堀越けいにんさんお話し会。

ひょんなことから…堀越けいにんさんのお話し会のことを知り、参加してきました。もともと衆議院をされていて、共通の知人は何人もいらっしゃるので…ただし、私は面識無しで、一方的に知っていた感じ。「議員らしくない議員」ということだけは聞いていたので、どんな方なんだろうなあとは思っていました。

リアルで集会を開いて、直接対話することが大切だと…全国あちこちでこうしたお話し会を開催しているそうです。そして、つい最近のことですが、再度お声がかかったようで、参議院選挙に立候補が決まっておられるようでした。

私、一市民として、身分は明かさずに参加してきて、じっくりとお話を伺ってきましたが、私が注目したい応援したい人物であることを確信。

筋が通っていて、やりたいことがはっきりとされていて、そしてまた、そのやりたいことが私ともものすごく共通していました。「子どもの人権」を力強く語っておられ、「子ども子育て優先」とおっしゃっていて、政策の一番目に掲げていると。私も同じ。私も「子どもたちの幸せ」を一番に考えられる政治にしたいと思ってきて、子ども子育て政策を中心に取り組んできたので、共通点が多く、共感しました。

そして、「子どものことばっかりやって、高齢者のことはやってくれないのか?」と有権者から声をかけられるということも同じ。高齢者の政策は他の議員さんがやっているので…という視点も全く重なるものでした。子どものことは票にはならないと…一般的にも言われてきて、私も随分と、「政策が子どもとか教育に偏り過ぎている」といわれて、そのことも気にして、少しずつ、高齢者への政策も無視しているわけではないことを示すために、チラシなどにも書いてきましたが…でも、やっぱり、これからの社会のこと、未来のことを考えると「子ども・教育」に関わる政策を重点項目にしたいと思いますし、さらに、私たちよりも長く先を生きる子どもたちが暮らす地球のことを考えると「環境」のことが気になっていて、今は、自分自身も勉強を深めて、知識も増やしていかないと政策づくりもできないので、環境分野のことを少しずつ学んでいる感じです。

堀越けいにんさんは環境活動にも関わっておられ、「食の安全」の問題につながる「動物福祉」のことにも取り組んでおられ、まさに、そこも私と重なる視点。私は動物はあまり得意ではないのですが、「家畜」の過酷な状況にはすごく心が痛み、特に、「スーパーサイズミー2」を見て以来、「いのちをいただく」ということをさらに感じるようになってます。

「子どもたちは大人の背中を見て育つ」

何度か強調されていて、私はこの言葉が突き刺さるようでもありました。じっと…黙って…子どもたちは無意識のうちにも今の社会を感じていて、捉えているのだと思います。それも的確に。なんか、私、本当に今、自分たち大人が自信をもって、胸を張って…「子どもたちのために幸せな社会をつくっている」といえるんだろうか?って自問自答してしまうのですね。今日もその問いが自分の中いっぱいに広がって…ちょっと苦しくなった昼下がりでした。

でも、堀越けいにんさんのお話しはとてもわかりやすく。会場に来ていた参加者の皆さんの心にとっても響いていたと思います。企画してくれたママたちに感謝。

傍聴者全員が議員…市役所の建替え。

いつものように始まる月曜日。今日はさわやかに永山駅前で活動をしてから、すぐに支度をして市役所へ向かうわけですが、ドタバタ始まる月曜日というのは自分にとってはすごく感じが悪く、一週間が「こんな感じになりそう。」という嫌な予感がするものです。一日を振り返ると結構盛りだくさん。

まずは「多摩中央公園の大規模改修工事」にまつわる話題から。いわゆる公民連携というのか、民間資本も入れながらより良い公園運営をめざすためのParkPFIの手法を用いて、改修工事をする方向になっていて、すでに事業者は決定。市民説明会も2度ほど実施して、3月議会には事業を進めていくために必要な議案提出が予定されていたところで…いきなり躓いたというのか…。

事業者側が任意で提案をしていたパルテノン多摩5階の店舗部分(もともとパルテノン多摩の大規模改修の議論の中でも「飲食店」をテナントとする方向でずっと議論がされてきたところでもあり、勝手に「飲食店にはしない」というのは難しい)のテナントが、社会状況の変化などを受けて、「仕事を受けられない」という話しになってしまったという…私自身も「うわっ!」と思ったのですが、ここのところの状況などを踏まえれば「まあ、あり得るな」ということも理解はでき、その後の取組みを見守っておりました。

