12月定例会 代表者会議。

20161216

定例会も最終日を目前に、大詰め?の段階です。今日は代表者会議があり、各会派より提案されている意見書の協議が行われました。国や東京都に対し、「多摩市議会」として意見を上げるか上げないか?・・・ひとつの課題であっても会派ごとには意見は異なりますし、文言表現の工夫、あるいは一部修正により「それなら、まあ、いいよ」と全会一致になるかどうかの調整です。

例えばわかりやすいものでいえば、今日の議論では「少人数学級拡大と教職員定数改善を求める意見書」が提案されていましたが、最終的には「教職員定数改善を求める意見書」であれば全会派とも「OK!」になるという具合です。

多摩市議会の場合は「できるだけ調整しましょう」とする各会派の姿勢があり、会派や政党ごとにギスギスした関係は表立っては見えないため、歩み寄りで妥協案、一致点を見つける努力が行われていると言っても良さそうです。

 

ということで、意見書の調整の後、パルテノン多摩大規模改修について特別委員会が設置されることは決まりましたが、人選については代表者会議が行うこととなっているため、今回に限ってはとてもイレギュラーなのですが、「子ども教育常任委員会のメンバーと常任委員会委員長(総務・生活環境)」あたりで選んでいくのが望ましいのではないか?とする方向で一致しました。各会派、誰をメンバーにするかについてはそれぞれの考え方もあるにはあるとする前提で、しかし、0から取り組んでいくというよりは、これまでの議論の蓄積を考えて子ども教育(もともとパルテノン多摩、あるいは文化施策を所管事項にしている)のメンバーが核となる方が良さそう、なおかつ、総務や生活環境常任委員会でもそれぞれに取り組んできた経過もあるため、状況によりけりで連携も考えて委員長にメンバー入りしてもらうことが良いのでは?という判断です。うちの会派からは子ども教育の私と総務の委員長の大野さんがメンバーになります。いずれにせよ5月にある議会人事改選までと言う短期間での議論です。

正直、委員会を開催するための日程調整すらかなり苦労するだろう・・・と思っているわけで、5月までにどのくらい日程調整が可能なんだろう?・・・とやや不安。限られた時間の中で議論していかなければならず、段取り良く進めていくことも必要ですね。

そもそも3月定例会内で行われる予算委員会に向けて、大規模改修工事予算が計上される予定になっていることも睨みつつ・・・。議会は「やや拙速ではないか?もう少し慎重に取り組んでいくべきではないか?」との主張が主流になっているわけで、そこも含めて、委員会発足してすぐに市長と意見交換していくことは必須では?と考えています。

建築のこと、工事のこととか・・・ホントわからないので、今さらながらお勉強。やっぱり「事業戦略」と「施設戦略」をちゃんと融合させていくことが必要で、「施設参謀」なる存在が重要なのね!・・・と改めて認識。そもそも多摩市にはパルテノン多摩の「事業戦略」が描ける人がいるのか?が問題で、だからこそ「施設戦略」も出てこないというのが現状でしょう。俄か仕立ての勉強をしてもなかなかついていけない世界ですし、ここはしっかりと経験値のある人材を獲得し、市としての戦略づくりに力を借りるべきと考えています。

 

この本・・・たぶん面白そう。読むのがちょっと楽しみで、怖い・・・(笑)。「老いる街、崩れる街~住宅過剰社会の末路」