わが街のインフラ・・・多摩センターの共同溝。

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多摩センター地域ご自慢かどうかわかりませんが・・・・。きっと、過去は「近未来のインフラ」として計画されていたと思われる「地域冷暖房」について現地調査をしてまいりました。供給している面積が約67ヘクタール!ニュータウン開発、もっと言えば、業務地域として発展することを見込んで敷設されたものだろうと思われます。

なぜ、今さら地域冷暖房なのか?…と言えば、これまたパルテノン多摩の大規模改修に関わる問題。パルテノン多摩の空調設備は地域冷暖房システムを活用しているからです。共同溝から、パルテノン多摩に蒸気を引き込む導入感もかなり老朽化が進んでいると伺っています。ちなみに多摩センター地域の地域冷暖房は「蒸気のみ」を活用しているのが特徴になっているとか。

東京ガスエンジニアリングソリューションズの皆さんに温かく迎えていただき?・・・装置なども見せていただきましたが、意外と設備が小さいことに私は驚きました。それにしてもこれだけのインフラ、一応活用もされていて、先方は「赤字ではない」とおっしゃっていたものの、しかし、先行投資含めて、当初計画(企画された)どおりのものになっているかはいまいちわからない感じ。そもそも、もっともっと事業所が立地するはずだった多摩センター地域にはマンションが増えているわけで、事業者さんとしては「マンション、アパートには供給しない」方針になっているので、そこから考えても・・・・まあ、壮大なプロジェクトはやっぱり壮大すぎたのではないか?とちょっとは感じるのですね。

 

なにせ、ニュータウンは人口が30万人になる!

 

ということで、あらゆるインフラがその規格になっていると聞いています。そのおかげで、広々した道路など私たち市民は享受できているのですが、しかし、これらを私たち市民が税金で維持しなければならないという「痛し痒し」・・・・。当初計画通りになっていないということの「負」の面を見ておくべきでしょう。

・・・ってそんなわけで、今はなき・・・「管路収集」というごみ収集の未来方式も、夢を描いてみたものの終わってしまったし、そちらも含めて、多摩市の保有している「共同溝」にも入ってきました。

 

あっ、これって、共同溝に潜入する入口なのね?!

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多摩センターエリア歩いたことある人には、見おぼえある場所かと。ここ、鏡張りになっていて、不思議と思っていたものの、あまり意識していませんでしたが・・・・。

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中はこんな感じ。使用されていないごみの管路もばっちり見えますし、地域冷暖房システムの供給管、水道管など等入っているところ。いつかいつかのいつかの先・・・・「多摩ニュータウン遺跡」になっていないかと思わず・・・(笑)

 

「夢のシステム」というか、先人たちが「多摩ニュータウン」に託したさまざまな思いやら実験などがここに込められているとか・・・勝手ながら思いました。しかし、共同溝・・・すごいところ。こちらの安全点検などをするってすごい・・・。

 

で、パルテノン多摩の大規模改修で「地域冷暖房システム」を活用し続けるのかどうか・・・

 

ここ、今日の見学調査をするときに与えられた「お題」と思われるのですが、「活用しない」とする選択をする方がいろんな意味でハードル高そう。まだ、委員会などでの議論もこれからですね。同時に、多摩中央公園のリニューアルにあたっての工事車両の搬入口なども確認してきましたが、私はそれより前に、グリーンライブセンターをどうするのか?も気になっていて、せっかく周辺を歩いたにもかかわらず、グリーンライブセンターはスルーされてしまったのが残念。

グリーンライブセンターはパルテノン多摩と一括管理されているんですよね~♪確か・・・。