3月議会の議案提出は取り下げとなり、行政側も事業者と共にいろいろと調整を整えてきたようですね。しかし、パルテノン多摩5階のテナントが決まらないということを理由に大規模改修工事全体も進んでいかないとなれば、いつまでたっても工事ができない状況が続く恐れが大きくなったということでしょう。結果、事業者側からは「任意提案の部分は取り下げる。違約金を支払う。」ということで改めてリスタートをしたいという話しになったようです。そこで、事業者の皆さんもお越しになり、市側で担当する環境部、公園緑地課の職員と共に議会への説明が行われました。なんか、ありがとうございます…という感じもありました。

というのも、そもそも多摩中央公園の駐車場の収入が事業者に入らない仕組みになっていて、事業者的には全体的にも採算をとることが難しいスキームになっているんじゃないの?と思っていたりして、嫌な予感はあったから。だいたい他の自治体でうまく事業が回っているところでは公園駐車場の収入が事業を円滑に回していくためのポイントとされているんですね。にも関わらず、結局、なんだかんだ理由をつけて、従来通りを変えることはせず、「多摩市立中央公園駐車場」にもかかわらず、その収入はパルテノン多摩に帰属する構造になっていたりで…。個人的には事業者さんがよく受けてくれたなあ…という感想もありました。ですので、出鼻が挫かれるというのか、躓いたという点については、その他のいくつか懸念材料とも合わせて、「らしいなあ」という感想しか持てていなかったのです。予め懸念材料については伝えていましたし。はっきりいって、多摩市が今回のParkPFI事業に取り組むにあたって描いたというか、作った条件のほうに無理があったのではないか?とすら思っていたので。要するに、最初から、事業者がかなり無理をしているのではないか?ということ。それでも仕事を受けてしまった限りにおいては相応の責任も発生しますし、きちんと業務遂行をしていただかなければなりません。だから、私の中では「本当にありがとうございます…」なのです。

今となっては、過去をほじくり返すようなことはせず、とにかく、市民のためを考えるとParkPFI事業を成功させていかねばならないですし、より良い方向に進んでくように提案もしていかなければならないと思いますが、一連の経過から学べることはいくつもあり、失敗とは言いたくありませんが、きちんと次につなげていかないといけないでしょうね。

だいたい…と言いますか、市民説明会の時にも「多摩中央公園は広いようで広くない」ということを前提に、あの敷地内に7つの飲食店舗は少し多すぎるのではないか、経営を考えてどうなのか…って…市民からも指摘されていたんですよね。その時、回答されていた方は「たくさんとは思いません。選択肢が多くて7つもあれば、回遊もできるし、より楽しみが増えます。」的なことを回答していたはずなんですけれど。

公園といっても入場料を取るわけでもないですから、そうなると駐車場収入と自動販売機の収入がかなりポイントだったりするのです。そこ、ちゃんと抑えたうえで事業設計、組み立てをしていかなければならないでしょうね。ただ、今回の事業者さん、さすが全国さまざまな公園の活性化の情報など掴んでおられるなあ、研究されているなと思うのは、「カフェ」と「花屋」を配置するという点かもしれません。この2つは今の時代、かなりカギを握るんです。「カフェ」の方は、町田にある薬師池公園の店舗運営会社が引き受けるよう。先日、薬師池公園レストランのカフェにも行っていきましたが、すてきで居心地は良かったです。薬師池公園の店舗と多摩中央公園の店舗と…どんなふうに差別化してくださるのかという点にも注目したいと思います。

6月議会の議案説明がありました。国から降りてくる子育て世帯への給付金に関わる事務を粛々とこなすんだなあとか、あとは、補正予算でもいくつか気になるところがありました。特にレンガ坂についても交通調査かなにかを実施するのかな?という感じですし、多摩センターの将来ビジョンを検討するための委託料なども計上されていて、事前にヒアリングをしておこうかなと思います。

そして、「良からぬこと」として損害賠償をしなければならないと示された「536円」については…ホント、ありえないと思いました。債権の返済期日が3日遅れてしまったことによる延滞金だと。さらっと説明されたのですが、なぜ、そんな初歩的なミス?って感じまして、思わず「ミスが発生した理由」なるものを尋ねてしまいましたが、「うっかり」だったとか。536円であっても市民の税金。緊張感を持ってほしいと思った次第です。市民の皆さんに申し訳ないことですよね。

