教育長再任。補正予算は可決。

20150908

台風ですね。先週末は北諏訪小学校での「こどもの王国」。青少年問題協議会の北諏訪地区委員会が主催ですが、この催しを支えているのはやっぱり児童館職員かなあ。イベントを立ち上げた時から関わっている職員は有休を取得して、この日の支援に入っているという・・・。すでに諏訪児童館からは異動しているにもかかわらず・・・です。イベントで使用しているポップコーン、わたあめの機材をはじめとして、その他諸々の備品類も多摩市内の他の児童館からすべて貸していただいているもの。児童館職員のネットワークで支えられていることを改めて感じるものです。

児童館は子ども子育て新制度の中で、今後の行方が問われています。子育て拠点施設として衣替えすること。ここを国は誘導していて、こちらに補助金が出されます。財政運営的に考えたら、やっぱり私たちも誘導されてしまう・・・これは選択肢としてはベストではないのかもしれませんが、しかし、その選択を拒めるほど余裕があるわけではない。こんな状況で、いろいろ理屈を考えるというか、今までの取組みを総括して新しい路線に向かっていく感じです。

乳幼児期は児童館で。そして、小学校になれば放課後子ども教室で。そして中学校になったら・・・・?

育ちの連続性。フォローできる地域の顔の見える関係。児童館は乳幼児期から小学校から、中学校からそして高校まで・・・・一人の子どもの育ちを連続して見れた場所とも言えますね。実際にも未就学の時から児童館へ、そして小学校になって児童館へ、中学校になっても・・・・と児童館を居場所にし、児童館職員を心のよりどころにしていた子どもたちもいるのも事実。子どもをめぐるいろいろな事件などに触れるたび、児童館の存在を考えさせられるものです。大きくエリアを区分けし、聖蹟桜ヶ丘エリアは一ノ宮児童館、永山エリアは永山児童館、多摩センターエリアでは唐木田児童館で中高生対策も実施していますが、場所的にも利用者が一部だ・・・という批判もあります。一部しか利用できない場所だから不公平だから「なくす」という選択をするのか・・・もしくは、一部でも利用できる場所があることは重要なことだから「残す」という選択をするのか・・・これもまた議論の分かれるところです。子どもたちの居場所の問題。子どもの声はなかなか政治には届かない・・・・難しいですね。

 

さて、今日の本会議。補正予算はいくつか質疑があったものの問題なくいつもどおり全会一致にて可決。そして、私としては教育長が全会一致で再任されてよかったなと思っています。昨日の一般質問で、教育長の見解をしつこく聞いていた私ですが、特別支援教育を進めていくことに想いのある教育長ですし、今度は任期が3年間ということで、新たなスタートを特別支援教育推進の基礎を再構築するところにしっかりと向けてもらいたいと考えるものです。昨日の教育長の答弁について、「その表現力に感服した」という感想をいただきました。うれしいですね。そんな教育長の言葉が市民にはもちろんのことですが、ちゃんと学校現場に届いてほしいです。

 

そう、今日の写真は北諏訪小学校合唱団の発表の風景です。もともと立ち上げた時に指導してくださった先生が異動してしまい、それとともに団員数が減ってしまって、それでも継続している。それを支える学校、それから指導者は地域の人材。いつまで継続できるのだろう?と心配しつつ、「あと少しは頑張る」と言っているうちの娘を送り出す日々です。こうした学校の課外活動がどこまで保障できるのか。こんなところもまた教育委員会がどう考えるかにかかっている気がするのです。

ところで来週から決算特別委員会もありますし、そのための準備をしています。何と言うか、教育委員会ってやるべきことが少なくない。ついつい学校教育部門に目が向いてしまいますが、文化財保護について中心に議論することにもなっているので、情報収集中。ホント・・・知らなかったことが多すぎて。事業の見直し云々・・・とかって、議会(議員)は安易に言うけれど、ホント現場は苦労してるなあと・・・変に同情してしまったりする・・・・。同情してはいけないのでしょうが。

 

明日は休会です。しかし、休会を喜べないくらい、宿題がたくさんあり、朝から会派で集まって籠ってミーティングします。