「平和」を忘れてしまわないように。

再びパルテノン多摩での開催となった多摩市平和展。今年も市民のみなさまによる実行委員会が企画され、私たちに改めて「平和を問いかける」きっかけをつくっていただきました。ありがとうございます。平和展の開催を担当している職員さんは実質2名なんだそう。市民の力で、そしてまた、必要なところではガッツリと職員の方の働きのあるプロジェクトとも言え、毎年、「見るだけ」の参加の私は、感謝の気持ちでいっぱいです。

現在進行形で戦争、紛争の発生している地域もあり、世界に目を転ずると、日本社会にいるだけでは見えてこない日常が存在しています。もちろん、この日本でも改めて「平和とは」を考えさせられるような事件も起きていて、時代のせいだけにしてはいけない空気感を感じています。問われる政治の役割も合わせて考えさせられますし、その「政治」のなかに「市民の存在」はどうあるのか…その立ち位置を再認識しなければならない時ではないかとも思うものです。

私は小学校の時に「夢の島」に社会科見学に行ったのですが、「全然、夢の島ではない」と思った感想を抱いていて、その一番の理由は「第五福竜丸」でした。久保山愛吉さんのことを知り、とてもショッキングだったことを思い出します。そして、こんな怖いことをするなんて…と子ども心に強く憤ったこと、二度と起こしてはならないことと強く思ったこともまた思い出すものです。

なぜ、あの場所が「夢の島なのか」という疑問がしばらく拭い去れなかった小学生でもありました。

昔の記憶を辿りながら、こうした展示を身近なところで見ることができて、ありがたいなあと…しみじみと。そして、やっぱり、自分たちが「平和でありたい」と強く願うことなくして、「平和を守る」ことはできない。「いかなる武力行使も反対。」…子どものころからずっと考えてきたこと。多摩市平和展は今月末まで。この週末に企画の学習会はとてもいい内容だと思っています。私は他の予定と重なってる…やりくりできたら、行きたい。

臨時会がありました。

臨時議会が開催されました。補正予算と言うことで、「原油価格・物価高騰対策」への支援策。その財源が「新型コロナウイルス感染症対策対応地方創生臨時交付金」になっているところが、何となく不釣り合いな感じもありますが、支出可能なのです。高齢者、障がい者支援に関わる施設、保育園や幼稚園などへの支援策です。先行きどうなっていくのかしら?支援をし続けるのはいつまでになるのか?…と気になるのですが、市民一人ひとりの暮らしもきつくなっていることは事実。一自治体で対応するにも限界があります。税金を使う優先順位について、その見極めを誤らないようにしていかなければならないですね。

臨時議会での補正予算の審議はあっという間に終わり。全会一致で可決。その後、災害対策連絡会があり、新型コロナウイルス感染症対応についての現状の報告が行われました。とにかくPCR検査などでの陽性者が増えている状況…多摩市でも自宅療養者の数が週明けと比べても300名以上も増えていて、1000人超え。全国知事会で感染症法の対応を見直しも含めて検討してほしいことが国に対して要望されたようですが、1週間で100万人近くの方がコロナに感染しているという状況が世界一だと…騒がしくなっています。「感染爆発」という言葉、使用されなくなっている気がしますが。

さて、午後になり、委員会での勉強会が行われました。勉強会=非公式の会合になっているので、インターネット中継は行われません。9月議会内に開催される決算審査に向けて、「議会による行政評価」に取り組むので、その事前準備と言うか打ち合わせ。委員会ごとに評価する事業を選ぶので、今回は「地球温暖化対策事業」を主に置き、関連する事業も含めて、施策評価的なものにつなげていけると良いなと考えています。

温暖化対策は優先的に取り組まないといけない課題ですが、具体的に進めていくことが難しい問題。ここもまた一自治体での取り組みは限界もありますが、せいぜい、「省エネのご協力を」くらいはもっともっと必要かもしれませんね。ただ、健康を害する暑さには耐えられません…という意味でも「クールシェア」なのかもしれませんが、コロナ感染の広がりなども念頭に「外出控え」も呼びかけられつつある状況に何とも言えない感じ。各戸に全戸配布されている「クールシェア」のパンフレットはどれだけの市民に活用されていくのかなあ…と思っています。