「きほんのき」

市役所の仕事が(無駄にとは言いませんが)、とにかく増えていて、業務量の増加はもちろん市職員の皆さんの負担増につながっていることは事実です。もちろん全員とも言えませんけれど。そんな中で「今まで発生したことがないような誤り」が起きてしまった…という点を組織としても受け止めていくべきですね。

市内あちこち、お花がきれいですね…ということで、本日のタイトル「傍聴者全員が議員…市役所の建替え。」本題に入ります。今日は3回目の懇談会でしたが、傍聴定員は10名で全員議員でした…というだけの話しです。市役所を建て替えるというのは他の自治体でも市民から注目される話題でもありますし、しかも、「議会についてどうするか、議員の皆さんでお考え下さい」みたいな感じで投げられていることもあって、行政の進捗状況を把握しておきたいというのは議員の心情としては当然ですね。

市長も市庁舎の建替え問題については、しっかりと取組みを進めないとと気合を入れ直したようでして、それを受けて、担当部署も「時間が足りない」ということを言わずに、ものすごいねじ巻いて、ねじ巻いて、ねじ巻いている印象。コロナもあって、取組み全体がイメージ通りに進んでいないというのもあるのかもしれませんが、私はコロナがあってもなくても、おそらく状況は変わらないだろうなあと思っております。

なぜなら、今回の基本構想を策定するための有識者会議において…とりあえず「場所の問題は触らない」ということになっているから。これが妙な雰囲気を醸し出していて、「場所の問題は触らない」となっているにもかかわらず、「本庁機能」にプラスして「出先の機能」として「今の出張所とは違うけれど、でも、市役所の出先機能のある場所」として「ベルブ永山」と「ヴィータコミューネ桜ヶ丘」があげられ、それ前提の説明がされているのは、すごく不思議な感じ。なんかもう、まるで決まったかのようでして。とても「案ベース」には思えない。

これまでの議論では「本庁舎の場所は多摩センターが望ましい」みたいな結論になっているのですが、それって、いったいどのように取り扱われているのか?…というのも疑問。

議論の中では「市役所職員の働き方も変わる」ということが再三再四強調されていること、また、「それほど大きな建物は必要ない」とのニュアンスも込めて、「本庁舎に求められる機能そのものも変わっていくだろう」みたいなことが言われていて…。例えば、今までは駅前全体の活性化とか、まち全体の活気を生み出すとか、あるいは、市民にとって足を運びやす場所…みたいなことも言われていたわけですが、それらは全て反故にされているというのか、特に「市民にとって利便性の良い場所」という点についてはDXがすべて解決します…的な方向の議論が進んでいる感じ。

たぶん…傍聴席で持ち帰り厳禁の資料に目を通した議員の多くは「結局、建て替えるのは現在地なんだろうな」と察したはず。いつのまにか、今までの「市役所をどこに移転させるか」議論が吹っ飛んでいるというか、フェードアウトしている感あります。まあ、とりあえず今までの議論の到達点「移転場所は多摩センター」については触らないようにしている感じですね。でも、市民と共に議論した到達点でもあるんですけど。現実問題、多摩センターのどこに市役所を建てるのか?という話しになれば、これまた、もうひと段階議論をしなければならないので、その時間はなく、その議論は避けて通りたいという意図が透けて見える感じ…。

それはさておき、今日の懇談会では「民主主義の原点でもある議会であって、そのことについて議会に決めてくださいではなく、市民も意見を言っていいはずだ」的な立場からのご発言もあって…なんか、すごい違和感。そもそも私たち議会が庁舎の建て替えにあたって「議会のことは議会で決めるから、他の人に触れられたくない」なんてこと一言も言っていないのに…。

また、市議会をDX、デジタルでどう開いていくのかも課題であるとの指摘もされたのですが、多摩市議会の実態とか現状とか…全く度外視されているような感があり、しょんぼりですね。「多摩市議会が開かれていない」という印象で語られて気がしてさみしいですねえ。ちょっとくらい、市議会のYoutubeを見てもらいたいなーなんて。

