陳情と要望に行動する夏。


来年度予算を見据えるなら、やはり今の時期が陳情するには最適とも言えるのでしょうか。「多摩川架橋及び関連道路整備促進協議会」の総会に出席してまいりました。これは市長と議長が会員に名を連ねている協議会であり、言ってみれば名称のとおり…多摩川にかかる橋梁の整備と道路整備を促進するために組織された圧力団体です。

下流地域から、狛江市、調布市、稲城市、府中市、多摩市、日野市、国立市、立川市…が会員自治体です。協議会の会長さんなど役員は持ち回りになっていて、今年度まで多摩市議会議長が会計監事をお引き受けしているようです。ちなみに会長は市長が府中市の高野市長がつとめていらっしゃり、種々雑多の事務を引き受ける事務局も府中市の都市整備部が担ってくださってます。こうした協議会などの「会長市」ともなるとその事務局もまわってくるので役所的には「業務増」になりますね…。一過性のものと言えば一過性ですが、それにしてもあれこれ段取りなど大変そう。ホントにおつかれさまですと思います。「自分の市以上に他市の市長やら議長に失礼があってはならない!」と緊張感高そう。

午後からの総会は京王プラザホテルで。総会内で東京都あるいは国交省に提出する要望事項の内容を確認し、セレモニー的に東京都に対し、要望書を提出させていただきました。

会員市8団体の市長と議長が雁首揃えるわけですから…。結構、仰々しいというか、空間的には重々しいですね。とは言え、そこで交わされる会話は和やかです。会長市の市長さんの雰囲気で決まるように思いました。

東京都への陳情行動を終えて、土屋正忠衆議院議員(武蔵野で名物市長さんだった)にご案内いただいて、国土交通省大臣への面会。もちろん、こちらも8市の市長と議長がうちそろいます。大臣室には20名の入室限定で。次々と大臣室には面会者がいるようで、私たち一行の前にも後にも・・・・要望などをされにいらしている人がおられました。

大臣室では石井啓一大臣がにこやかにお迎えくださいました。まずは要望書を提出し、各市市長がそれぞれ要望事項を直接訴えました。阿部市長は「関戸橋の架け替え工事がようやく着手されており、このまま円滑に工事終了するように財政面からも支援をしてほしい」と訴えました。議長団は市長の随行するだけな感じですが、その中でも特に私の場合…まるで市長の秘書のごとく(に見えるらしい)。

こうした地道な陳情行動にも支えられ、いろんな事業は動くのですね。「地域の要望を国につなぐ」…そのために国会議員のみなさんがいらっしゃるのだなあと…今まで以上に実感した経験でした。

明日は子ども教育常任委員会で行政視察。一日かけて、東京都東部まで出かける予定です!天気が心配だなあ。