12月になりました♪

20151201

今日から第4回定例会が開会しました。冒頭で、傍聴者も含め、一同で佐伯美生議員への黙祷を捧げました。その後、市長からの行政報告、一部組合議会からの報告を経て一般質問へ。

一般質問は「意見開陳」するためのもの・・・って学んだことがありますが、議員それぞれの立場や価値観に基づいての提案などがてんこ盛り。市政に直結するわけではないけれど、でも直結するような「オスプレイ配備計画撤回」と「横田基地撤去・返還」の話題などもあり。私としては答弁する側の行政の立場になり、同情してしまう話題もあります。「聞かれても困る」的な一般質問項目って・・・きっとある。特に国政のイデオロギー的な問題については、政治家として「市長」が見解を述べることはできたとしても、してほしいなと思うことはある一方で、しかし、市長は「行政の長」と言う立場ではなかなかモノが言い難い面もある。奥歯に何か挟んでいるというか、気持ちを押し殺しているというか・・・市長も慎重を期した発言も多くなっているなと思います。質問する側に立てば、そこに物足りなさもあるわけですが、市長としては無難と言えば無難にやりこなしているとも言えますし、市長以下控えている部長や職員たちは波風が決して立たないような発言に胸をなでおろしていることでしょう。

そんなわけで、今日は私と同い年の大くま真一議員が、「貝取保育園の整理統合」の方針を改めるべきとの立場で質問をされていたのですが、公立保育園問題については、過去に子ども教育常任委員会が議会における事務事業評価の中で「1園は存続させるべし」という方向を出したことがありました。社会福祉法人も含めた民間の事業者がかなり実績を上げていることもあり、「公設民営」というかたちで、他市に目を向ければ公立保育園はどんどん民間移譲なども含めた民間化が進んでいます。「公立で存続させるなんて、考えられない。理解得られない。」とする意見は議会内にも渦巻いていたわけで、しかし、そこで「でも公立保育園を存続させる意義」を再確認したのが4年前の話ですね。どうしても公務員は人件費が高くなってしまうので、民間経営・運営園の保育士さんと給与を比較すれば、当然ながら・・・・「民間化」の選択肢が突きつけられるのは致し方ない面もあるのです。民間園の保育士さんの給与が低すぎることもまた問題と言えば問題なんで何とかしたいものの、ここなかなか改善もできず苦しいところです。

とは言え、公立保育園1園は存続させたいとした当時の議論を思い起こせば、やはり民間経営の保育所全体をひっぱっていくところの行政の役割がかなり強調されていましたし、何せ、唯一の公立幼稚園を廃止したことについての総括を踏まえてみても、現場を全て手離してしまうことは望ましくない・・・という判断があったやに記憶しています。ある意味、給与水準についても、公務員保育士さんの水準に民間園保育士さんの給与がひっぱりあげられるような図になれば理想的なのですが・・・・。

いずれにせよ、大くまさんが指摘をするように「保育園の存在」って若い世代が住むための条件の一つにはなると思うわけですが、しかし、「公立で残す」という選択がどこまで市民的な合意と理解が得られるかはまた別の話な気がします。ちなみに貝取保育園を含めて、その周辺にある民間の保育園について次年度の入園希望者数は定員割れの状態にあるのだとか。やはり駅前の保育園に人気が集中しているとの現況。これは昔から変わらないですね・・・。今後、人口減少、少子化も進む中で「待機児問題」への動向も気になりますが、今は足りなくてもいずれ充足し余剰となってしまう。現状では、他市に目を向けても、供給が需要を喚起するとも言われ、増設しても増設しても保育園が足りない!みたいな状況が生まれていることもまた事実ですが、将来を見越しながら、今をどう乗り切って、乗り越えていくのか・・・「知恵の出しどころ」になっていますね。知恵はきっと枯渇しない・・・と思っているのですが、なかなかいい知恵も出せないでいる感じもします。

私は、今回の一般質問では多摩センターを「学園都市」(何となく言い古されて、手あかがついている言葉ですが)に・・・と提案するつもりですが、若い世代がまちに魅力を感じるポイントとしては・・・やっぱり「教育!」って思います。なので、今までからも「子ども・教育」にこだわりながら議会活動を重ねているわけですが、改めて多摩センターの再活性化戦略の一つに「教育施策」を入れていくことが何よりも重要だし必要なこと!・・って意見開陳(一般質問)する予定です。そんなことで、発言順がまわってくるまで頭をまた柔らかくしておかねばと思います。何しろ、一般質問をするとき・・・行政の答弁に対する瞬発力って言うか、言われたことに対して、ちゃんと質問を返していくことがとても大切なのですが、時に・・・答弁内容に頭が真っ白になってしまうこともあるので。