12月議会 一般質問が終わりました!

忘れたころに送られてくるものだ…と思いましたけれど、かなり必死というか、締切直前に書き上げた推敲不十分なままお送りしてしまった毎日フォーラムへの寄稿。12月号です。娘…「えっ?これいつの写真。キモ。」といういかにも中学生らしい感想を述べていましたけれど、ホント、自分でもそう思っているので…。

今日で一般質問の5日目が終了しました。トップバッターの飯島議員は「エビデンスに基づいたがん検診を!」というテーマで非常に明解で「なるほどなるほど」と聴いている人たちみんなが頷けるような内容の質問でした。帰宅してから、思わず…インターネットで情報収集というか、収集までも行かないけれど、いろいろサイトを見てしまう私。まずは厚生労働省のサイトからチェックですね。ついつい忙しいと健康診断を後回しにしてしまうというのは…私も…。受診率向上を語る前に、まずは私自身が病院でヘルスチェックをせねばと反省しつつ、やりとりを聞いておりました。

次は藤條議員。「プログラミング教育」と「特殊詐欺への対応」という2つのテーマでしたが、主にプログラミング教育の方に力を入れた市教委とのやり取りでした。プログラミング教育は取組んでいかなければいけないことなので、そのための体制づくりが大変ですね。先生たちもやることがてんこ盛りになっていくという…しかし、その指導ができる先生たちってどのくらいいるの?…ですね。かつて愛和小学校で松田前校長がいろいろと実践をされて、かなり先駆的な取組みもしていたわけですが、その取り組みも今は、小金井市の前原小学校に引き継がれてさらにバージョンアップされていて…。私個人的には何とも複雑な気持ちになります。
プログラミング教育については、藤條議員も見学に行かれたという「子ども向けのプログラミング教室」に、「ぜひ、見学にいらしてください」とお声かけをいただいたので、私も近々足を運んでみようと思っています。プログラミング教育…子どもはゲーム感覚というのか、ちょっと教えただけで、次々と自分で機器を操作して、大人の想像力を超えるというのか、アナログ時代にどっぷりつかってきた私の頭でも追いつけないような勢いで楽しんで学んでいくので…前原小学校に見学に行った際も「子どもたちに学んでいる。」と先生がおっしゃっていたのが記憶に残っています。まあ、何のためにプログラミング教育をやるのか?という目的…これはプログラミング的な思考…つまりは、論理的に物事を考えていく力を磨くということなんですよね。ですので、すべての教科がプログラミング教育と関わっているのです。なので、<教科×プログラミング教育>で、指導内容というのか、どうやって指導を進めていくのかという意味では先生たちの力量がものすごく問われていくでしょうね。私みたいな昭和頭の保護者はもう置き去りにされてしまうなあと自覚しております。

それでも取組んでいかねばならない限り、最先端の発想で取組める人たちと協力しながら、一緒にやっていく必要がある。そして学びの内容を優にしていくために後押しすること…ここに市教委の役割があるのだろうと考えています。

お昼休みになり、一息ついたところで、今日は一般質問も最終日なので副議長に交代はなく、そのまま議事進行へ。小林議員から「横田基地返還をめざす」という視点での質問と、通学路の安全確保に関する質問。いつもながら、「横田基地問題は市政の課題ではないので」というスタンスで無味乾燥な答弁と小林議員の熱い質問のやりとりが繰り広げられまして、阿部市長もこの問題については政治家としてではなく行政組織の長として答弁するという姿勢は変わらないなあと確認。まあ、それはそれで、仕方がないことかなと思っていますが、共産党会派の皆さんの立場からは「もっと、はっきりと市長の姿勢を示してほしい。」と歯痒く感じておられるだろうなと。共産党会派の皆さんも市長のことを支援していますので。

続く、橋本議員からは飯島議員と同様にがん検診のことにも触れながら、「市民の健康問題を考える」、「災害対策」について質問がありました。特に、健康問題に絡めて国民健康保険の保険税負担が重くなる方向性に対し、苦言を呈されていましたが…そういう問題も含めて、市政運営全般を捉え、考えるとき…一方で、多摩市に今後ますます圧し掛かってくるだろう公共施設の改修問題やらが密接に関わってくるはずで…私の中では「それはそれ」とどうも頭の中では区切れないんですよね。述べられたご意見には頷けるし、その通りだと思う一方で、ちょっと俯瞰して市政全体の運営を捉えてみるとき、どのような解を出していくべきなのかと唸ってしまう。(こんなサイトがある)

最後、一般質問を締めくくって下さったのは本間議員。「長期化、高齢化するひきこもりの方への相談支援」のことについては、まだまだ始まったばっかりで、支援の必要性を感じているのであれば、今後、どのような体制を整えて、さらに充実させていくかが問われるんだろうなと思いながら聞いていました。そして、やらねばならないと考えているけれど、いまいち未だ動ききれていない行政の状況も確認できたような気がします。一つひとつ事業をやるにも、予算確保も含めた準備を整えていくのに…時間がかかるのは行政ならではかもしれませんね。そのことを理解したうえで、しっかりと支援を進めていかないといけないという視点から後押しされていた本間議員の発言は好印象でした!それにしても、前向きに取り組もうとしてくれていればOKと思うわけですが、議場での答弁がその場しのぎになっていないことを願うのみです。

さて、5日間の一般質問…私自身も私以外25名の議員の皆さんからたくさんのことを学ばせていただきました。私には持ち合わせていない視点などに触れると脳は活性化します。そして、私にとってのこの5日間はブログにて勝手気ままにここで感想を綴る日々でもありました。

議員は一般質問のために準備をして、勉強もして、当日に臨みます。毎回、緊張して、毎回、発言が終わるたびに反省もして…の繰り返しです。言い足りなかったこと、上手く伝えきれなかったこと…毎回どこかに反省があるんですよね。でも、それはきっと行政側の答弁者も同じことかもしれないなあ。いずれにせよ、ここでのやり取りが市民生活を支えていくことにつながっている…まちの方向をつくっていくことになるんだなと思うとき、やっぱり、すごいことだなってしみじみと感じています。議員の皆さんがそれぞれに日々の活動に取り組まれていることにも頭が下がるというか、なんか、「ありがとうございます」という気分になるんですよね。これは議長になって改めて感じていることなんですけれど、多摩市議会が市民のため働く議会として存在価値や意義を高めていく…議員の皆さんの活動があってこそ!なんですよね。そう思うと、共に議席を持ち、会派は違えど、考え方は異なるにせよ、一緒にここで働いているみなさんにありがたいなって感謝の気持ちでいっぱいになるんです。