そして、会議なんてオンラインでもできる…くらいなことをおっしゃっていましたが、私はもちろんオンラインでできないこともないですが、個人としてはやっぱりデジタル情報では捉えることのできない情報ってものすごい人間の判断には必要な情報であって、オンラインだけで済ますことの難しさはあるよ…って言いたい。傍聴についても、インターネット中継で見るのと傍聴席で臨場感を味わうのとでは違うということも伺いますしね。私は何でもかんでもDX…というのも、ちょっと違う気がしています。

有識者懇談会で述べられていたことで最重要なポイント「人口も税収も減少していく。これまでの前提条件を変えていく意識。」‥‥まずは職員意識を変えていかないと指摘されていたところ。「職員の意識改革なくして、庁舎の建て替えもなしえない」ということが語られていたと思います。

そんなわけで、市役所建替えに関わる市民フォーラムが7月30日(ベルブ永山)、8月27日(ヴィータコミューネ桜ヶ丘)で開催されるとか、予定だけは決まっていて、しかもこのフォーラムも‥‥かなりねじ巻きねじ巻きな自転車操業の延長線上にあるんだなあと感じさせられたのは、有識者懇談会のメンバーは半数ずつ出席でお願いしますという形式になっている点…なんだかね…という感じ。とりあえず、私は両方出席するためにしっかりとスケジュールに予定書き込み。それにしても、市民の皆さんの関心ってどのくらいあるのかなあ…。今のところ測りかねていますが。

 

今日は5月30日。ゴミゼロの日…明日で5月も締めくくり。早いなあ。盛りだくさん書きすぎました。

2年ぶりの水防訓練。取材してきました。

コロナで中止されていた水防訓練。議会だよりの編集会議で取材してきました。例年だと来賓として市議会議員もお声かかかり、出席をさせていただくのですが、今年は来賓は最低限にまで人数を絞り込みをして開催。そんな中、取材に行けるかどうか…とも思っていたのですが、防災安全課にも了解を得まして、足を運ぶことができました。コロナで市が主催する何もかもを中止にしてきた時とは状況が異なりますし、災害はコロナの状況など無関係にやってくるわけですし、「感染症対策」を念頭に置きながら、訓練をしておくことは必要ですね。議会活動もコロナによって結構自粛しているところもあり、「市民に読んでいただける紙面づくり」をめざす議会だよりも‘ネタ探し’には苦労している今日この頃…そんなご事情も察していただき、お許しをいただいたということで、押しかけた?お邪魔させていただきました。

ニュータウン地域に住んでいると「水害」を自分事として感じることが難しいとも言えますが、川の土手が見えるところに妹が住んでいますので…あの「台風19号」の時にはとにかく川の増水状況をチェックしていたことを思い出します。多摩川沿いにお住いの皆さんをはじめ、乞田川、大栗川の付近にお住いの皆さんにとっては切実な課題。議会だより編集会議の本間議員が該当地域にお住まいなので、地域の方と日頃お話しされている話題についても伺いつつ‥‥教えていただきながら、取材活動してきました。多摩市といえども広い。住んでいる地域や地区によって抱えている課題というのは同じではなく、取り組んでいかねばならない課題の優先度も違うことを改めて実感することができたとも言えます。

水防訓練は、消防署や消防団の皆さん等を中心に一ノ宮公園で訓練を行う様子は今までにも見学させていただいたり、時に土嚢づくりなども体験させていただくことはありましたが、今日の取材は、まずは武道館で行われている地区住民の皆さんの避難訓練を見学してまいりました。該当地域にお住いの自治会の皆さん中心に参加をされていて、防災安全課職員による講話を受講したのち、実際に訓練を。避難場所に逃げてきて、受付を行って、その後、避難所を設営するというところまで…。今は、受付のところでも感染症対策が求められますね。体温をしっかり図ってから、手指消毒をして避難場所に入場するというのは今後は当たり前のことになりそう。マスクの着用も…ですかね。

「正確な情報収集。早めの行動。」。水害に関して言えば、このことをしっかり意識することが大切。確かにそうですね。ある程度は気象庁が予測するので、そこを気にしながら、行動することは可能。私の暮らしを考えると「水害への備え」はそれほどの優先事項ではないので、今日は自分自身の認識が少し深まったように思います。さすが、本間さんは水害時の避難場所になっている体育館の場所も含めて、しっかり頭の中に入っておられまして…そこが私との違い。

 

