「次の作品のことを’今から’考える」

多摩市民文化祭。書道展と和紙人形、クラフトの作品展示がありましたので、足を運んでまいりました。書道展では一つ一つ作品の案内などもしていただきながら、じっくり見ることが出来たのですが、90歳を超えてもずっと書道を学んでおられる方などの作品などを見ると、それだけで素晴らしいなあと感動してしまいます。ひと筆ひと筆・・・心を鎮めて、集中して・・・高校生以来、書道とは疎遠になり、今は、娘の書初めにお付き合いするくらいですが、すっかり筆の持ち方も忘れてしまっている感じです。

いろいろと足を運んだ場所で時々、筆ペンで「芳名帳」に名前を書かせていただくことがありますが、それは私にとっては顔から汗が出るように恥ずかしいことであって、サインペンが置いてあるとホッとすること多いです。

先日、六本木まで行き、毎日書道展にも足を運んだわけですが、ものすごい作品数で見きれなかったです。多摩市からも作品を出しておられた方もいらしたようですが、その作品を見つけるのがとても大変!知り合いの作品を1つを見つけるだけでも大変だったのですが、その時にも「書」って凄いなあと感心して帰路に着いたことを思い出します。いろいろな流派があるようですが、もはや「芸術」だなと思います。特に「詩文書」というのは、すごく創作性があるというのか、デザイン性があるというのか、感性とセンスが書にしたためられている気がします。いくつもの大作が飾られていて、作品をつくりあげる集中力を想像しながら、楽しんで見させていただきました。

そして、こちらの作品。これも「詩文書」ですが、オリジナルの作品になっていて、まさに「Art」!

与謝野晶子さんの詩。写真は映りがいまいちですが、書の上部にあるのもまた、同じ「詩」を一字ずつ篆刻で表現しています。運良くも作者の山地さんにもお目にかかることが出来たのですが、使用したという篆刻を見せていただきました(私と同じように興味関心を持つ方が多いようで、実際に使用された篆刻を説明用にと会場に持参されていたよう)。

 

何がすごいって…これも、山地さんがご自身で作られたもの。ひらがな46文字全て!…「1日でだいたい1文字ずつくらい完成させていった」と伺いましたが、ホント、びっくり。ちなみに、この作品はロシアに足を運ばれたときに、ご覧になった石碑を思い出しながら、完成させたと伺いました。ユニークな作品でもあり、「書道」の域を超えているなあととても印象に残った作品です。

和紙人形の作品コーナーでは副田昌子先生に直接、お話を伺うことができました。かわいらしいお人形がとても好きで…と和紙人形をはじめられたきっかけのようです。本物の和紙はとても固く、折るのはとても大変で「手が痛くなる」ほどと伺いました。こちらも一つひとつ、集中し丹念に想いを込めながら、お人形に「命」を吹き込むのかなあと思いながら、拝見させていただきました。今ではだんだんと「手すき和紙」の職人さんも減っていると伺うと、こうした日本の伝統文化を守るために取組まないといけないことがあるのだろう…とぼんやりと感じたひとときでもありました。先生は海外でも作品展を開催されているようですが、日本の昔話をモチーフにした作品の数々はとても人気だと伺いました。

基本の作り方というのがあるようですが、すでに先生はご自身でオリジナルの作品をいくつもつくられています。今度、聖蹟桜ヶ丘の京王デパートでも作品展が開催されると伺ったので、また足を運んでみたいと思っているのですが・・・先生はこうした作品を仕上げていく中で、着物姿、和服のお人形をたくさん手がけておられます。着物姿や和服の時の振舞いというのか仕草をカタチにしていくのには、もちろん技術も必要なわけですが、やはり自分自身が「知る」必要があると感じられ…そのために並行して踊り(日本舞踊)も始めたのだとか。作品づくりの意欲というのか、その徹底ぶりというのか、いい作品にしていくための努力の在り方、学ばせていただいたのでした。一つを極めるというのは、やはり並大抵のことではなく、どんなことにも共通して言えることだと思うのですが、人知れずものすごい努力により支えられているモノなのだろうと…しみじみと感じたひとときでした。

そしてまた、書道展でも伺ったこと、副田先生からも伺ったのですが、既の作品のテーマをいつも考えているとおっしゃっておられたのが心に残っています。特に、書道展の場合には…来年の市民文化祭に出すための作品を今から練習し始めるという方もおられるのだとか。すごいですよね。今から、一体どれだけ練習されるんだろう…と思います。想像するだけでも、その「努力」というのか、自分自身をよりよく高めていくための研鑚・・・頭が下がります。「市民文化祭」があるって、いいなと。文化祭のために自分磨きをされて、努力されている皆さんの作品などに励まされるというか、私も頑張ろうって思えるのがありがたいですね。

一足早くで、永山のイルミネーションが点灯!駐車場がすごくキレイで私…感動してしまいました。うれしい♡

多摩市から羽ばたいて!

