ワールドキャンパス2018inTAMA

ワールドキャンパスのイベントにお招きをいただきました。昨年は、国際交流センターのみなさんが聖蹟桜ヶ丘の商店会の皆様も交えて行った交流会に足を運びましたが、今回は「ありがとうイベント」ということで、パルテノン多摩の小ホールで行われた企画へ。市長、教育部長、国際交流センターの理事を務めている大野議員もご一緒しました。南鶴牧小学校の4年生がソーラン節を披露、また玉川学園高校の吹奏楽部の皆さんも参加され、演奏を披露くださいました。

個人的には劇団CALLさんのバイリンガルペープサートに関心があり、はじめて鑑賞いたしましたが、なかなかユニークな演出であり、子どもたちが楽しく英語を楽しめるような工夫…なおかつ「三枚のおふだ」という誰もが一度は親しんだことのある物語が脚本になっているので、多少英語だとわからなくても理解できる面白さをみんなで分かち合えるところがナイスでしたね。小学生たちはもう大喜びでしたが、私の座席の後ろで鑑賞していた海外からのみなさんは声を出して笑う場面もありで、「観客参加型英語劇」は大成功だなあと思った次第です。

今年で12回目と伺いましたが、毎年、こうした交流イベントを企画するというのも労がいることだろうなあと感じたこと。また、この取組みを楽しみにされ、ホームスティ先になって下さるご家庭があってこそ成り立つことをしみじみと感じました。たまたま会場でお目にかかった知り合いもステイ先になっていたようで、今度、お話伺ってみようかと思います。

折しも…今日は長崎で平和記念式典が行われ、そしてまた、東京オリンピック2020大会で自転車ロードレースのコースが決定したというニュースもあり、平和のこと、海外との交流、グローバルに地域を開いていくことの意味などなど考えさせられた一日でもありました。

いずれにせよ、「継続は力」といいますか、市民のみなさんが草の根でつないでくださる交流には’損得勘定’がない、ある意味、本質的なところでの交流が広がっていく気がするのですね。市民レベルでの交流は純粋で’心’でつながっていくのだと思うわけです。国などの外交交渉も必要であり、重要だと思う一方で、見方を変えればすごく陳腐に感じてしまうのは気のせいか…と。

今回、多摩市に来て下さったみなさまから感謝のお手紙をいただきました。うれしい。

 

まだまだ私自身が国際化されているかと言えば、英語すらなるべく話したくないですし、海外旅行にも壁を感じているような状態ですが、オリンピック・パラリンピックに向けて、海外からのお客様へのもてなしなど含め…市でどう取り組んでいくかも考えていく必要ありますし、まあ、オリ・パラということではなく、もっと海外からいらっしゃるみなさんが「多摩市っていいところ」と思ってもらえるような、あるいは…ご縁があり多摩市に住むこととなった外国人の皆様にこそ「いい街、いい地域」となるような環境を整えていきたいですね。きっと、その環境をつくるのは私たち一人ひとり市民なんだろうなあ。そして、行政は市民自身が環境をつくる担い手になれるような後押しをすることに大きな役割がある。ずっと気になっていますが、多摩市も「多文化共生」について、もう少し前向き、かつ真剣な取組みを期待したいものです。