていきたいと思います。

ちなみに、今日、私が質問の目標として定めた「現状把握の必要性」については、答弁を聞く限りでは理解してもらえたようですが、理解されていたとすれば、きっと伴う行動が見えてくるはずなので、そこをフォローしていかないとなあ…。

少し解説が必要かもしれませんが、今日使用したパワポの資料はこちら(不登校の児童生徒の数の推移)です。市からもらったデータを一夜漬けで加工したこともあって、出来栄えはいまいちですが。