福生市へヒアリング調査。 

福生市の加藤育男市長は桐朋つながりの大先輩で、昨年もそのつながりで教育施策についてヒアリング調査を行ったので、そのフォローも兼ねて、川越教育長にお話を伺ってまいりました。市長は忙しいかなあと思いましたので、連絡することを控えましたが、市議会議長会あるいは基地協でもとてもお世話になった福生市議会の杉山行男前議長にもご挨拶をさせていただきました。

「とにかく教育が大事。教育に力を入れなければならないということを議員はみんな現場を見ながら感じている。」と杉山前議長がおっしゃっていましたが、一般質問でも「教育施策」に関連する質問をする議員さんがとても多いそう。そういえば、「教育費だけがどんどん膨らんでいく…」というような(うれしい?)市長のつぶやきがあったやに思い出しましたが、福生市の教育に対する力の入れよう、そしてまたそのためにしっかりと計画をつみあげていく手法…非常に参考になります。今日の話の中心は不登校への対応にどう取り組んでいくか?という視点で川越教育長にご意見を伺ってきたのですが、「教育福祉」という言葉がひとつキーワードになりそうですね。私も自分自身の政策の中に「教育福祉」という言葉を用いているのですが、この視点から改めて施策を捉えなおし、そのために必要な体制を構築していくことも必要ではないかと思っております。一足飛びにはいかないはずなので、さて、ここをどうするのか?ですね。

いずれにせよ、そもそも、不登校に対する課題意識の高まりはあり、多摩市教委も一見取り組んでいるかのような印象もありますが、しかし、その取り組みが成功していれば、不登校の子どもたちの人数は減るはずですね。決して減少することはない、むしろ増加傾向にあるところ…。要するに、今の取組みが上手くいっていないとも言えるわけです。なぜ、上手くいかないのか?その要因を市教委が分析できていなければならないことを感じまして、早速、現場の実情なども調べていかねばと考えております。

川越教育長は諏訪中学校で校長先生を務めておられ、その後、福生の教育委員会を経て、落合中学校の校長へ。その後、福生の教育長に就任されました。そんなつながりで、時折、いろいろと意見交換をさせていただいています。川越教育長の素敵なところと言えば…やっぱり「生徒からの分厚い信頼!」ということにあるのではないか?と思っています。校長先生と生徒というのはやっぱり距離がありますし、それほど太いパイプでつながっている…なんてことは普通はあまり感じないと思いますが、私が諏訪中学校時代の川越先生の印象は違いました。校長先生と生徒との信頼関係がにじみだすというのか、子どもたちの姿からもしみだしている感じだったのですね。もちろん、そのことはひいては保護者との信頼関係にもつながってきますね。地域でもとても人気があったというのは失礼かもしれませんが、非常に評価をされていた先生でもありました。

そんなわけで、福生市のほそ川さんの川越教育長おすすめの「ごぼう天蕎麦」をいただきまして、もちろん間食しましたら、満腹になりすぎました。いろんな話を聞いてしまったので、それとも合わせ、消化するのが辛くなりつつ、帰路に就いたというわけでした。とても充実したヒアリングでした。ありがとうございました。

杉山前議長にもタイミングよく、お目にかかれてとてもうれしく思いました。杉山前議長もまた教育に対する想いがとても強く、意見交換が弾みました!