9月定例会 一般質問5日目

20150906

北諏訪小学校ではゴーヤのカーテンがとても立派に成長しています。かつては「ESD=ゴーヤのカーテン?」みたいなところもあったわけですが、今は、ESDについても理解が広がり、市内の学校は全て「ユネスコスクール」になっております。とは言え、その取組みについては、各学校でまだまだバラツキがあるというか、ものすごく意欲があるところはどんどん意欲的に取り組んでいるのに、やっているのかやっていないのかわからない学校もあったりするのもまた事実。こうした学校の意識差というか温度差と言うか、バラツキが認められる場合には誰がどうバラツキをなくすために汗をかくべきなのでしょうね?

さて、一般質問も今日は最終日。トップバッターで発言順がまわってきました。事前の意見交換や調整の成果なのかわかりませんが、ばっちりと優等生的回答が第一答弁から帰ってきました。まるで模範解答で、さらっと聞けば「ふーん」と納得できてしまうような感じで、予め第一答弁の内容は受け取ることができるのですが、ホント、行政は整った答弁を作成するのが上手。ただ、答弁だけで納得せず、その先にどんな答えを引き出せるのかが大事になってくる気もします。それがなかなか手ごわいのです。

今日は特別支援教育推進計画のことと、歴史文化を伝えていく図書館の役割のことを質問したのですが、さて、私が伝えたかったことを答弁者(質問調整した所管、相手方)以外のみなさんにどのくらい伝わったのかが課題ですね。わかってる人どうしでのやり取りになっているなと思いながらやりとりしていました。それにしても、質問して、一体どのくらい物事を動かすことができるんだろう?・・・って思います。特に学校現場・・・・正直、議場で議員が発言しただけで学校現場は動きません。結局、学校現場を動かすのは教育委員会(事務局ですが)で、その教育委員会の体質や体制やらがとても問われている気がしています。五月雨式の通知文書にて学校に指示を発する、もしくは、校長会などで「やってください!」「やりなさい!」って指示するだけで変わるなら、そんなに簡単なことはない。動かすためには、「動かなくてはいけない!」って現場に感じてもらえる、理解し納得してもらうことが重要で、そのためにどこまで教育委員会が各学校に寄り添えるかがカギになると考えています。

子どもたちに寄り添って・・・って学校や先生に求める前に、教育委員会は今の学校現場、現状にちゃんと寄り添い、向き合っているのか?・・・ここ、私が最近とても心配しているところです。なんか、上からの決めつけや押し付けで、現場が「動かざるを得ない」みたいになっているのではないか?ってそんな息苦しさと辛さを感じるのです。

 

ってことを伝えたつもりなんですが、伝わったかしら?

 

そして、歴史文化を伝えていく図書館の役割についてですが、現在、策定に向けて、鋭意進行中の「読書活動振興計画」・・・・この中に、読書活動の振興を支える土台となっていく「図書館」について、その運営のありかたなどについても盛り込んでいきたいとする見識。ここ、本当に理解に苦しみます。読書活動の振興は図書館が果たすべき役割の一部であって全部ではないのに、なぜ、「読書活動振興計画」の中に「図書館運営やらサービスの基本部分」のことまで盛り込もうとするのでしょう?・・・ホント疑問。いっそのこと「読書活動振興計画」というタイトルを変更したほうがわかりやすい。多摩市の図書館の基本計画=読書活動振興計画・・・・なんて、笑われて終わるような気がしてなりません。読書活動の振興以外ところに果たす図書館の役割が大きくて重要なはずなのに・・・・これまた、多摩市の図書館行政の水準を物語るものです。

 

ということ、伝えたつもりなんですが、伝わったかしら?

 

一般質問は何度やっても、慣れない。緊張する・・・だいたい、私は人前ででしゃばって話をしたりするの・・・好きになれないんです。自分の能力のなさをひけらかす気がするからです。

 

そんなことで終われば終わって・・・よかったと胸をなでおろし、気持ちをリセットして、また明日からの審議に臨みます!