委員会では環境部の部長課長が出席し、昨年度の取り組み内容などヒアリングを行いましたが、「事業の成果を測定するための指標づくり」をどうするか?…からはじまり、もっともっと一つひとつの事業の「質」を上げていくための取組みを議論していく必要を感じます。「あれもこれも」と欲張りになっても、業務をこなしていくために必要な人員が足りなさ過ぎて…どれもこれも中途半端になっているような印象さえ受けるのが残念。「気候非常事態宣言」以来、環境部の取組みに注視してきて一番思っているのは「業務の改革」をしきれないままに、仕事だけが増えているという状態。これは環境部だけに限らないのかもしれませんが、「仕事の見直し」という視点をもっと取り入れていかないと、これからの時代にも耐えられなくなっていきそう。仕事が増えたとて、それに見合った人員配置など全然期待できないため。こうした視点も持ちつつ、事業点検をしていくことが議会に対して求められることの一つかなと思ってます。

 

あっという間に7月も終わり。来週明けは8月1日ですね。夜の稲光はすごかったし、あの一瞬の雨の降り方もすごかった…。でも、あまり涼しくなりませんね。暑さ本番…これからが…。何よりも体調管理、免疫を落とさないためにも睡眠。質のいい「眠り」である必要がありますが。まだ、私、自宅ではエアコンを使わずに過ごせてます。身体の体温調節機能がちゃんと働いてくれているみたいでありがたい。

「貪瞋痴」を一瞬でも払う。

やっと自分のスケジュールと合わせられ、久しぶりにランチお弁当作りをお手伝い。高齢者の皆さんに召し上がっていただくので、コリコリパリパリでおいしい「かつおのたくあん」を細切りに集中…たくあんの細切りなどやったことも無く、指が凝った気がする…。みんなで一気にお弁当箱に詰めてから、配布や会食もできる諏訪四丁目の集会場に運んだ帰り道に、しばらくお目にかかっていなかった市民の方と遭遇。

「え、働いているの?」と尋ねられたので、「月に1度だけのランチ弁当づくりを手伝うこともあるんです。」と答えたところ…「それなら、よかった。毎日じゃないよぇ。」と言われました。「議会の仕事が暇なのかと思って‥‥。」と。

今は議会の会期中ではないので…「暇ではないけれど、時間はある。」。毎日、庁舎に行くとか、定時定刻に出勤しなければならないとか…議員の仕事はそういうものではなく、説明するのは難しいんですよね。ちなみに明日は臨時議会と委員会の打ち合わせが開催される予定で、久しぶりに登庁しますが。

ランチ弁当のお手伝いを一通り終えたところで、「お寺deヨーガ」へ。

南野にある妙櫻寺さんで開催です。宗派云々無関係に、古い時代には地域のお寺で子どもたちが遊んだり、学んだり‥‥「寺子屋」とも言うように‥‥今とは違って、お寺がもっと地域に開かれていた気がする‥‥とおっしゃる同世代の住職さん。「もっとお寺を使ってほしい」と考えておられ、その取り組みの一つです。

YOGAのインストラクターの千葉有季さんもまた、地域とつながる活動をされていて、青木農園さんやスタジオメガネさん、けぇどの会所などでも活動されている方。

新型コロナウイルスのこともあり、1回の参加人数を絞り込み、広いスペースでゆったりとくつろぎながらヨーガを体験し、そしてまた、住職の海修さんからのお話しを聴いたり、お経を耳にしながら、身体と心に休息を。

今日は「施餓鬼と貪瞋痴」のことについてお話を伺うことができ、思わず、自分自身を振り返るわけですが、お寺と言う空間が余計に自分の身を正していかねばという気持ちを強くさせるのは不思議です。

運動不足の身体が少しだけほぐすことができたらよいのですが、ヨーガも簡単ではない。固まっている筋肉を自分自身で感じることができないとだめなんですよね。こうして教えてもらった瞬間には…「家でも血流を良くするマッサージくらいはできそう」と思うのですが、3かも経たないうちに…忘れてしまうのがダメですね。やらなくなってしまうだけです。

いずれにせよ、「貪瞋痴」を今日の昼下がりからの一瞬は…払いのけることのできる自分になれた気がします。いつもとは違う時間、空間に身を置くことは大切ですね。住職の海修さんのお話しを受けたインストラクターの有季さんのガイドがこれまた絶妙…ゆったりと身体を動かすことができ、リフレッシュ。海修さんと有季さんの組み合わせがとても良いのです。お二人ともいつも自然体。上から目線だったり、威張るところがどこにもないところが魅力を付け加える感じ。

今日はいつになく「リラックスってこういうこと?」と今までにはない感覚を味わうことのできた自分に満足。ちょっとはコツをつかんだのかもしれない…。とてもよい一日になりました。感謝。

 

お寺deヨーガは妙櫻寺さんのインスタでチェック!

