マジックサウンドルーム・・・その方向性は?#パルテノン多摩

20160802

バードカービングの作品展を見に行き、いろんな趣味があるものだと思う。木工なんですけれど、そうは見えないし、本物みたいで剥製のようで・・・。協会もあるみたい。私が足を運んだ作品展への出品者はどちらかというと高齢の方が多かった印象ですが、こうした楽しみを持ち、豊かな時間を過ごすこと・・・素敵なことだなと思います。

今日は委員会メンバーで集まり、とりとめなく意見交換をしたような印象もあったのですが、話し合ったのはパルテノン多摩のこと。結局のところ、「子ども教育常任委員会」が掌握できる範囲と言うか、所管している領域の中で私たちはどんなことを議論できるのか?という視点も確認した感じです。ただ、先日、みなで見に行ったマジックサウンドルームと自動演奏楽器のこと・・・大規模改修にあたって、あのまま温存しておくかどうか方向性を何となく示しておく必要があるのではないか?とのゆるやかな認識では一致し、下記のようにまとめました。

・大規模改修にあたっては、マジックサウンドルームをあのままにしておくわけにはいかない
・マジックサウンドルーム内にある自動演奏楽器はあのまま多摩市が所有し続けることも難しい

大事な財産としての自動演奏楽器。所有するということは、適切な管理をすることが大前提です。言うまでもなく、非常に財産価値は高いものであるはずで、例えば小中学校やコミュニティセンターなどに配置換えして、もっと市民が身近で聴けるようにすれば良いのでは?というアイデアもあったのですが、実はそうするには「自動演奏楽器のための環境づくり」が必要となり、そこに予算を伴うことになり・・・そうそう簡単にはいきません。「適切な管理」とは温度や湿度を管理し、もちろん調音などもしなければいけないということ・・・やっぱり、「はいどうぞ!」というわけにはならないのですね。

適切な管理をしてくれるだろう・・・こと前提で引き取り手がいるといいなという・・・売却するのか、寄贈するのかなどなどその手法についてはいろいろあるかもしれませんが、そこは引き取り手を探すことも含めて、行政に検討してもらうことにし、大きな方向性としては「もう、持ち続けることはできない」「一定の役割を果たしてくれたと判断するしかない」という感じで一致した気がします。

しかし、これらの自動演奏楽器については’いわくつき’・・・こちらにもまとめてあるように、自動演奏楽器の購入にあたっては、どうもすっきりしないような経過もありますね。今さら、根掘り葉掘りする必要はないのかもしれませんが・・・結局は「誰が責任を負っていくのか?」・・・突き詰めていくと・・・・後世で対応しなければならない私たちなんですよね。ツケのひとつかもしれない。総額約4億円にも上る高価な財産が残され、しかし、それを維持できないという、今、非常に悩ましい、苦しい判断を迫られているわけですから。

 

小樽市で石原裕次郎記念館が老朽化のために閉鎖されるというニュース。似て非なる・・・なんですが、相通ずるものをどことなく感じるというか。これから老朽化する施設はどんどん増えていく。それは多摩市のみならず全国共通の課題。官民問わずということなのでしょうね。

パルテノン多摩のマジックサウンドルームと自動演奏楽器・・・その行方をどうするか?あとは行政の手に判断が委ねられた感じかな?!