「誰に使ってほしい場所なのか?」

20160805

昨日の娘のバレエの発表会からの、一日休息におつきあい。まあ、私も休みをとりたかったので、ちょうどいい束の間夏休みでした。とは言え、街中に繰り出して、出かけると、まあまあすぐに頭に思い浮かぶのは「多摩市との比較」だったりするわけで、こういうのも一種の職業病でしょうか?

バレエの発表会はその準備からして、とっても忙しく・・・リハーサル、ゲネプロなどと言って、本番前2日間前からは朝からホールでの練習。そしてまた、それに至るまでも数回、実際に舞台に立つホールを使っての練習を思う時、パルテノン多摩の大ホールを使う(小ホールは小さすぎる)なんてことは、高すぎて手が出ないだろうと思ったのでした。

パルテノン多摩の大規模改修に対する市の答弁で「市民に使い倒してもらえる場所にしたい」あるいは「市民に使い倒してもらわねば意味がない」とする発言が度々あるのですが、しかし、そのためには市民がちょっと背伸びすれば手が届くくらいの利用料金にしておかないとね・・・って思います。一体全体、「市民に使い倒してもらえる」という言葉の表現でイメージしているものは何か?・・・考えさせられます。誰に使ってほしい?がきっと飛び交う言葉の中で明らかにはなっておらず、今回開催されている大規模改修基本計画策定委員会で協議が深まる、深めていきたいと考えているのかもしれませんが、策定委員のメンバーだけではおそらく決まりきらない範囲があるのではないか?って感じます。

なぜなら、策定委員の面々は、建築家としてはプロフェッショナルであったり、それぞれ芸術分野などでは見識が高い方々であると思うのですが、全て市民のニーズを網羅しているわけではないこと。また、この業界のトレンド的なことを的確につかみ、多少長いスパンで先を見ながら、「存在すべきかたち」を議論するためには舞台を支えるスタッフなどからも意見をもらっていく必要があると思われるからです。特に舞台技術系のことでは、その技術の進化は踏まえておく必要がある。もう30年も前になり、まだまだ黒電話主流時代なのですから・・・・今とは何もかもが全く違う。そんな技術革新を踏まえ、活用できる活用しやすい場所にしてこそ、業界のスタンダードとトレンドを見極めながら、施設利用促進に結び付けていけるような視点も欠かせないですね。

ま、いずれにせよ「誰に使ってほしい場所なのか?」という問いかけに、より具体的回答を持ち合わせることができるか。なおかつ、市には「公民館ホールとの違い」についても語ってもらう必要があるでしょうね。より私たちに対しわかりやすい言葉を用いて。

 

・・・と、こんなことをあれこれ考える束の間休日でありました。9月定例会に向けても少しずつ質問準備をしなければならず、ネタの仕込み?!3ヵ月に1度の定例会毎にパルテノン多摩に関連する質問をすること・・・必要かもなと思っているところ。情報収集をしていこ。