免疫アップを心がけ。

今日は蒸し暑い一日でした。聖蹟桜ヶ丘駅の交番前でしらた議員といつも通りの朝の活動をしていたのですが…雨がポツポツ来ているなあと…引き上げた途端に土砂降りに。…というか、早朝、雨が降っていたので中止も考えていたのですが、雨雲レーダーによれば聖蹟桜ヶ丘駅周辺には雨が降っていませんでした。一時間先までをとりあえず見ることのできる雨雲予測はとても便利。昔では考えられなかったことだなあと思います。

その後、ちょこちょこ用事をこなして、今日は都心まで出かける用事があったので…足を運んできました。ビルの1階でこじんまりとお菓子のフェアをやっていたので覗いてきました。「2個で500円」…とか書いてあるのですが、やっぱり、永山値段の方が安いのでわざわざ買わなかったのですが、お菓子売り場ほど心躍り、楽しい場所はないですね。ご近所周りは…もう見飽きているので、もっとお菓子問屋みたいなところに見学に行ってみたい。

それにしても、やはり都内は私には合わない…酸素不足になりそうというのか、空気の悪さを感じてしまって、息苦しくなります。この蒸し暑さが空気の悪さを余計に助長するのかもしれませんが。それでも今日はいつもとは違う日常を体験することでストレス解消‥‥そして免疫力を上げる…ことを心がけて、実践できた時間でしたので非常に有意義でした。

自己免疫を強くしておくことは最大の感染症対策とも言われているので、ストレスを溜めない暮らし方が大切ですね。コロナ禍で「生き方を考えさせられた」という話しをよく耳にしますが、私もまた、それまでの忙しさから自分を解放してくれた一面もあることを実感しています。免疫力を上げるというよりも、免疫力を低下させないこと…こっちも大事かもしれませんね。

夜風は気持ちいいなあと感じるとはいえ、過ごしやすい夏にはならない予感。暑さで体力を消費し消耗しすぎず過ごしていきたいものです。「夏の思い出」というのは、格別な気がします。「春の思い出」「秋の思い出」「冬の思い出」とは言わないように。今年はいつを夏休みにしようかなあ…と考え中。「18歳成人」を我が子に実感してもらえる何かも探し中…これを我が家の「夏の思い出」にしたいなあと目論んでいます。もう少し、コロナ感染状況が落ち着いてくれるといいのに。

N.Y キャラメルサンド、初めて食べてみたのだけれど、おいしいなあ。お土産にもおススメできる。新しいお菓子に出会うワクワク感があって、さらに食べた時に「めっちゃ、おいしい!」ってなった時の感動というのがすごくいい。これもまたストレス解消につながる手段。おいしくておススメ、できれば手軽に手に入れることができるお菓子をこれからも探したいと思います…身体の負担にならないこと(糖度が高くならないこと)も考えつつ…。

松ケ谷商店街「まつまる」に行ってきた!

メディアなどでもちょこちょこ取り上げられている「まつまる」@松ケ谷商店街。ここのプロデュースに関わられた渥美京子さんは古くからの知り合い。お目にかかった当時はライターのお仕事等もされていて、私にとっては憧れ。ご縁と言うのは不思議なもので、しばらく出会わなくとも、何かであった方が良いタイミングで遭遇できたりする感じがあります。渥美さんがコミュニティづくりに関わられていることは随分前からも存じ上げていたのですが、今回、ニュータウンエリアでもある松ケ谷商店街で取組みを始めていて、同時並行的に…実は多摩市の愛宕地域でもプロジェクトが始動していることを伺っていて、「ヒアリングさせてほしい!」とお願いをしたままになっていたので、ちょうど「まつまる」オープニングのタイミングに合わせて、お話しを聴いてまいりました。

エントランス入ると、東京都内で新しく農家さんを立ち上げた皆さん「東京 NEO-FARMAERS!」の新鮮野菜が並んでいて、その奥には私もお気に入りの「無茶々園」の商品。子どもの時から「みかん」と言えば「無茶々園」で、私も応援しています。ちりめんじゃこもおすすめです。

新鮮野菜ブースの隣には「毎日屋」さん。地域のコンビニエンスストア。

この拠点施設の開設に合わせてなのか…?京王ストアの移動販売がなくなってしまったということで、急遽、仕立てることになったのだとか。コンビニの品揃えや移動販売の品物に学びながら、地域のニーズに合わせて仕入れを行っているそう。その奥にはシェアキッチンがあり、近くにあるAWキッチンの料理スタジオで講師をされていた方などが新たにここを拠点にした活動を展開される予定。すでに開催したパン作りなどは子どもたちも参加して、とても賑わっていたそうです。

