「ママ座談会」に参加。結論を一言でいうならば・・・「なかなか本音で話し合える人を見つけることが難しい」と感じているママたちが多いということ。あまり相手に深入りすることはしないように接していることが多いようですね。
それにしてもホント、びっくりするのは子育て環境一つとっても、昔と今は違う・・・・10年ひと昔・・・というよりも、5年ひと昔?・・・いや3年?って思います。いまどきのママたちには「子どもが泣き止むアプリ」があって、活用しているようで・・・・。「そんなのあるの?」「そんなの使っちゃうの?」と驚き。電車に乗っているときなど、子どもが泣き出したtきには「アプリ」みたいな感覚なのだと思いますが、子どもがぐずったり、泣いたりするのはある意味想定内ですし、仕方のないことですよね。冷や汗かいて、背中がびっしょりするような経験は私も何度もありますが・・・そんな時、周りの人に助けてもらったこともあります。このままいけば、アプリで泣かない子ども対策するのが当たり前?…みたいになってしまったりして。「アプリを使い子ども対策」しない親が白い目で見られたりするのかしら?と想像すると、ちょっと怖い。
さて、「本音で話し合える」という点ですが、そもそも「本音で話し合える」関係って、今も昔も「つくるのが難しい」のではないか?と私は思うのですがどうなのでしょうか?いろいろな場に出かけ、そこで出会って、意気投合して…大人になればなるほど、鎧に兜をまとっている人の方が多く、「なかなか難しい」ですね。「子ども」を通じたつながりは保育園などでクラスメイトができれば、一気に広がるとも言えますが、でも、全てに「本音で話し合える」関係を期待するわけではないでしょう。
例えば、保育園などで同じ時に父母会の役員をやった経験・・・を通じて、ぐっと親近感が持てる関係になったり、仲良しになれたりすることが多いわけで、それは小学校に上がっても同じこと。なので、私は父母会に関わって、その時だけちょっとだけ頑張ってみちゃうことは案外おすすめだったりします。
なので、「本音で話し合えるママ友が欲しい」という悩みを聞いたときには、「私だってそんなママ友は数人もいないかもしれない」と言いますし、同時に「父母会活動」をおすすめしてしまいます。とは言え、これもまた難しい面もあり。父母会に限らずですが、その時に一緒に活動するメンバーによりけりであることもまた事実です。
最終的には、「本音で話し合えるママ友がいないといけないの?」という見方もあったりで、「ママ友」を必死で見つけようとして、苦労しているというか、悩みにさえなっているママたちには、そんなに焦らないでいいのにと思うわけです。
いまや、「孤立するママ」の存在にも光が当たり、国をあげても「子育て支援!」となっており、地域ごとに「子育て拠点施設」を設置する方向にもなっていますが、「行ってみよう」という一歩を後押しできることがより重要で、誰がその役割を担うのか?についてはあまり語られていません。正直、そこに最大の問題と課題が潜んでいることには気が付いていても、「有効な手立て」は?単に拠点だけ設置して、何だか子育て支援をやった気分になっている行政になってはいませんか?(これ、多摩市に限らずで国に言いたいことです)…ここに問いを持っています。多摩市では「こんにちは赤ちゃん事業」ということで、保健師さんたちが4か月以内の赤ちゃんを全て訪問することになっていますが、その期間を超えたところに、次々と悩みも出てくるわけで、それ以降のフォローも含めたところも大切です。みんながみんな積極的ではなく、人見知りな性格のママも存在しますし、赤ちゃん4か月以降に転入してくるなんて場合もあるでしょうし・・・。
そういえば、安倍首相が施政方針演説で述べていた「子育て世代包括支援センター」を全国展開するという話。ここ、私たち多摩市ではどんな風に取り組んでいくのだろう?とふと思い出し、代表質問で聞いてみようと考えています。市長は「多摩市版地域包括支援」を展開すると言っていたのですが、あえて「多摩市版」としている意図にもまた関心があります。会派のメンバーと代表質問の原稿について意見交換したりして、私の薄っぺらさもずいぶんと補強されているかも。代表質問の持ち時間が50分もあるなんて!・・・頭が痛い。