2017年予算審議終了・・・なぜ、修正?

今日は市内中学校の卒業式でした。昨日の段階でかなり予算審議が進んでいたので、午前中は休会となり(卒業式には教育長や教育部長が出席をするため)、私たち議員も参加することができました。私は諏訪中学校へ伺い、改めて残り半分の大規模改修工事が終了した校舎にホッとし、そして、特別支援学級の教室の前にある廊下に「5組(特別支援学級のクラス名)さん、ありがとう。卒業おめでとうございます」と装飾してあるのもを見て、気持ちが温かくなりました。今回は特に特に保育園時代から知っている子どもたちの成長ぶりがまぶしかった!ウルっときました。

さて、議会では今日は予算審議の最終日でした。実は昨日の段階で「修正案」なるものを提出していまして・・・・内容としては「図書館本館再整備事業」として計上されてきた費用を減額して、予備費にするというもの。端的に言えば「図書館本館再整備事業」の予算を削るということですね。公明党の三階さん、ネット・社民の向井さんと私の3名が提案者となりました。修正する理由は「パルテノン多摩改修問題特別委員会が行われていている最中であり、今後、この委員会において一定の方向性を出す。」予定になっているため、その結論を待って、もう一度、必要な経費を計上すべき・・・と考えるからです。

これについて、「『特別委員会で結論が出るまで、予算は執行しない』という答弁をしているのだから、別に修正するまでのこともない。」とする考えもあったかと思います。実際には、同じ会派でも副議長の遠藤めい子さんは「行政から『議会の結論の尊重』が表明された」とのことで修正案の必要性はないと主張されていました。

その意見も、別に否定はしません。議会答弁があるのだから・・・とも言えるでしょう。しかし、「特別委員会の結論が出るまで、基本計画基本設計の段階には進めない」と考えた市長は、パルテノン多摩の大規模改修に関わる予算の全額計上見送りの判断をしています。そうであるなら、同様に図書館の再整備に関しても同じ姿勢で臨むべきだったと思います。なぜならパルテノン多摩改修問題特別委員会では、「図書館とパルテノン多摩の合築」提案や、これまで教育委員会(市)が想定をしてきた「本館整備用地」ではない「別の場所での図書館建設」の提案なども出されています。既に図書館再整備問題が切っても切り離せない存在となり、議論の俎上に載せざるを得ない状態に至っているのは周知のとおりです。今後の議論の行方、方向性によっては、パルテノン多摩と図書館、そして多摩中央公園も含めて・・・想定していた取組み方(パルテノン多摩はパルテノン多摩。図書館は図書館。公園は公園。どこから見ても縦割り発想。)ではない手法で進めることになるやもしれません。ですので、一旦、図書館再整備関連予算は削除し、一定議論の方向性がまとまった段階で、出し直すほうが良いと思いますし、それからでも「遅くはない」と私たちは考えています。

終了後、「健康まちづくり産業プロジェクト」(大いなる多摩学会)の研究会があるというので伺ってまいりました。「少子高齢化における多摩市の健幸に関する調査研究」の発表があると知ったので。まだ中間報告段階でしたが、「健康」×「幸福度」についてデータ的に明らかにしていこうというのはずいぶんと壮大なプロジェクトだと思います。「健康」には基準がありますし、指標もあるのだと思いますが、「幸福度」の感じ方はそれぞれなものすぎて、そこがどう実証されていくかは注目ですね。健康推進課長が多摩市のPRもしながら、プレゼンされていました。日野市は地方創生の取組みとして「生活課題産業化」の取組みを始めているそうですが、すでに関わって10年という職員さんがプロジェクトをひっぱっておられるようですね!やはり職員人事をどうしていくか?大事な視点だって思いました。結果的に10年越しで関わることになったのだと思っていますが、プロジェクトについては継続性のみならず、発展性の確保が必要です。人事異動が頻繁だと継続するだけが大変で、発展の道筋になかなかステップアップできないと感じるからです。

やっと週末。3連休ですね。何しようかな~・・・。