新鮮野菜を買ってみました。自分の食卓に欠かせない「きゅうり」「にんじん」。「にんじん」は小さくて細いので、時間短縮で糠漬けにできそう。

さて、「まつまる」には、この場所のプロデュースをされた渥美さんの所属する一般社団法人コミュニティネットワーク協会が関わっている物販以外に、カフェ、トレーニングスタジオ、健康マージャン、趣味の手仕事を展示販売するブース等の入居し、これから、みんなで盛り上げていこう!…という準備万端な様子を感じてきました。

あみぐるみ。趣味をちょっとした仕事、収入に…HobbyDiscoveryさんが運営です。みんなでチクチクできるテーブルとイスも準備してあって、作家さんに学ぶことができるようになるのかもしれないなあ。

障害者の就労支援も兼ねたカフェ。ピザ窯があったので、次に来たときはピザを注文したい。パラリンピック卓球の監督さんが開設している話題の卓球場、健康マージャンにはオープン前から待機する人も。

もちろん、これから、みんなで育てていく場所。まだまだこれからの盛り上がりが楽しみな場所なのですが、気になるのは収支バランスだったり、全体の経営計画ですね。重要なポイントは「組み合わせ」…高齢者の支援、障害者の支援やコミュニティづくりといくつかの事業を「連携」という言葉を具現化させている点だなと思ってます。すでに、豊島区でも実施していて、きちんとモデルがあり、それをベースにしながら、松ケ谷にあうカタチを創ってきたのがポイント。

まさに、「松ケ谷にあうカタチ」をつくるために住民参加をていねいに重ねつつ‥‥と言ってもダラダラ長い時間をかけたわけではなく、約1年ほどでググっと事業化してきたようです。一番最初に実施した住民説明会では冷ややかな空気感もなかったとは言えない…とちらっと伺ったのですが、「そうだよなあ」と。

すでに愛宕地域でもプロジェクトが進み始めていることは、存じ上げていましたので…せっかく多摩市内での取り組みなので注目していきたいと思いますが、その前に…松ケ谷「まつまる」での活動を通じて学びたい!という気持ちがいっぱい。また、足を運んでみよう。

 

「どうせ、何をやってもうまくいかない」とあきらめるのではなく、「うまくいくようにやるだけ!」という気合い、熱量こそが地域に新たなきっかけをつくっていくような気がします。そして、ノウハウのあるプロデューサーに関わってもらうことが大事。素人集団がいくら関わって、見よう見まねでワークショップなどをやったところで、うまくはいかない。お金を集めてくる能力も求められます。「なるほど」と思えるヒントがたくさん。

50周年記念式典でも「地域協創」(自治推進委員会から提案された言葉だそうですが、残念ながら私には、また新しい「言葉遊び」用語のようにしか思えなかったりするんですが…)、阿部市長の「地域委員会構想」の宣伝動画が流れていました。結局、やるべきことは「住民参加」であって、「参加型コミュニティづくり」でしかないと私は思っています。これは多摩市が随分前から取り組んできたことであって、今、何か、新しく始めることではないんです。言葉を変えてもやることは変わらないなら、イメージしやすく「参加型コミュニティづくり」と言った方がよっぽどわかりやすい。とりあえず、私が思うのは…ノウハウのいるプロデューサーがいるかいないかで変わるということ。その一点に尽きます。「誰でもできそうで、誰でもできない」ということをきちんと見極め、スキルを評価し、見合った対価を払っていくことが重要。

市議会レポートが届いたので配布始めます!…でも、涼しくなって、夜にならないと無理だな。

市制50周年記念式典で。

本来は…昨年の11月1日に市制50周年を迎えていましたが、コロナ禍であったり、パルテノン多摩大ホールが大規模改修だったり…いろんなことが重なって、ようやくパルテノン多摩のお披露目のごとく行われたのが本日の記念式典でした。改修後のパルテノン多摩の大ホールにやっと足を踏み入れることができた‥‥っておっしゃっていた方もおられました。

世の中的には新型コロナウイルスの感染が拡大していて、陽性者が増え、自宅療養者の数も増えている状況。でも、式典はどこかが短縮されたということもなく、粛々と行われた印象でした。新型コロナウイルスの感染がどうなるかなど、誰も先を見通せないわけですから、プログラムの内容もなるべくコンパクトにしていたのかもしれません。

かつて議長だった時、他市で行われた同様の式典に出席した経験もあるのですが、その時の記憶も定かではないにせよ…ただ、何となくの違和感を覚えた点もあり、残念さを感じたところもありました。まあ、「無事に終わってよかった」ということを前提にはしますが、でも、これでいいのかな?って思えるところが散見されました。