石坂奏さんがパルテノン多摩の小ホールで初めてのリサイタルを開いてくださり、足を運んでまいりました。1995年生まれ!…って、私が大学に入学した年です…。初めてのリサイタルにパルテノン多摩を選んでっ下さったということがうれしいですね。ここが出発ということになるでしょうか?多摩市生まれ多摩市育ちで、現在は東京藝術大学の大学院で学ばれています。ピアニストをめざすような方の場合、高校生から音楽専門の道に進むために高校を選ぶのかなあと思うわけですが、普通に都立高校に進学し、なおかつサッカー少年だったそう。きっととても努力家で、どんな時もピアノのレッスンだけはずっと欠かさなかったんだろうなあ、きっとピアノがとっても好きなんだろうなあって思ったわけです。今日は石坂さんの演奏を聴くのは3回目なのですが、とてもていねいで紳士的な方だなあと思うわけです。彼の奏でる旋律も、そんな「音」になっていると私は考えております。

初リサイタルでセレクトされていた作品は「どこかで聴いたことがある」というドビュッシーやショパン、リストの名曲などなど。とても聴きやすい作品ばかりで、あっという間に時間が過ぎ、とても楽しいひと時でした。生まれたここで演奏活動を続けていきたい!…という言葉が何よりもうれしく、応援したいなあと思いました。頑張ってほしい。

石坂さんと同じように音楽の道を志している若い世代の皆さんもともに活躍してほしいですし、その活躍を応援できる地域でありたいなあって思います。そしてまた会場がパルテノン多摩の小ホールだったこともあり、やっぱり、「パルテノン多摩」は多摩市で育った若い世代の活躍を後押しするような文化の拠点であり、発信基地として活動していくべきだなと感じたのでした。しかし、私だけかもしれませんが、小ホールのピアノの音の響きが悪く、何だか音が曇るというのか、籠っているような気がしました。

すでに私も、まるで追っかけのファンのような気分になっておりますが、終了後に石坂さんは来場されたみなさんに囲まれていました。そして、私も飯島議員と一緒に記念撮影させていただきました。

私も細々とピアノレッスン頑張ろう!とも思ったのでした。文化の秋の穏やかな一日。そういえば、午前中は茨城県は結城市議のみなさまへの視察対応でした。自治会組織率が100%に近い地域・・・市議の選挙よりも、「区長」選挙の方が盛り上がるっていうエピソードなども伺うと、ホント、「市議会議員」という冠は同じでも、全くその活動内容は異なるんだろうなあ…と想像に難くありませんね。十把一絡げにして地方議会は語れないと思うのでした。

 

 

市民表彰式・市制施行47周年。

11月1日。毎年、多摩市功労者表彰式でした。36名、4団体の皆さんが市民表彰されました。市民表彰は市長からお一方お一方に表彰状が手渡されます。しかも「以下同文」ではなく、きちんと市長が表彰状本文を読み上げるのですね。表彰状を読み終えてから、市長がお一方お一方に「これからもよろしくお願いします」などとお声かけている姿は印象的でしたね。なかでも、全日本大学剣道選手権で優勝を果たした矢野貴之さん、全国高等学校総合体育大会の新体操、男子総合優勝を果たした向山蒼斗さんが表彰されましたが、市長が表彰状を読み上げている途中、その功績が発表されますと…それまでシーンと緊張感が漂い、静まり返っていた会場から、「へぇ」「すばらしい」という驚き、感心、うれしい…というちょっぴりザワッとした空気感にガラリと変わった一瞬が印象的でした。大学生、高校生というお若い方の活躍は私たち市民にとっても喜ばしいニュースであって、多摩市の子どもたちにとっても夢、希望、そして憧れ!の存在になることは間違いなし…みんなの期待を背負い、これからもさらに活躍してもらいたいなあ!と思いました。

改めて、多くの皆さんに地域に参画いただいていることや協力いただいていることを感じるひとときでした。消防団長、副団長もお一人も受賞されていたのも印象的だったのはピシッ!と正装されていたからかもしれません。お顔を存じ上げている方も何人かいらっしゃるわけですが、みなさんそれぞれのところで、熱心に活動されているかたばかりでした。みなさま、おめでとうございます!

今日は午後から、健幸まちづくりのシンポジウムがあったので参加しようかとも思っていましたが、ちょっとそれは見合わせて、議長室に籠って原稿を書いたりしていました。来週がまた何かと忙しくなるため、このままだと依頼されている原稿の執筆がちょっと間に合わなくなりそうだと…危機感。夕刻からは手話のレッスンをしていただいたり、公務で手話講習会に出られなかったときのものを復習しております。なかなか上達しませんが。

明日は視察対応です。視察対応資料がかなりバージョンアップされているので、担当者のプレゼンが楽しみです。ところで、議会事務局も行政部局と同じように年間の業務目標みたいなものがあり(これは昨年度もの。市公式ホームページではまだ今年度のものは未掲載)、局長が今年度の目標や取組みについての上半期の進捗状況の振返りをしてくれました。あと、下半期というのか、年度後半にあともう少しどんな取組みを付加えることができるのか…付け加えなくてもいいかもしれませんけれど…考え中です。