多摩消防署で活動している子どもたちも参加して、避難所設営のお手伝いをされていました。「多摩さくら隊」のおそろいのTシャツでかわいらしかったです。これはあまり知られていない消防署の事業というか、活動だと思っていますが、「消防少年団」という名称に昭和を感じますね…。まさに、消防士さん=男性…みたいな。

住民の皆さんの避難所設営の様子などを見学した後は一ノ宮公園の水防訓練の会場へ。ものすごい炎天下…。実際には水害が発生するときの気象とはちょっと違っているかなあとも思いますが、訓練は青空の下でできる方がいいですね…とはいえ、暑すぎる。私たち取材チームの一番の目的は消防団長、副団長へのインタビューだったので、訓練終了後の撤収作業の時間に無理やり…という感じでお話しをさせていただきました。速やかに撤収作業をされている様子を見ていると、「わざわざ今日に合わせてインタビューしない方がよかったかしら」とも思ったのですが、訓練の様子も写真に収めた方がいいのではないのか?などなど、いろんなことを考えて、水防訓練当日に合わせたというのが事情。ご協力いただき、本当にありがたい、感謝しかありません…どちらかといえは、本当に「すみません‥‥」という気持ちになりました。ただ、今まで、撤収作業などが完全に終わる最後まで見学したこともなかったので、水防訓練会場がきれいに原状復帰されるまでの一連の様子を見ることができてすごく参考にもなりました。

インタビューをした内容などは議会だよりに掲載しますのでそちらで…とも思いますが、消防団員不足の問題など全国的にも言われている課題は多摩市消防団でも同じということ、実際に関わってみることで活動へのやりがいを感じることができるなど、ヒアリングもでき、有意義でした。今日は住民の避難訓練会場では女性の消防団員の皆さんがいらっしゃったので、改めてインタビューをすることも検討したいという意見が出たり…編集会議もこうした取材活動をしながら、よりよい紙面づくりにアイデアが浮かびそう。新聞折込から、全戸配布となり、少しは読んでくださる方は増えているかなあと思いますので、さらに良い内容にしていきたいものです。

堀之内にフルーツサンドのお店がオープンしています。いつも行っている美容院のオーナーさんが新たにオープンしたお店。ご褒美スイーツという感じで、ちょっといいかも。この近隣だと珍しいお店というか、おしゃれすぎる。おいしいクリームにするまでに何か月も試行錯誤で、ようやくこの味にたどり着けた…というエピソードなども伺いまして、なるほど…と。ちょっと立ち寄ってみたくなるお店です。

 

 

ポケットパークを活かせるといい。

豊ヶ丘商店街のところにある一角、花壇がちょっとした畑になっている感じ?…

コンポストも置いてあった…。サニーレタスが育っていて…。

次回の「FARMERS DAY」は6月21日って書いてある…。近くには「収穫自由」で‘おまめ’の木。これがどんどん大きくなっていったらなあ…と「ジャックと豆の木」を思い出す。楽しい。

ポケットパークの片隅に太陽光パネルが設置されていて、蓄電されているらしく、これまた楽しい試みができそう。わざわざ声掛けして、集客をする、ひと集めしなくても、「何か楽しそうなことやってるなあ」と遠目で眺めていた人たちが近寄ってくるというか、集まってくるような仕掛け。もっと街の中にあったらいいのに…と思う。今日のつぶやき。

道路とか公園アダプト制度で花壇を作るのも悪くないけれど、収穫できるような使い方ができるともっと楽しくなりそうで、市民どうしの会話が増えそうな気がしています。もちろん、花壇づくりも楽しくて、何も考えなくて、これからは草取り、草むしりを黙々とやれるというのがすごく気に入っているのですが。

今日は質問づくりのための情報収集などをしつつ、議会だよりの編集会議があり、夕方から子どもたちの学習支援活動の見守りをして、帰宅してから代表質問を書きながら、市長が所信表明の随所で「対話・熟議」という表現を使われているところに、市長のこだわりを感じるのですが…その「熟議なるもの」が本当に実現できているのかしら?…と自分自身の在りようも振り返るばかり。

スイカパーティだなあ。

「議員の日常」は千差万別で

久しぶりに…主に高齢者の皆さん向けのお弁当作りに参戦。私の仕事は…弁当箱を並べることにプラスして…今日は1本のたくあんを120枚に切りました。たくあん…自分では買わない商品すぎて、久しぶりにというよりか、「初めて切ったかもしれない」というくらいの感覚。120カット×2本…うまく切れるようになった気がする。