まず、市長、議長とともに壇上に並んでいた人たちの紹介が全くないのはちょっと意外。もしかすると時間の節約を考えて、省略したのかもしれませんが、客席にいた大多数の方々にしてみれば「あれ、誰なの?」状態のまま終わってしまいました。まあ、主催者グループの人たちであることは明らか。でも、市民の皆さんには接点の薄い行政委員会の方々でもあり、市長と議長以外、「What’s your name?」っていう感じで…。

あの方々は主催者として並んでいたのか、何なのか?選挙管理委員長、農業委員会の委員長をはじめ、あ、副市長、教育長も並んでおられましたが。主催者と来賓が混在しているのかしら?とも思いました。なぜなら、議長にも壇上席が準備され、市長の隣に座っておられ、「市議会議長挨拶」もされたのですが、驚いたことに、私たち市議会議員は「来賓」として紹介されたのです。「そういう整理になってるの?」…って思ったのですが、市長は式辞を述べられ、市議会議長は挨拶、そして来賓祝辞は東京都知事、アイスランド大使館の大使代理の方、友好都市の富士見町の町長さん…東京都26市の市長会会長、市議会議長会長さん。要は、多摩市議会議長は「祝辞」を述べたわけではないんですよね。そうなると、市議会議員の出席ってどういう位置づけ?「来賓」になるのかしら?

多摩市ならでは…というのは、特筆すべきは、市政の発展に貢献してくださった方などの表彰の際、ハローキティが登場したこと。客席側もハローキティの登場にはわきました。

私は感謝状を贈呈された皆さんの代表で挨拶をされた永山商店街の福祉亭を運営されているNPOの代表を務められた寺田美恵子さんの挨拶が深く深く印象に残りました。多摩市は市民活動が活発で、特に女性がとても活躍していると言われているのですが、それを象徴しているような気がしました。子育てを通じて育んできた地域でのネットワークを活かしながら、コミュニティづくりの活動をして、年月と共に支えられる側から支え手になっていくような姿がついつい目に浮かぶような、寺田さんの綴られた感謝の言葉に感じさせられたので。地域福祉を支えてきた市民活動を担ってきた多くの皆さんに共感できるあいさつ。最後の一言として、「自治基本条例」に触れられたことも大きかったですね。行政、議会、市民…それぞれの立場で、市民の自治を発展させていくことを願うだけでなく、実践されている寺田さんの言葉には力強さと説得力を感じた次第です。どうもありがとうございます。

「50周年にちなんで500団体の表彰を」と聞いておりましたが、最終的には500に近い団体を表彰できたようで、市制50周年は「一つの節目だけれど、ゴールではない」と式辞を述べられた市長の言葉どおりで「これからもどうかどうぞよろしくお願いいたします」と思いました。

 

ところで、議長の挨拶で「古くからの街の歴史が軽視されやすいのも、多摩の特徴」とおっしゃったのですが(要約筆記の方のまとめ方は絶妙)、本当にそうなんだろうか。もちろん、ニュータウン開発初期のころは「ただ住むだけ」でこの街に来られた方が圧倒的多数だったと思いますが、ここに住み、歴史を学び、その歴史をきちんと伝えようとしている方もいらっしゃるのにな。ニュータウン地域にお住まいではない議長のお考えが率直に語られたと受け止めるものでして、他意も悪意も無いのだと思っていますが、結構、私には強烈でもありました。なんか、刺さるものあるなあと。住民を「新旧」で分けるような発想からは脱皮したい。

せっかくなので、会派のメンバーで記念撮影。これ、ハンドスタンプのアート。私も参加しようと思ったのですが、いろいろ考えて、やめたというか遠慮しましたが。これ、50周年記念で後世にも残っていく…それこそ、良き作品。平和・人権課の職員さん、ありがとうございます。

今日と明日2日間での催し。何となく、市中の新型コロナウイルス感染状況を思い浮かべると「人混みを避けて」となってしまいますが、パルテノン多摩の見学がてらで、ふらっと足を運んでくださる皆さんがいてくれるといいな。多摩市平和展も開催されています。

真夏に近づいていく予感。

いよいよ…本格的な夏になりそうな予感です。「ちょっと、時間ある?」と呼ばれることはありがたいことであって、市政に関する雑感などなど意見交換をしたりなどしています。市役所の建替えについてフォーラムが行われる予定になっていますが、無作為抽出で一部、案内が送られているようでして…「そういえば、建替える場所は決まっているのか?」「決まらないのに、どうやって意見を述べればいいのか」と言われておりまして、答えるのが難しいですね…私も。今回のフォーラムは、また仕切り直しにて「場所をどこにするのか」まで市民から意見をもらう場になるのかしら。「場所を特定しないで、あれこれ議論させようとするやり方に疑問」というのは他のところでも伺いますね。

