多摩市は「オールドタウン」か?

虹が二重にかかっていて、夕焼けがとても印象的だった…ということで、フェイスブックなどには多数の写真が投稿されていましたが、どちらも見逃しておりまして。残念。最近見た中で、私が印象的だった空模様の写真でもアップしてみました。

議会日程は総務常任委員会でしたが、市長提出の議案は粛々と審査され、全て可決されていました。決算審査に向けて、同じ会派のメンバーに質疑するのをお願いしようと思って、あれこれ調べ始めたら終わらなくなってます。「不登校・ひきこもり」問題に今年と来年の2か年で取組もうと考えていたのですが、2年間議長になれば質問も質疑もすることができず…。すごく残念。就学前のこども、あるいは保護者への支援が以前に比べて手厚くなる一方で、就学後の子どもたちへのフォロー体制はいまいち。中でも、教育センター改革は以前からずっと課題になっていて、それは現在まで続く・・・。責任者を配置するなど、少しずつは改革する努力がなされているものの、教育センターに対する評判はなかなか上がっていかないですね。それにしても、質問や質疑をしないというのは、とても我慢がいることです。会派の他のメンバーに委ねるのもなかなか難しいことだなと感じながら、事業報告書と格闘しております。

議長室の扉を開けていると、たまたま用事があって市役所に来られた市民の方がのぞいてくださり、声をかけて下さるのがうれしい。議長経験のある大学時代の先輩と電話で話し「議長のイロハ」なるものを教えてもらいなるほどなあ…思ったり。「めぐりあわせで議長になったんだから、前向きに頑張って!」と言われました。結構前向きにやってるつもりなんですが…。

ところで、総務常任委員会の協議会で、シティセールスの展開について説明がありました。先般実施した全職員、全議員向けアンケートの集計結果の速報につき報告がありました。面白いものだと思いました…。特に「多摩市はオールドタウンだと思うか?」の設問に対し、議員は「はい」が8名、「いいえ」が14名、(なぜか)「無回答」2名でしたが、職員は「はい」302名、「いいえ」211名、「無回答」16名という結果です。議員はやっぱり自分の街を肯定的に捉えたいとする心持ちであるためか「はい」が少数派。一方、職員は客観的に捉えた結果の「はい」が多数派ということでしょうか?「オールドタウン」が高齢化、老朽化が進んでいるとの意味ならば、多摩市以上にもっともっと深刻に高齢化老朽化している場所もありますね。「ニュータウン」というのは計画的人工的に建設された郊外の住宅街と思うことにして以来、「オールドタウン」という表現は自ら使わないことにしています。今は少し荷が重くなっている高度化された都市基盤、インフラなど・・・やっぱり、今でも維持管理コストを無視すれば素晴らしいと思いますし、「ニュータウン」はやっぱり「ニュータウン」と思います。

議長になると、すべての委員会の資料が手元に届くので、目を通すことができます。今まで「子ども教育」常任委員会にこだわって居座ってきたので、それ以外のところには目を向けていたようで全て把握しきれていないものだと痛感していますが、いずれの委員会でもいろんなことが盛りだくさんで報告されていて、やっぱりこれらきちんとフォローしていくための議会の体制が必要だなと感じています。委員会で報告されるのは行政の取組みのごくごく一部であることを思うと、それ以外のところも気になりますね。全て税金で行われている活動であるわけで、市民の皆さんにどう還元できているか?意識しながら、見ていかねばならないと感じています。「税金で仕事をする」そしてまた、私たち議員は「税金をいただいて活動している」ことを強く自覚することが必要ですね。よりよく市民に還元される活動がどうできるか?私も「もっとできるのではないか?」とかいろんなこと反省しつつ、また明日からガンバロ…と思うわけです。

明日は健康福祉常任委員会です。子ども教育常任委員会のメンバーで決算事業評価に関わって第一小学校と愛和小学校の放課後子ども教室の見学も予定されています。見学行けるのは楽しみ!