東京都内26市の議長が集まる定例会議(東京都市議会議長会)が行われました。
◇それに先立ち、「市町村議会議員公務災害補償等組合」も開催されまして、組合議会議員として出席。こちらの組合はもともと町村が中心で結成されたものだと思われ、昭和(は古いが)になってから市になったと思われる地域と町村で組織されております。市制施行からすれば、多摩市も後発。ですので、古い時代からのつながりで今も組合に加入しているようです。ですので、「東京都町村議会議長会」が事務局機能を担っております。今日は昨年度の決算認定を行ったのですが、管理者や議員にも報酬があることがわかり、いささかビックリ。議長公務だと思って出席していましたので、報酬があるなんて思ってもいませんでした。副管理者の羽村市議会の馳平議長も驚いたとおっしゃっていましたが、考えてみれば…多摩ニュータウン環境組合議会、南多摩斎場組合組合、あるいは三市収益事業組合議会、たま広域資源循環組合などと同じですね。一部事務組合なので、報酬が支払われるというのも、仕組みで考えれば理解できると言えば、そうなのですが…。知らなかったことあるなあとしみじみ感じさせられました。
一部事務組合議会議員の報酬をどうすべきか?・・・については古くから議論があります。廃止すべきという意見もありますが、一部事務組合議会の仕事は仕事として見合った報酬をもらうべきという考えもあり意見が分かれるところです。多摩市議会の場合はただ会議に出席すれば支払われる「費用弁償」は廃止していますし、そういう意味では議員に支払われている報酬含め、かなり状況的には「クリア」であると思います。
◇26市議会議長会の方は、今年度は「理事」になっていますので、理事会から出席し、議事内容の確認をしてから定例会に。全国市議会議長会など、上部団体の動きなどが報告されたのち、次年度の事業計画や予算案の内容について協議が行われました。議長会の事務局機能は26市で持ち回りになっているため、事務引継で申し送りされた通り、言ってみれば前例踏襲でしか「モノ・コト」が回せないのだなと思います。毎年1回26市議会が集まり、研修会を行っていますが、その在り方についてもさまざま意見はあります。でも、それを反映させて、在り方を見直したり、よりよくしていくための議論をするためには、相当な労力が必要でしょうね。問題や課題は認識されていても、従来通りにしかできない歯痒さがあるなと思うわけです。見直しが必要だと思われる場合には「見直す」・・・って出来ればいいですが、議会事務局も職員が入れ代わり立ち代わりしますし、議長も2年あるいは1年交替でどんどん変わっていく中で、「じっくり見直す」ことは正直不可能。
でも、改善できるところがあれば、より良く改善していくべきと考えていますので、次年度は「理事」の役割も終えますが(って、「理事」ってこういうものかと思った頃に交代という…)、市議会議長会の存在につき更なる価値向上!をめざしたいものです。
◇議長会終了後に意見交換会と称した交流会が行われました。会場は府中でしたので、開始時刻までのすき間時間で…駅前再開発ビルの「公共フロア」になっている5階6階をさらっと見学。市民活動センタープラッツのフリースペースの解放感!聖蹟桜ヶ丘のヴィータコミューネ7階のロビーと同じような空間(こっちのほうが天井がもっと高い)になっていました。青少年スペースとして専用の場所は空席がないくらいにテスト前の中高生たちが集まっていました。大学生の姿、また、市民の皆さんも気軽に訪れ、くつろいでおられました。小さい子どもたち専用のスペースもありました。調理室もガラス張りで、「そば打ち」準備をされている皆さんの姿がよーく見えて楽しそうでした。
◇交流会が終わった後は、また別の会合があり、そちらにも足を運びまして…随分遅くなって帰宅。「世の中おかしくないですか?!」…と録画していた「民衆の敵」を見て、「あるある」をちょっぴり感じたりもしまして…終わり。