さて、「子ども本位で考えていかないと」…と思う場面がいくつかあり、書店で眺めていたら「子ども本位で考えない学校の実態」という帯付きの新書が販売されており、たまたまオンラインにて、著書の妹尾昌俊さんのセミナーがあったのでお話を伺うことができました。本書の中に「私はなにも、学校の先生たちや教育行政の方を一方的に責め立てたいのではありません。組織的にうまくいかなかったことから学んだり、これまでやってきたことを『本当にそれでよかったんだろうか?』と問いなおすことは、だれにとっても、どんな組織にとっても簡単なことではありません。」という一文がありました。「とても大事なことですし、だからこそ『教師と学校の失敗学』と本書を名付けたのです。」ということでした。心底頷けます。もちろん、自分自身にもあてはめて顧みることがあっていいとも思うのですが、「組織的にうまくいかなかったことから学んだり」という視点こそ必要。ついつい多摩市行政になぞらえてしまいます。市民の方から「保険年金課からお詫びと訂正のお手紙が来たのだけど…」という話しも耳にしました。「失敗をしてはならない」ということではなく、きちんとリカバーしていくことが求められるでしょうね。そして、失敗から学ぶ。

学童クラブの子どもたちが午前中、水遊びをしていて…声が聞こえてきました。「マスク外してきて」という大人の呼びかけに、「いいの。やった。」という会話があったような気が。この暑さでマスクはやっぱり苦しいですから。学校のプール指導が民間委託化されたことにより、夏休みのプール指導が無くなりました。民間委託化により、教員の業務負担は軽減され、子どもたちの泳力向上が図られていると聞いていますが、夏休みの学校のプールが無くなってしまった代わりに使える時間を大人も子どももどう使うのかなあ。子どもが夏休みに入り、学校のプール指導に行ってくれるのは…親にとってはありがたいことだったかも。

学童クラブではプールというか、水遊び…となりますが、子どもたちが水着を着て、水泳帽をかぶっている姿がかわいらしく、しばらくベランダからのぞいて様子を見てしまいました。本格的な夏…に向かっていきそうですね。暑さが戻ってくると毎日でもアイスクリーム食べたい。糖度の高さを思い浮かべ、控えめにしていますが。

明日は多摩市制50周年記念式典が行われます。新生パルテノン多摩にて…。大規模改修工事後間もないのに…結構、不具合あるようですね。熱中症に感染症対策に…とにかく無事に夏を乗り越えていく…心がけた行動をしたいものです。

夏休み…「のんびり」を大切に。

朝刊を飾る写真。羽生結弦選手が次のステージへの活躍の場を移すことを表明する会見。また、時間があるときに記者会見の動画を見てみたいと思いますが、物腰柔らかいのに、芯を感じさせるインタビューにいつも感心しますし、私には想像できないようなプレッシャーをどう消化しているのだろう…と思いながら、常にその演技を楽しんできました。必ずしも思い通りの演技にならないときもあるわけですが、その受け止め方は…「神」…という感じ。彼の生き方考え方そのものがすべてに表現されている気がして、その才能を磨き上げ続ける努力が素晴らしいなあと。しみじみしてしまいます。

今日は午前中に議会だよりの編集会議があり、来月5日に発行予定の「議会だより」について最終確認。念には念を重ねるのですが、最終稿に仕上げるまで6回ほど打ち合わせをしています。20年前の「議会だより」、その作成、発行するまでの工程や過程もちょっとだけ知っている私としては、進化しているなあと思っています。それは、印刷技術の発展や進化のおかげとも言えます。「白黒でしか対応できない」(税金をかけられない)と言われてきた状況から考えると、カラー印刷でも安価に仕上げられるようになった時代となり、見栄えを良くすることはできたかと思います。白黒印刷、2色刷りからのカラー…。

考えても見れば、自分の議会ニュースも同様で…用紙を購入して、自分で印刷機にかけてから、折り機で2つ折りにするところまでの作業を半日以上かけてやっていたことを思うと、今は、原稿を仕上げれて、印刷屋さんに発注したら、美しくカラー印刷で、2つ折りにしたものが自宅に届くという流れ。参院選挙などもあって、ようやっと今月末には新しいニュースを発行できると思います。がんばってポスティング!日中を避けて、ウォーキングがてらだなあ。

