12月議会 一般質問4日目。

 

今日はいつもどおりに始まり…そして全国的な通信会社のトラブルにより…インターネットが接続できなくなり、タブレットが使用できなくなるという事態に。すべての資料はクラウド上に保管してあると、こういう事態になるのですね。やっぱり「紙」は確実だわ…と思った一日でもありました。一応、こういう感じというわけで、写真をアップしておきました。左側が接続不可の状態、右側が正常な状態。こうしたトラブルにも対応できるようにしないといけないなあ…と学ぶことが出来ました。リスク管理。

それはさておき、今日の一般質問は大野議員から。大野議員は「建設キャリアアップシステム」について取りあげ、多摩市は公契約条例をいち早く制定したことを考えても、こうしたシステムの導入に積極的にあるべきだと指摘していましたが、市側の答弁は煮え切らず。何だか残念。そして、大野議員がずっと問題にしている市役所組織の体質改善の問題…風通しのよい組織作りに対する市長のリーダーシップ…ここについてもいまいち煮え切らないというのか、言葉だけが空回りする答弁という印象。組織の風通しの良さについては、新しくて古い課題というのか、前市長の時代からも指摘し続けているところかもしれませんね。でも、トップが変われば変わるはず…ということで、阿部市長に期待をしていた分、「なぜ?」という思いを強く抱いてしまうというのも正直なところ。そのきっかけになっているのはこちらの報告書。「職員がわだかまりなく意見を述べることのできる職場環境は重要であり」とする答弁はそのとおりで、「特に私をはじめとする城跡者ほど留意する必要があると考えています。」という答弁をぜひとも組織に浸透させてもらいたい。実践してもらいたいものですね…管理職の皆さんに。

次の桐木議員は、ご自身が介護事業者を営んでいる関係から…その立場から見えてくる課題について触れておられました。専門的というのは、事業者の立場を代弁しているなあと思われます。そしてまた、東京ヴェルディのホームタウンである多摩市が積極的にチームを応援していきましょう!…と市長にも促していたわけですが、東京ヴェルディって多摩市のみならず、いろんな自治体とホームタウン契約している感じなんですよね。チームのファンを増やすというのも苦労が伴うんだなあとギャラリー的な感想しか述べられませんが、ホームタウンどうしでなんか競り合っている感じがしてしまうのは気のせいでしょうか?

ここで昼休みに入り、昨日と同様、昼休み後の2時間は三階副議長と議事進行を交代していただきました。そして、冒頭で書いたように通信会社のシステムトラブルにより、インターネット接続が断絶されてしまうという…。議長室でインターネット中継を見ていましたら、途中で中継が途絶えてしまい、「なんか、おかしい。」と思っていたら、結局、今日の会議が終了するまでずーっと接続できないで終わってしまいました。増田議員、遠藤ちひろ議員、渡辺議員と質問する側もタブレットの画面が見れなければ焦りますよね。市長の第一答弁書なども含めて、すべてタブレットを通じて配布されていますので…。

増田議員は地域課題にこだわった質問がズラリ。これだけ地域に特化して、地域課題をとりあげて質問される議員さんはいないという意味で、私、すごいなと思うのです。乞田地域の課題に熟知されているというのか、とにかくも地域のみなさんと話し合いながら、質問を組み立て、作成されているというのも私の活動スタイルとは全く異なっていて、それはそれですごいなあと思うわけでした。

そして、その次、遠藤ちひろ議員は「多摩中央公園を中心とした『クリエィテイブキャンパス構想』とはなにか?」をテーマにした質問。「市民に『クリエイティブキャンパス構想』とはなにか?と質問されると、私は説明ができない。市長にぜひ、その概念を説明をしてもらいたい。」ということで、問いかけていましたが、市長も「市民から聞かれるとすごく説明が難しい」と前置きをしながら、「市民にとって創造できる。創造性、チャレンジできる。市民が私がここにいるを実感できる。」みたいなことを説明されていまして…「あなたが大事にしたいことを実現できる公園」ということなども述べられていまして、やっぱり、わかるようでわからなかった…。さらには「あなたの夢が実現できる…」というのもやっぱり、なんだかわからない。

最後、渡辺議員は「地域公共交通について」をとりあげ、自動運転技術のことを述べられていましたが、バスもタクシーもドライバー不足は深刻になっているのは周知の事実。公共交通網の充実どころではなく、それ以前にまずはドライバーの確保が課題というのは多摩市のみならず、社会全体の問題になっており、自動運転技術に大きく期待されていることは間違いなしですね。とは言え、実用化になるためにはまだ少し先になりそうかなあと思っていますが、とにもかくにも技術革新、日進月歩…その進展には目を見張るものがあります。渡辺議員は「自動運転の軽車両にハローキティのラッピングをして走らせれば、シティセールスになる!」と提案されていましたが、これはとてもいいアイデア!ぜひとも実現してほしいですね。

渡辺議員の一般質問はいつもとても楽しい。エンターテイメント性があるというのか。傍聴者はもちろんのことですが、議員も管理者もみんな聴き入ってしまうんですよね…私もついつい「次、どんなこと発言してくださるのだろう。提案してくださるのだろう。」と議事進行を忘れてしまいそうになります。

そういえば、今日は小田急多摩センター駅のアートステーションがお披露目になったのかな。シティセールス政策監がそのためのセレモニーに出席するために、一瞬、議場を空けたようでした。シティセールス政策監として答弁が求められることはないだろう…と思ったのでしょうか?まあ、仮にも不在にしている時に答弁を求められることがあれば、副市長あるいは市長が答弁すればいいだけの話かもしれませんけれど。「議会に対するスタンス」が何となく透けて見えてしまう感じで議長としても、個人的にも「あ、そうなんだなあ。」と苦笑するしかないですね。

明日は金曜日、一般質問も5日目で最後の5名が発言します。こんなにも議員が熱心に一般質問に登壇する市議会も全国的に見れば’稀’であることを市民のみなさんにも知ってもらいたいものです。そのくらい多摩市議会の議員は私が言うのもなんですが、すごく真面目に活動していると言えます。だからこそ、シティセールス政策監が「答弁が求められることはないだろう。」と踏んで、席を空けたというのには「残念」をいっそう感じるのでした。まあ、シティセールスで多摩市の外交というのか営業というのも大事だとは思いますけれどね。とは言え…デス。(というか、もし「答弁が求められるかもしれない。」と判断していたなら、どう対応したのか?が知りたいですね。)