学級会…授業見学@瓜生小学校

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たまたま・・・というか、ご縁もあって・・・というか、瓜生小学校の校長先生よりお声かけをいただき、「校内研究」に参加をさせていただきました。瓜生小学校は校内研究の主題が「特別活動」。そしてまた、本日の授業は「学級会」・・・学級会の授業参観と言うか、見学と言うのは滅多にできないし、今までも見学をしたことはなく、実は他の予定にごめんなさいをして、3年1組におじゃましてまいりました。

学級会の授業風景は、私が子どもの頃とは様変わり。もちろん、他の授業についても同様だと思いますが、自分自身が受けていた時の授業風景とは異なりますね。わかりやすい板書の工夫をはじめ、特別支援教育も意識した先生の言葉遣い、教室の掲示ひとつとっても、昔々一昔以上前とは格段の差を感じます。今日の授業も同様です。いろんな評価もされ、批判もあるとは思いますが、でも、やっぱり私は日本の教育、積み上げてきているモノはあると考えています。指導の工夫も日進月歩と感じます。

私は教育のプロというわけではなく、議員活動を通じて、学びを得ていることが多いのですが、本日も講師として授業の講評にいらしてくださった文部科学省初等中等教育局の安部恭子先生から、「特別活動」の大切さとともに、実際に私が見学した3年1組の授業について、よりよく内容を展開していくための工夫、指摘などのお話も伺うことができ、ちょっぴり物知りになった気分です。それにしても、多摩市がめざす「2050年の大人づくり」は、文部科学省が目指している「2030年の社会と子どもたちの未来」を見据えた学習をはるかに超えた次元にあることも知ったため、何だか気が遠くもなりました。考えようによっては、多摩市が取り組みはスケールが大きく、それだけ意欲的とも言えたりして・・・?!

そんなことで、私がつくづく感じたことは、「先生たち頑張ってる!」ってことです。この一言に集約されるわけで、もっともっとこのような校内研究の場を議員にも開いてもらいたいなと。実際のところ、プロではない議員が現場を熟知しないまま、頓珍漢とも言えるような発言をしている場合もあるかもしれない・・・自戒を込めて・・・こうした研究授業の場を先生方と共有し、そしてまた、今日は先生方と意見交換する時間はありませんでしたが、ここに先生方と実際に意見交流するような場があると、私たち議員にとっては本当に有意義で価値があることを痛感させられました。安易に現場を批判してはいけない・・・とも感じさせられるのは、とかく瓜生小学校の先生たち、比較的というよりか私よりも若い先生が多いとお見受けしたのですが、若いだけにとても柔軟で、それこそ、自分の授業力を磨こうとする意欲、成長したいという意気込みを共有できたから。こうした授業研究などの場に取組む先生たちの姿に何だか頭も下がりました。

 

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色別短冊のカードには授業の感想が綴られています。ピンクは「よかったところ」、水色は「改善点」、黄色は「質問、疑問」ということで、授業を見学した先生たちが書き出ししたものです。

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先生たちそれぞれが出し合った自分の意見をもとにした発言をしていきます。限られた時間の中ですが、先生たちが共に学びあっていく様子・・・そんな時間を共有させていただきました。

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最後は、安部恭子先生からの講評など。「特別活動の充実」は・・・実は子どもたちの学習意欲を高めていくためにも大事なことで・・・・特別活動が上手に展開されているところは学力も低くはない・・・・という、まさに特別活動と学力とは切っても切り離せない関係にあることが強調されていました。また、3年1組の授業というよりは、授業中の子どもたちの姿から感じた「学級経営」に工夫をされている先生にねぎらいの言葉も。先生たちは今日を経て、さらに授業を発展させるべく、努力を積み重ねていくことでしょうね。

学校がチームになっていくこと。不可欠だと考えています。そんな観点で瓜生小学校を捉えてみると、校長先生副校長先生を中心にしながら、「チーム瓜生」ができているようにも感じた次第。先生たちが「チーム」になっていれば、学校全体の雰囲気は活気があるというか、とてもいい雰囲気が漂う気もしました。

 

そんなことで、本日は学び多き一日となりました。午前中は特別支援教育についての懇談会にも同席させていただき、なかなか行き届いていないというか、かゆいところに手が届くような取組みにはなっていない現況も認識することができたり・・・・。さて、この学びをどうやって市政の発展に還元していくのか・・・・ここから問われるのはナケナシの私の力量・・・・エライコッチャ!って感じです。

 

明日から、毎年参加している全国都市問題会議へ。長野まで行ってまいります!