ところで、「のんびりする」…というのは「さぼる」ということではないと思っているのですが、子どもたちを見ていると「のんびり」と縁遠い生活をしているような気がしています。何にか追われていて、効率の良さだけを追求して、時間を使っている感じ。大人社会の縮図ですかね。私はコロナ禍で実感したことは、「何もしないでボーっと過ごすのんびり…」この時間がもたらす効果の大きさ。どう表現すればいいのかなと思うのですが、何もしないでボーっとしていると、新しいことを思いついたり、忘れていたことを思い出させたりもしてくれて…それがとても良いですね。「オッサンの壁」を読み始めました。自分なりに、「のんびり」…の空気感を大切にしつつです。また、ジェンダーギャップについて話をする機会があるので、その事前学習として。女性と政治参加について、自身の経験を語るというのも…20年前からを振り返ったり、辿ったりするの…意外と記憶から抜け落ちていることもたくさんあるんですよね。

夏のお祭りを含め、イベントその他の開催についても、慎重姿勢になりそうですね。とりあえず、‛多摩市’としては今週末の市制50周年記念式典などが終わるまでは淡々とかもしれませんが。

本格的な梅雨明けはこれからなのかなあ…。

3連休が明けて、また、新型コロナウイルス感染者が増加しつつあると報道…多摩市内の学校でも夏休み前の学級閉鎖を決めたところもあり、保護者の方からも「えーっ!」という声が聞こえております。現状の対応策としては最良の判断となることは理解しますが、一方で、国内の在りようが、海外諸国とは異なっていることを身近でも感じていて、「どういうことなんだろう」と違和感を覚えることもあります。

この週末。感染症対策も万全に…聖ヶ丘のコミュニティセンターで開催されたピアノのコンサートに足を運んできました。多摩市生まれで多摩市育ちの石坂奏さんによる演奏会。司会の方が案内上手で「多摩市にゆかりのある若い人をみんなで応援しましょう」とおっしゃっていたとおり、若い世代の皆さんの活躍はまぶしく、そして未来を感じるものですね。自分も昔は若かったわけで、若さに期待されているところもあったと思うのですが、さて、その期待に応えられているかなとか振り返る今日この頃です。

コミュニティセンターの運営協議会の皆さんも「やっと、催しを開催することができた」という気持ちで出迎えてくださり、あたたかでした。コロナ禍を経て、改めて「コミュニティセンターがあってよかったな。」と感想をお持ちになった方もおられたようです。「パルテノン多摩までは行けないけれど、ここには来やすいから…」という一言は重たいですね。「身近なところ」ってやっぱり大切なんだと思います。

さて、コンサートは、石坂さんが演奏をしつつ楽曲についてちょっとした解説も加えてくださり、会場がシーンとして真っ暗になり、その緊張感や雰囲気に思わずかしこまってしまうのとは違い、ある意味、カジュアルで、音楽に親しんだり、楽しむことを優先できる雰囲気となりとても良かったです。石坂さんがそうした空気感を作ってくださったのかなと思いますが、進行もされながら、演奏もして…とその気持ちの切り替えが上手にできないと集中力が途切れそうですね。演奏曲は比較的知られた、どこかで耳にしたものが多くて、余計に楽しめた感じがします。個人的には、いつか弾いてみたい曲リストに入れてあるショパンの「舟歌」の演奏を聴けただけで感激。きっとこれは猛特訓で練習すれば弾けそう…と思っていますが、納得して弾けるようになるまで時間がかかりそう…1年以上は…なので、まだ弾いてみる勇気が出ないです。そもそも、譜読みが…というのもあります。ちなみに、辻井伸行さんの「舟歌」の動画を。演奏される方によって、表現の仕方が異なるので、いくつかの動画を見比べると楽しかったりします。

それにしても、早い梅雨明けでしたが、また梅雨に逆戻りしたかのようなお天気が続き、今週はどうなるかなあ…と思っていますが、線状降水帯が発生した地域、あるいは知人の住む地域でも毎年のように大雨で「床下浸水」が珍しくなくなってきた…という話しも聞いたりで、気候変動というか、気象異常を感じています。

全世帯に配布されているクールシェアのパンフレット。電子図書館でも見ることができます。多摩市で実施している取組み=要するに税金をかけて実施しているので、活用してもらえると良いなあと思っています。

 

夕刻から、青少年問題地区諏訪地区委員会の会議がありました。いつも児童館からの報告を聞くのを楽しみにしているのですが、「学びを止めない」…そして、「子どもたちの遊びは止められない…」というわけで、いろいろと工夫しながら取り組んでいる様子です。「密にしない」ことにも気を遣っていて、関わる大人も神経を尖らせていることも伝わってきます。しかし…「密にならないように」とか言われている一方で、ニュースなどで目にする光景とのギャップがありすぎて…なんだかなあという気持ちが入り混じるのは私だけでしょうか?3年ぶりの祇園祭のニュースに添えられている写真などを見ると…。

 