別の予定があったので、途中まで手伝いをしてから移動。午後は都市計画審議会が行われたのでそちらに出席。そしてまた、「ちょっと、話したいことがあるので。」ということで、市民の方とお目にかかり、一日が終了。

‥‥ということで、これが私の今日の一日です。でも、帰宅してから、代表質問の原稿を作らないと…と思いながら、一応、パソコンを見る時間2時間以内と決めていて、カチャカチャやっていましたが。

「議員さんって、仕事、どんな感じなんですか。」

と言われると、ホント回答が難しい。あくまでも「私の場合」しか回答ができず、定例会があるときには、会議に出席するけれど、それも本会議と自分の所属している委員会のみ…。あとは、来賓で呼ばれたりしたらイベントなどに出席もしますが、議長など役職がなければその他大勢なので「行きたければ行く」という場合もありますし…。市民の方からのご意見をいろいろ伺うというのも仕事の一部だと思いますし。

多摩市の場合には議員専業の方が多いですが、議員を本業とはしていない方もいらっしゃいますし、ダブルワークではないですが、別の仕事を持ちながら議員活動をしているという場合もありますね…多摩市議会に限らずで。私の場合はあれこれとやれないタイプなので、ジャンルの異なる他の仕事も相応の責任感を持ってやりこなしながら、他の仕事をもって議員活動もやっていて…というのはあまり考えられないのです。

人それぞれ。

活動に対する向き合い方というのか、活動の仕方は全く異なるので、モデルなど無い!…と言う方が早いのですが、しかし、それではあまり説明になっていないかなとも思ったり。しかし、議会の質問をどうつくっていくのか?、調査活動をどうやるのか?…市民とどう接していくのか?などなどやっぱり、人それぞれなので、「あくまでも、私の場合は」となってしまいますね。そしてまた、私のやりかた、私の場合…これが正解でもなんでもなく、同じようにやれば「○」というわけでもないのです。結局、最終的には「○」であるかどうかも含めて、市民のみなさんに評価していただくのが選挙となるのではないかと思っているのですが、「初めて議員に立候補するときにはどうしたらいいのか」と言われると、これまたなかなか答えが難しく、私のように突然降ってわいたような補欠選挙に立候補したケースと「議員になりたい」という想いを温め続けて立候補の準備を整えて選挙に臨むケースとでは異なります。「議員になりたい」と志す方にその仕事の内容を説明するというのは意外と難しいのです。

こうして、朝の駅頭をやる理由もそのやり方も…人それぞれ違います。やらなくてもいいわけですから。久しぶりに「議員って?」と尋ねられて、取り留めもなく自分自身に当てはめて考えてみたのですが、ただし…どの議員も「公私の区別」、その境界線がどこにあるのかはっきりしていないのではないかと思っていて、自分の日常が丸ごと議員活動…という実感を持っている人の方が多いような気がします。そして、子どもや家族優先と思っていても、決してそうはできない現実があることもまた事実。子育てをしていると、そのことが意外と辛かったりするんですよね。あとは、自分が考える「市民にとって必要な活動」をやっているということは間違いないだろうな…とも思います。

ちなみに、議員活動も千差万別ですが、議会活動…という点においても、多摩市議会はやっぱり「多摩市議会の場合」でしかなく、もちろん、他の地域の市議会でも年に4回の定例会があって、予算や決算審議をしたり、あとは視察などがあったり…だいたい同じだとは思うのですが、しかし、セオリー通りの活動以外に議会全体でどんな活動に取り組んでいるのかについてはそれぞれ異なり、こちらも地域によってさまざま。

いずれにせよ、可視化されているようで可視化されていないのが議員活動であり、議会活動でもあり。こうした点は自治体DX…とデジタル化が進むことによって、どう変わっていくのかしら?というのが最近の私の関心事項。まあ、気軽に情報にアクセスできるようにしたところで、市政への関心度合いが低く、政治に対する無関心の広がりを何とかしなければ、どうしようもないなというのが結論なのですが。

さて、代表質問の原稿が仕上がりつつあります。会派代表としての発言にしなければならないところに難しさがあるんですよね。自分の主張を好き勝手披露するわけにはいかないので…。

