新しい仕組みを動かすのは誰か。

20151104

公共施設の在り方について・・・先般意見交換した4つの団体の皆さま(先日の話し合いについて書いたブログはこちら)が各会派ごとに意見交換会を実施をしたいとの申し出がありましたので、本日開催いたしました。聞くところによると、今回が一番最初ということで、改革みらいがトップバッターだったそうです。会派でも、正直なところ意見をとりまとめなどはしておらず、今後、もう少しメンバー同士の意見交換をしていかなければならないと考えているところでの、今日の会でした。

なかなか突破口が開かないというか、風穴が開く気配がしない現在の取組みについて、少しでも後押ししてほしいし、それが議会の役割だということをご意見としていただいたと受け止めています。確かに、この問題・・・議会としても?議員個人としてもなかなか進め方も難しく、個人的な見解を披露したところで、「発言した」ということでは記録に残っても、それまでのこと・・・公共施設にかかっている経費、今後かかるだろう経費を見込みながら、今後、ますます必要になるだろう社会保障分野への対応をはかっていくためにどうしたらいいのか?・・・合意形成を得ていくために議員個人はもちろんのこと、議会全体としてどうアプローチしていくかは課題です。

新しい政策立案から実行までの仕組みが必要ではないのか?…市民の方のご意見にも頷けるところもあり、その中で議会として果たすべき役割もあるんだろうと考えています。とは言え、これもまた、個人的見解の範疇からなかなか飛び出していくものではなく、ここから出発して、議会全体の合意事項にしていくまでにも相当な時間がかかるというものです。

一つ一つ丁寧にやろうとすればするほどに時間がかかる。必要十分な時間をどう判断するのか?ということもまた、主観に基づく場合も多く、かかりすぎる時間=民主主義のコストととも言われ、重視すべきとの意見がある一方で、「一体いつまで時間をかけるのか?」「時もまた金であり、時間を書けたらいいというものではない」と言うのもまた批判です。ちょうどいいタイミングというのか、「機が熟してから」との表現もありますが、その間合いと言うか見極め・・・これを一体誰が責任を持って行うのか?

調整に調整に調整に・・そして調整を重ねていくところのやりとり・・・出口の見えないトンネルに迷い込んだ気分になることも多々あるものです。そして、今がちょうどそんな真っ只中・・・・市長は「市民と対話をする」といい、対話をしても対話をしても・・・・消化不良がますますひどくなっていくような状態。ここ、どうやったら、針の穴でもいいのでクールに風が通らないかしら?

今日の意見交換でもそんな気持ちになりました。「もっと、議会に頑張ってほしい。」そんな期待感が強く感じられたというのは事実です。ここに私たちどう応えることができるのだろう・・・・?・・・・本音では「応えきれないかもしれない」という不安の方が今は大きいかもしれない。自信を持って、確信を持ち、「できます」と言い切れない現状。何だかなあ・・・という気持ちでいっぱいです。トライアングルをつくり、行政と議会とそして住民と・・・とよき関係を築くことができたらいいのですが。

そもそも、弱音に近い本音をこんなところに書くのもどうか?と言われることもありますが、しかし、お世辞にお世辞を重ねて「やります!できます!」と言うことができなくて・・・という休み明け。引き続き、行政全体の取組みを大きくとらえながら、個別課題の解決に向けて取組まないといけないですね。明日は戦没者追悼式が行われます。