選挙その後。熱しやすく冷めやすい?

お会いする方と話題になるのは…やはり選挙のことですね。選挙の結果をデータ化して分析するのも勉強だと言われておりますが、まだ、取り掛っておりません。諸々やることがあるものだと思っておりますが、こちらのサイトでとてもよくまとまっていてよみやすいなと思っています。自民党もかなり頑張ったという評価になるほどと。選挙も終われば、議会は日常に戻りますが、しかし、選挙による都議会の構図が変わったこともあり、口には出さないまでも、議会でも勢力が変わり、「市政へも多少の影響があるよな。」ということは議員誰しもが感じたり、思ったりしていることでしょう。

今日は子ども教育常任委員会のメンバーで集まりましたが、視察先を決めたり、年間テーマを決めたり、意見交換をしました。当面、私たち委員会のテーマとしては「子どもたちの放課後」を取りあげることとし、特に、学童クラブ待機児問題への解決方策を含め、調査検討を進めることとしました。ニーズ増への対応は急務ですが、財政もかなり汲々としており、あとは将来にわたってどうするかも視野に入れつつ議会での意見交換もすべきと考えています。特に学童クラブ利用者の保育料についてはここでもう一度見直しも必要かもしれません。確か数年前に月額6000円に改定されています。その前は月額5000円だったので1000円増でしたが、当初の行政提案では2000円増の月7000円でした。議会ではいきなり「2000円増は厳しいのでは?」との意見が出されましたが、現状のニーズ増とそれへの対応を考えてみれば、負担増の検討も避けて通れない気がします。単に学童クラブの数を増やすだけでなく、同時に保育の質を確保する観点から検討を加えながら、市民に対する理解を求めていく必要がありそうです。
保育料のことについては、一律で月額料金を設定するやり方ともう一つ、保育園や幼稚園のように所得に応じた負担をしてもらうやり方があると思っていて、後者を採用する場合には行政の事務負担も増えるため、これまたどうすべきかについて慎重な検討が必要ですが、そろそろこのあたりで、従来どおりを続けるのかどうかも議論すべき時期にあるような気がします。

…ということ等、議員どうしで意見を深めていければよいなと思っております。加えて、子どもたちの放課後の居場所で考えれば、児童館の役割、放課後子ども教室の位置づけ…「放課後子ども総合プラン」について、どのように考えていくかも議論の対象になるでしょう。「女性の活躍推進」と旗振りしてくれるのはありがたいことですが、それを後押しする体制は万全ではありません。何となく、「女性に期待する」という言葉の裏には、労働力不足の解消手段として女性にも働いてもらわないといけない…とする意図を強く感じてしまうのは先入観かもしれませんが、個人的には「預け先を確保することを優先」させて、「保育の質」が置き去りにされそうな傾向を危惧しています。大事な子どもを預けるわけですから、やはり人材確保も含めて、心から安心できる環境をつくらないといけませんし、その責任があると思っています。「手塩にかけて」という言葉が実践できているかどうかが問われます。自分自身の子育てを振り返っても、「手塩にかける」とは何て難しいことなのか・・・と思っておりますが、大人が子どもを粗雑に扱っていれば、いつしか社会全体が粗雑になっていくのは目に見えています。

「子どもたちの安全安心」がどうあるべきか?…「子どもの未来大事」と訴えている大人たちは、その言葉通りの環境確保のためにどれだけの心を砕いているのだろう?

と私自身も問われていることを思いつつ、「子どもの放課後」について考えていけるといいなと思っております。

 

夕刻から、お食事会のある会合に参加させてもらいまして、ベルブ永山のれすとで「和風オムライス」をいただきました。高菜?野沢菜?チャーハンにきいろい帽子が被さっており、見た目もかわいらしく、味もおいしくボリューム満点。オムライスはケチャップ味と思っていましたが、こうした食べ方もなかなか◎だわ♡と。地域にはいろいろな思いを持って活動されている方が多い。思い思い、自由自在で、みなが活動できる場所があることが幸せですね。

こうした場にいると「選挙」とかなんだとか、ホント、あの騒がしさとは無縁の世界。これが当たり前かと言えば、「当たり前と思い過ぎないほうがいい」と思うわけですが、「自由に考え、発想し、行動し、表現できる」社会はちゃんと続いていくのだろうか?…という気持ちが何となくざわつくのはなぜでしょうね。

 

それにしても熱しやすく冷めやすく。以下の件でも言えることかと。必読の記事です・・・・「地方をダメにするふるさと納税の不都合な真実」。