市民の手形を集めて、アートに。

市役所のロビーで「人権擁護委員の日」を前にした展示の準備作業が行われていました。とても歴史のある人権擁護委員の制度なのですが、その存在をご存じの市民の方は多くはないように思っています。合わせて、6月1日が「人権擁護委員の日」であることはもっと知られていないような気がします。私も、そのように定められた日があること初めて認識しました。毎年6月1日には特別相談会を実施するなど、地道な活動が重ねられ、人権問題に関わる啓発活動などを実施しているようです。「人権」と一言で表現したとしても、その中身は幅広で奥が深いですね。議員活動を通じても「人権」に関わる課題などに向き合うこともありますが、こうした問題を議会の質問で扱うにはとてもデリケートでセンシティブな課題でもあり、難しさも感じます。

 

さて、今、平和・人権課では市民のハンドスタンプを募集しているようです。「ハンドスタンプ」…つまり「手形」です。「手形集めしている」と言われた方がわかりやすいのですが、「ハンドスタンプ」募集中。

 

市民の皆さんの手形を集めて、アート作品にしちゃおう!…という取り組みだそう。市制50周年記念事業の一つとして、市民参加型で実施する企画になっているようです。確か、広報などでも掲載されていた気がしていて、「ふーん」とは思っていましたが、担当している職員さんから「このアート作品をつくることになったきっかけ」や「目標1000を掲げて、手形を集めていて、なかなか苦労している」というエピソードを聞きまして、私の手形も応募するつもり。応募した手形は間違いなく、漏れなくすべてアート作品になっていくわけなので、せっかくの機会なので記念に。よかったら、ぜひ、ご応募を。ご検討ください。

 

作品を制作してくださる田川誠さん、深沢慎也さんは、アートを通じ平和の大切さを伝える活動を重ねておられる方のようですね。市制50周年に合わせて、どんな作品が完成するのかしら?…と楽しみです。制作現場にもむしろお邪魔したいくらいです。なにせ…幅9メートル、高さ1.8メートル…大作になるまでの道のり…過程もまた共有されるといいのになあ。

 

 

昨年度も田川さん、深澤さんとともに平和・人権課で取り組んだワークショップの模様が動画になっていました。とても好評だったようです。私は見逃していましたが。

 

朝採り生みたてのたまご。平飼いの卵で、自然に逆らわないで育てた鶏のたまご。大きさもまちまち、卵の殻の色も個性的…卵はいつも食べているのに、なぜか、不思議といつもとは違う感謝の気持ちがわいてしまう。「いただく」ということをもっと大切にできる社会でありたいですね。

質問の準備始めます。

4月の市長選後、初めての市議会定例会では市長の所信表明演説が行われます。やっと、その原稿が仕上がってきましたので、読み始めていて、合わせて、過去の市長の所信表明にも目を通したりしています。会派の代表質問ですので、会派内で共有する必要もあって、まずは原稿のたたき台を急ぎ作らねばと思っています。

昨日は近所の友人宅に集まって、庭木の剪定をお手伝いする一日。お庭付きのお家は素敵なのですが、日頃のお手入れの大変さを味わった感じです。私にはやっぱり「庭無し」が向いてるかもしれないと思うのは、何かの虫に刺されたのか…片腕だけに朝からかゆいぶつぶつが広がっているという‥‥。毛虫にやられたときのようでもありますが、しかし、毛虫の場合にはもっとひどくなるだろうとも言われていて原因不明。体内に虫の毒が広がっていることがまるで可視化されたみたい。

公園で摘み取りしてきたと言います。市外の…ですが。こんな風に実のなる木があり、摘み取りできちゃうのって楽しい。それにしても、体調はすこぶる良いのに、片腕に広がているかゆいぶつぶつ、ポツポツは一体、何なんでしょう。しばらくすると消えることを期待しますが、こういう時こそ、早寝するのが一番だと思うので、おやすみなさい。

ところで、市長の所信表明演説でも、気候非常事態宣言をただ宣言しただけに終わらせない…ということが意識されていると思うのですが、そのためにどんなことができるのかを考えていますが、循環型社会のお手本のような社会=日本の江戸時代…に学べることがありそうですね。

「ひと」中心のまちづくりと自転車と。

オランダから来日された皆さんと多摩市内ニュータウン地域を見学し、市長へも訪問をさせていただいて、多摩大学でのトークイベント開催…ということで、ようやく終わってホッとしています。オランダ政府から来日の許可が出るかどうかを気にしながら、そしてまた、多摩市として考えると、行政は継続性があるとはいえ、先月の市長選挙の結果がどうなるかも気にしながら調整をしてきたので、もう少し準備期間があれば、開催の仕方も変わったかなと思いつつ‥‥トークイベントは関係者のみ参加形式でしたが、参加してくださったみなさんからはとても好評でした。

