だんだん‘カタチ’になっていく!子どもの育ちを支えるために。

20160803

今日は午前中は新百合ヶ丘に打合せ。その後、ついでに娘のバレエ発表会のリハーサル現場に。多摩市にあるバレエ教室だけれど、会場は川崎市の麻生市民館。図書館も併設されているホール。とってもいい感じかも・・・と思いながら、パルテノン多摩と比較するひととき。

それが終わってから、多摩市内に急いで戻り、「保幼小合同研修会」に参加。2部構成になっていて、後半のグループワークは現場の先生たちの集まりにて、やや私にとっては敷居が高かった・・・というか、「議員」がいるだけで喋りにくくなるでしょ…と思うため、ご遠慮しましたが、日ごろからお世話になっている島田療育センター支援部の山本秀二先生からの講義を聞いて、また一つ二つと脳みそに知識が詰め込むことができました。

やっぱり・・・現代っ子すべてにとってSST(ソーシャルスキルトレーニング)が必要であることを再確認しました。SSTというと、他人との関係性をつくることにやや苦手、不得意な子どもたちのためのものと思われがちですし、従来はその認識で足りていたのかもしれません。しかし、子どもたちをめぐる今の社会環境を捉えるなら、SSTの有用性を大人が理解し、互いの関係性作りの中で生かすことが求められる気がします。

ということで、多摩市特別支援教育推進計画にもばっちり位置づけされている「たまっこ輝きプログラム」をどうやって発展させていくのか?子どもの育ちを支えている地域の関係者がどんな視点を持ち、ソーシャルスキルトレーニングに向き合い、取り組んでいくのか?・・・学ぶことができましたが、学んだわけですが、参加された保育園、幼稚園、小学校の先生たちはどんな感想を持たれたのでしょう?

しかし、参加者名簿を拝見するに、それぞれ園のご都合もあるとはいえ、一人の先生の出席のないところもあったり、複数人で参加し、学ぼうとしているところもあり。また、小学校の場合にも1校から複数の先生が参加している学校とそうではない学校もあり。個人的には複数で参加することが、その後、研修内容を持ち帰った各園や学校なりの取組みにつなげやすいような気もします。ですので、ぜひ「複数参加」の呼びかけをしてもらいたいですね。

ちなみに会場は教育センター・・・あまりなじみのない施設であり場所ですが、諏訪に住んでいる私にとっては非常に身近な場所でもあり、多摩市で真っ先に廃校になった中諏訪小学校の建屋を利用している場所です。「かけはし」という教育センターの愛称はほとんど知られていない残念な場所。皮肉ながらも・・・「かけはし」になっていないとは言いませんが、まだまだ教育センターに期待される役割の発揮はこれからでしょう。ようやっと、私も長年提案してきた教育センターと発達支援室(健康福祉部)との兼任でセンター長が人事配置され、職員も兼務するようになりました。もう考えても見れば兼任発令や兼務発令の必要性・・・今まで事あるごとに何度発言し、提案してきたか!人事面からの縦割りは少しは緩和というか是正されたはず・・・と思います。

そういう意味で、少しずつですが、カタチになっているような気もしますし、うれしいです。「たまっこ輝きプログラム」で活用している「かがやきブック」についても、ようやく全小学校1年生で取組みが始まっていることもまた、うれしいことです。教育委員会では既にお蔵入り同然になりつつあったものが、こうして表に出てこれたというのもまた関係者の努力と理解あってこそ!

子どもの育ち、その連続性を地域でどうやって支えていくのか?子どもたち一人ひとりが困らないようにしていく・・・そのための支援は保育園だろうが、幼稚園だろうが、小学校だろうが・・・その使命は共通のこと。ひとりの子どもの抱えている「困った」を共有し、関係者が見守っていけるようなゆるやかなつながりが求められますね。さらに取組みを進化させていくために次の提案を温め中。さて、どこでいつ提案しようかなあ。