すっかり秋らしく。(雑感。パルテノン多摩)

20161011

3連休を境目にして、ぐっと季節が秋になったような気がします。先週、定例会が閉会してからも、あちこち足を運んでいたからか、一つひとつのことに整理しきれないで今日を迎えた気がします。

今日は小学校に読み聞かせに行ってから、市民の方からお願いされていた資料づくり、午後になり、今月末にかけて3回開催される「パルテノン多摩大規模改修事業説明会」に向けて、一体、行政がどんな説明会を開催しようとしているのか?その内容について事前ヒアリングするような格好で、議員有志との意見交換が行われました。私たち議会も、パルテノン多摩の大規模改修に対しては、まだまだ納得できている状況とは言えません。大規模改修事業をどう進めようとしているのか?・・・市民に寄り添って考えていくとはどういうことなのか?市民の疑問に応えることのできる説明、そしてまた行政が市民に伝えたいことはどんなことなのか?・・・そもそものところで「大規模改修に関わる市民の疑問」をどう捉えているのかも含めて、議員有志から多方面の意見が出されました。

パルテノン多摩の老朽化の現状があり、大規模改修に取組まねばならない必要性がある。

そのことに対し、市長が先頭になり、説明会を行うことになっていますが、「その必要性」こそが問題。「その必要性」はどんな観点から吟味されていくべきなのか、そして「どんな観点」についても示し方も問われていくのだと考えています。今までのパルテノン多摩を見ていると、お世辞にも「市民に愛されている」とは言い難く、「どうしてもパルテノン多摩が必要だ」とう意見もそれほど大きくはならず、私たち市民にとってはパルテノン多摩はこの街に必要不可欠な場所にはなっていないのです。

私のところにも、意見が寄せられていますが、「今のままのパルテノン多摩なら税金の無駄」とする意見が主流です。永山近辺に住んでいると「行かない施設」でしかない・・・。ただ、これについてはどの施設に関してもそうですね。周辺に公共施設がない地域に住んでいれば、「いずれに施設も自分の生活には無用」となるわけですから。

 

「パルテノン多摩を残すために無理矢理に理屈を作ろうとしているようにしかみえない。」

 

って指摘されたことは、現状と照らせば・・・かなり核心をついているのかもしれず、市民感覚としては「今さら、何なの?」と言いたくなるような感じなのかもしれません。

 

「何のためにパルテノン多摩が存在してきたのか?」・・・私も改めて考えさせらる日々。10月5日号の「たま広報」でパルテノン多摩の大規模改修の話題が1面に特集され、市の担当者のところにも市民からの問い合わせもあるよう。「そもそもパルテノン多摩とは?」という点で、市民に理解されていないことがますます明らかになっているのかもしれません。

 

「誰のための改修?」
「何のための改修?」

絶えず、問うていく必要があるでしょう。そして、そのためにどんな取組みが行われている?・・・・忌憚なく市民の皆さんから声を集めていきたいものです。しかし、それにしても、ある程度の時間の制約なのか場所確保の問題かわかりませんが、大規模改修説明会3回のすべてが夜間の時間帯になっているのが気になります。夜間には足を運べない方々への配慮に欠けてるな・・・そこが行政ペース・・・と言われる所以。