’現場’に出向く学生たち。

特別支援学級のこと、ちょっと知りたいなあなんて思っていたところ、「恵泉女学園大学の皆さんがインターンに来る」ということを伺ったので青陵中学校へ。その後の予定も詰まっていたので、ただ「さらっとお会いした」くらいのことだったわけで、偉そうに何か語れるほど意見交換をしたわけではありませんが・・・。

教育実習ではなく、こうしたかたちで学生さんたちが「学校の現場に出向く」っていい機会だなあと思ったのでした。多摩市でも教育委員会で職務代理者としてもご活躍頂いている岩佐玲子先生の指導を受けられているみなさん。・・・娘との歳の差が5歳くらいか…と思うだけで、自分の年齢を感じるのはもちろんのこと、たまたま学校に届いていた各出版社の「道徳」の教科書を眺めながら「心のノートっていうのがあった!」という会話をしているところがまた時代だなと思うのでした。

何のために「道徳」が教科化するのかなあ・・・指導をする先生たちの方が大変だろうなと思います。先生が指導し、そして子どもたちを評価する。そもそも先生たちは「道徳」なるものの指導を受けてきた経験はないでしょうし、何だかエライ大変だろうと思います。お辞儀の仕方とか座り方とか…教科書に載ってしまう時代になったことをどう受け止めればいいのでしょう。「そんなのおかしい」と批判する前に、私たち一人ひとりも「なぜ?そんな状況になってる?」を問いかけてみることは決して無駄にはならないような気もするのです。

 

私も各出版社の「道徳」の教科書を表紙だけ拝見したのですが、各社ともすごく力を入れていることがわかります。それに対しても、いろいろな複雑な心境になります(例えば、こんな風に話題になっています)。まずは子どもたちに手に取ってもらえる教科書にならなければはじまらないということなのかもしれません。

 

女子学生のみなさんたちもとても興味深く各社の教科書を手にとっていました。また機会があれば意見交換したいなあって思いましたね。また、実際に特別支援学級の各クラスの指導の様子などを見学し、その後、レポートを提出するそうですが、彼女たちに目に映る「今の中学校」はどんな印象なのでしょう。「自分たちの時とは違う」と感じるのでしょうか?・・・もちろん私は「自分の時代とは違う」=「昔とは様変わりしてる」と感じていますが。いずれにせよ、現場に出て学んでいる大学生たちの姿は清々しくてまぶしい。頑張ってほしいなあって心からのエールを送りたいですね。大学がインターンシップにも力を入れる時代・・・卒業後の自分の進路を決めるとき、一つの手掛かりにはなるのかもしれませんね。

 

「現場を知りたい!」と好奇心旺盛な学生さんたちを受け入れのできる場所が社会に多様に広がっていると良いのかも。でも、受け入れ側には大変なエネルギーも求められそうですね。なので協力者がいることが幸せであり、受入れをしてくれる中学校が存在しているということもまたラッキーなことかもしれません。

 

ということで、私も、久しぶりに「受入れ現場の一つ」になってもいいかなあ、インターンシップのような活動してみようかしら?と思ったのは、町田市前議長の吉田つとむ市議がインターン生ととても楽しく議員活動をされているお話を伺ったから。「インターンシップやってみようかな」って申し出てくれる大学生がいてくれるのは議員としてまだ続けていていい…と思える一つの評価軸にされているとおっしゃっていて、「なるほど」と思いました。この10年間で81名もの大学生の受入れてこられたとのこと。就職の時にもしっかりと役立つようなビジネスマナーなども指導されている様子でした!大学生からすれば吉田市議はおそらくご両親よりもはるか年長者でしょうね…私の場合ですと「母親」って感じになってしまいそうで、そこが自分としてはややネックなんですが。ここはちょっと自分としては懸案事項。大学生に年齢が近い時分に一緒になって政治活動等していた時代のことを思い出すと、あの「若さは足りない」と思うため。今、どこに自分自身のエネルギーを割きたいのか?・・・ここを自分でちゃんと見極めておくことが大事と思う今日この頃です。

 

ところで、今日は市役所は一斉に保存年限などを終えた書類の処分DAYだったようです。大きなトラックに次々と廃棄書類が積み込みされておりました。議会事務局の職員たちも運んだり、積みこんだりしていました。こうした場面に遭遇したのは初めてのことですが、なかなか文書管理というのも大変な仕事だなあ・・・保管場所も大変なんだなと思った次第です。そういえば、市役所は狭い、そしてまた老朽化が進んでいる・・・「市役所建替え」も焦眉の課題ではないか?と考えていますが、今のところ、その進捗状況はどうなっているのか・・・?ヒアリングすべき事項に追加しておかないといけないな。