行事がいっぱいの秋を堪能中。

ひじり館のおまつり。コミュニティセンターのお祭りもオープニングセレモニーに来賓としてお招きいただくところ、そうではないところと様々。地域ごとのやり方があって当然で、その違いがむしろ良いのだとも思います。それはコミュニティセンターでなくとも、地域ごとのお祭りについても同様です。

「議長になって忙しいでしょう。」と言われます。確かに忙しいのですが、市長に比べればその忙しさは3分の1くらいかなと思っていて、市を代表する「顔」としての役割は、議長が議会を代表するのとはやっぱり意味が違う。その違いも議長になってますます実感しています。ただ、議長として出席するときには「議会代表」であることを意識するので、議会が恥ずかしい思いをしないように…と考えています。議長という役目を託していただいているというより、私の任期2年の間大事にしないといけない、「預かっている」(と言っても、閉まっておくわけではありませんが)という気持ちで日々過ごしております。

さて、ひじり館のお祭りは、吹奏楽の素敵なファンファーレ幕開け。聖ヶ丘中学校の卒業生の皆さんで結成されている「聖ヶ丘ウインドアンサンブル」のみなさんです。仕事の関係など多摩市を離れているメンバーもお祭り、あるいは12月のひじり館音楽祭には出演をされていると伺いました。

毎年毎年、お祭りへの参加者が増えているそうです。今は「孫連れ」が増えているという話しも伺いました。大人気なのは恒例の「もちつき」です。食品衛生のこと等もありますので、「もちつき」の「餅」はつくだけの楽しみ。販売している「お餅」は機械でついたものですが、行列ができて飛ぶように売れていました。名物なんだそう。

そしてまた、ひじり館まつりのもう一つの名物は「カレー」です。私の家の近所の住まいの方もちらほらいらっしゃって「カレーが美味しいのよ!」と毎年楽しみにしているとおっしゃっていました。すごく定着していますね!聖ヶ丘にはたまたま知っている方なども多く、夕刻からのジャズコンサートにもお誘いをいただいたのでご一緒させていただきました。やっぱり、生演奏はいいですね。そしてまた、プロの演奏を「よし!」と気合いを入れて出かけないといけないような場所ではなく、身近なところで楽しむことができる…これが何より!市民自らが文化を耕すというか、土壌をつくっていくというか…目の当たりにして感じました。

そして、こちらは貝取こぶし館。年に1度1日間だけのおまつりです。こぶし館の隣接地は敷地なんだそうです。公園か何か広場かと思っていましたが、こぶし館の敷地とは初めて知りました。もちろん、私はなじみのない地域でもあり、こちらのお祭りにも初めて足を運びましたが、「新多摩音頭」なる踊りを広めようと頑張っているみなさんにも初めてお会いしました。私の住んでいるブリリア多摩ニュータウンの夏祭りでも踊っていると伺いまして…「えっ?!そうだったの?!」と。いつも屋台に徹していて、盆踊りは全然意識していないうえに、今年は議長として足を運び、他の地域に行かざるを得なかったっけ…と。来年は少し意識しなくては。

こちらのお祭りも毎年毎年定着した屋台なども出店しているようですが、去年から豊ヶ丘児童館の皆さんも参加しているそう。職員さんたちの綿あめは大人気。髪の毛などが砂糖でベタベタになりながら、頑張る姿に出会うことが出来ました。また、印象的だったのはステージ出演者や来館者にアンケートを取っていたこと。それから、石巻、熊本、岩泉の復興支援を願ったバザーをやっていたこと。復興支援って、日常生活の中だと忘れがちなことですが、こうした機会に「あっ、そうだったな。」と思い出すことはとても大事なことと思います。ニュータウンの場合には各地域から移り住んだ方も多いですし、こうした取組みはささやかながらも心温まることでしょう。私もちょっとだけの支援のつもりで、復興に頑張る地より届いた品物を購入いたしました。

文化の秋は催しがいっぱい!多摩市民文化祭内の発表もところどころで見に行ってます。ダンスの発表、三曲の演奏会、そして国際交流センターの会員展とモンゴル舞踊と馬頭琴の公演。

国際交流センターの皆さんの作品展で見つけた「押し花アート」。植木鉢なのか、花瓶と言えばいいのか…ここは葉っぱの部分を利用しています。葉っぱの葉脈以外のところは透き通るようで、まるでレース。いろんな趣味をお持ちで、それぞれに極めておられる方がいらっしゃるのだなあと感心するばかり。「あなたは?」とか聞かれると、本当に困るなあとますます思っておりますが、市民の皆さんがお持ちの趣味や特技、その幅の広さと深さには驚きます。

逆行なので写真映り良くないですが、こちらがモンゴル舞踊と馬頭琴の演奏。大草原を頭で思い浮かべながら演奏を耳にし、また、モンゴル舞踊は衣装がとてもキラキラとしていて、特に「鳥」を表現した踊りののびやかさは、見ている私の心にも翼が生えるようなそんな気持ちになれるようなものでした。

日本の文化だけでなく、こうした機会に国際交流センターならではの視点から参加している催しの意味を感じた昼下がり。「多文化共生」とかって、多摩市はどう考えているんだろうか?…などついつい考えつつ…。

 

明日から議会運営委員会の視察です。私はその翌日に予定があり、日帰りします。三重県伊賀市議会、三重県議会が視察先になっています。アメリカ大統領が来日しているので、あちこちで警備の眼が厳しそうですね。明日からまた一週間が始まります!健やか無事に乗り切れますように。