なぜ、小児生活習慣病予防検診があるのか?

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坂出市、高松市、そして三木町にある松原病院の松原先生、小児科の柴崎先生をお尋ねし、「小児生活習慣病予防検診」のことについてヒアリングしてまいりました。

多摩市でも小学校5年生と中学生の希望者に予防検診を実施しています。かなり歴史があり、データも蓄積されていて、毎年度報告書も更新されています。が、しかし、その実態がどうなっているのか、有所見の子どもたちへのフォロー体制等については気にしていなかったというか、どうあるべきなのか等など議会でもあまり話題には上りません。

我が子も昨年、採血をしていただきその結果をいただきましたが、子どもの認識としてもあまり意識していないというか「血を採った」くらいにしか考えておらず、何のための検診であるか自覚はされていないようです。

香川県は「野菜を最も食べないワースト」になったり、糖尿病の罹患者が多いということもあり、「子どもの頃からの生活習慣の改善」に医師会全体の意識も高いようです。そしてまた、各学校でも予防検診の意義について、「事前学習」「事後学習」なども取り入れ、「自分のからだを知る」・・・つまりは、自己管理できる大人を育てていくことをめざしているそうです。検診は「採血に耐えられるだろう小学校4年生」の希望者全員に実施しています。その後のフォロー体制は県下自治体によってまちまちなようですが、学校医さんと連携し、個人カルテを作成し、養護教諭や栄養職員や担任を交えた個別指導や相談を実施したり、万歩計の貸出して運動不足の解消を促したりと工夫をしています。小学生くらいの子どもだと、生活習慣などを見直すとすぐに効果も表れやすく、その後のモチベーションにもつながっていくようですね。

「小児生活習慣病予防検診はなぜ必要であるか?」・・・改めてこの意義を確認しつつ、検診後のフォローがどのくらい実施されているのか、小中学校の間は教育委員会が関わるけれど、その後は一体どうなっているのか等など多摩市の取組みにも多くの示唆を頂けるようなヒアリングができたと思います。特に、讃陽堂松原病院の松原先生、柴崎先生には業務の間にもお時間をいただき、三木町(昭和62年から取り組んでいる)で重ねてきた取組み、子どもたちの状況やデータの分析などを詳細に伺うこともでき、とても参考になりました。

というわけで、充実した調査活動となりました。今回の調査を踏まえては、折戸さんが一般質問をする予定なので、これ以上は詳細は書きません。ネタバレにもなりそうだし♪

いずれにせよ、せっかく実施している小児生活習慣病予防検診ですから、「費用対効果」ももっと意識し(これは長期的な視野からの経済効果も含めて)、スマートウェルネスシティ(健幸都市)にふさわしい取組みにしていく必要がありそうです。

 

うどん県・・・ということで、セルフうどんやさんと、ふつうのうどんやさんに。濃霧で飛行機が飛ばなくなるかも・・・・と急遽行程を見直して、慌てて高松空港に駆け込んだ経験は忘れられない思い出。お土産に「和三盆」を購入できなかったのが何よりの心残りデス。

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