先週は雨降り続きで、朝の駅の活動は中止していたのですが、今週は大丈夫そうかな。

「今日も無事に過ごせたなあ」ということに感謝、何よりも「無事」であることを願い、祈るのみですね。おまけの写真は石阪奏さんに無理やり撮影をお願いした一枚。「マスク外しましょう!」とさわやかな笑顔でおっしゃってくださったのが印象的でした。

カドキッチン多摩。

百草の住宅街にある「カドキッチン多摩」にようやくたどり着けた!…どこで見たのかなあ、聞いたのかなあ…と思い出せないのですが、「カドキッチンっていうのがあって、知ってる?」という尋ねられた気もするし…どこかの記事で見たのかな?…いずれにせよ、いつだったか過去に話題に触れた記憶あり。

なんと、地域でユニークに活動している知人が開設した場所であることがわかって、「今度の金曜日は『米粉蒸しパン』やってます!」と聞いたので、それは行くしかないな!と…早速足を運んできました。やっぱり、いろんなことにトライしているんだなあとワクワクしながら…。「カドキッチン多摩」は会員制のシェアキッチン

多摩市内でもニュータウンではない地域の運転は得意ではなく、道も把握しきれていない割には、結構スムーズに行けました。住宅街の一角で、ちょうど曲がり角にあって、アパートの角にあって、「カドキッチン」という名前がぴったり。センスあるなあ。

第三金曜日だったので、出店は「米粉カフェ てぃだ」さん。神保町でもお店をやっているそうです。月に2回だけ、定例で第一、第三金曜日のお昼から販売しています。かわいい米粉蒸しパンがならんでいました。材料にもこだわっていて、もちろん添加物などにも気を遣っていると伺いました。高知県産の米粉使用だそう。「高知県産のお米は食べたことがないなあ!」…とそれだけでも感激してしまう。本日の新商品…「甘納豆抹茶」というので、早速購入。「甘納豆も無漂白」を使用しているそうです。

お店に来た常連のお客さんと会話しているところにご一緒させていただいて理解できたのは…「やっぱり、甘納豆、良かったでしょう」「はい!」…ということで、お客さんの提案、ご要望によりトライして、新商品になったということ。もともとは抹茶味の蒸しパンがあり、そこにリクエストで甘納豆をトッピングしたようです。

「もし、他にも何かご希望があったら、教えていただけると嬉しいです」…「秋になったら、栗を使おうと思ってます」と会話が弾んでおりました。こうしたコミュニケーションが何だか懐かしい感じもあって、すごくいい。常連のお客さんは「この辺り、お店がないから、楽しみにしているんです」とおっしゃっていて、「インスタに上がっていたから、家族に早く買ってきてと言われたんです」とのことでした。そして、大人買いをされて、「また、次回も楽しみにしています」と。

 

「わああ、いいなあ!」

 

地域にコミュニケーションが増えて、新しいつながりが生まれるって、こういうことだなあをしみじみ実感。お菓子屋さんとかやりたいなあ…と思っていても、自分でいきなりお店を出すとなれば、やっぱりハードルが高いと思うので、こうした場所が活用でき、腕を振るえるってところもいいですよね。シェアキッチンの取組みはもちろんのこと、米粉蒸しパンづくりをしている侑子ちゃんや他にも得意を披露してくださり、地域に「おいしい」を広げ、つなげてくださる方々も応援したくなります。「行き交う」…って言葉を思い出しながら、お店の様子を眺めておりました。

そして、「米粉蒸しパン」は冷凍もできると聞いたのに、他にもお客さんが来るかもしれないしなあ…と遠慮がちに購入したことを後悔してしまった。もう少し欲張りに買い込んできたらよかった。ふわふわしているだけでなく、しっかりしたもちもち感が腹持ちにもつながっている気も。小ぶりなのですが、しっかり味わえて、1個食べ終わった時の満足感が違う。やさしい味わいにつられ、ついつい、パクパク食べてしまいそう。次に行くとき、「秋になったら、さつまいもを入れて!」って、リクエストしてみよう。もう一つ…「多摩市産」の何かを材料として活用してくれないかなあ…とつぶやいてみようかな。

また、日本はもっとお米を大事にして、お米を食べないといけない!…だから、小麦粉ではなくて「米粉!」との思いを一段と強くしてしまいました。「米粉」にハマりそう。やっぱり、「食」は楽しい。

ぜひ、カドキッチン多摩へ。いつもオープンはしていないので、インスタフォローが必要かな。「食」で交流し、つながり、笑顔を作っていきたい…と話す侑子ちゃんの志も応援したい。そして、この場所の開設を応援してくださるアパートのオーナーさんにも感謝。