阿部市長への訪問は当初はオランダ大使がいらっしゃる予定で段取りをしていましたが、諸事情によりそちらは見合わせることとなったものの、来日された皆さんをご案内することができ、「自転車文化」「自転車政策」のことを中心にディスカッションされていたのが印象的でした。

「車社会から‘ひと’中心の社会へ」

私は‘ひと’というよりも、‘いきもの’と考えているのですが、まさに、地球にやさしく…という視点からモビリティを考えていくことなんだと思っていますが、自分たち自身の意識…言っていれば、暮らし方生き方にもつながるテーマなんだなあとしみじみと思った次第です。

トークイベントで、多摩大学の松本先生が「私たちが暮らしを変えていくこと、今の便利さを手放すことって簡単ではない」とおっしゃっていたように、「自動車から自転車に変えていく」を自分自身の日常に当てはめても「変えることの難しさ」あるなって感じます。運転免許を取得してようやく10年にたどり着こうとしていますが、やっぱり、便利。

トークイベント、アーカイブあります。2時間以上と長いのですが、「シルバーペダル受賞!」の映像から理解できるのは、自転車専用道があるから96歳の高齢の方も安心して自転車に乗れるということかもしれません!(ぜひ、短いのでご覧ください。以下、クリックしていただけると映像からご覧いただけます)

ついつい目の前にある課題をクリアすることばかりを考えてしまうのですが、やっぱり、政策というのは長期的なビジョン、目標を持って少しずつ取り組んでいくことが大事で、必要だということを改めて学んだ気がします。一足飛びではできないですね…自分が関われないから、そこには手をつけないで置いておく、そっとしておく、見ないようにして触らない…ではダメですね。「ひと」を中心にして改めて生き方を問い直すことが求められる時代になっていることをますます感じている私としても、自転車を人々のライフスタイルに着々と根付かせていったオランダをお手本にしたいなあと思った2日間でした。

オランダの皆さんは「グラスルーツ」をとても大切にされていると言います。自転車の持つ可能性をグラスルーツとして多摩市のみならず、いろんな方と共有できるといいなあと感じています。魅力あるまちづくりとか、活性化とかそういう切り口以上に、私たち人間の生き方に関わること、今回来日されたみなさんが「わたしたちのハピネスにつながっていく」と強調されていたことをしっかり受け止めたいと思います。ハードウェア、ソフトウェア…そして、オルグウェア。

次世代モビリティかぁ…。

自転車・電動モビリティまちづくり博…に足を運んできました。目的は明日明後日で、オランダのダッチ・サイクリング・エンバッシーのみなさんが多摩市を訪問される予定でもあり、それに先立って、参加されていると伺ったため。昨日と今日の2日間開催で、本当は昨日のプログラムに行きたかったなあ…と思ったのですが、それはさておき、今日の午前中のトークイベントもものすごく勉強になって、面白かったです。

「次世代モビリティ」を考えるということで、「衣食住」に加えて「移動手段・モビリティが大事」と主張されながら、それぞれの皆さんより問題提起があり、とても勉強になりました。明後日に多摩大学で開催されるトークイベントも楽しみです。明日は多摩市内、ニュータウン地域を見学される予定になっていて、ご縁をいただき同行させていただきます。英語など全く喋れないので不安というより、おとなしくしているしかありません…。

ところで、多摩市内でも私たち市民の「移動」を考えていく、そのデザインをどうつくっていくか・・・今日のトークイベントの主題でもあった「次世代モビリティ」のことをどう捉えていくか、そして、未来を描くのかが問われていることを感じています。行政の役割としては、走行中の安全確保はもちろんのこと、駐輪場駐車場環境をどう整えていくのかも含めて、考えていくことが必要で、ちょっとやそっとで何かができるというのではなく、都市づくり(基盤整備)の観点から議論をしていくべき内容です。ただ、議論を避けて通っていることもできないなあと思っていて、「今だけ」を見ていてはダメですね。

今日のイベント会場だった東京ドームのプリズムホールに集まっておられた事業者さんなどの様子などを見ていますと、もちろん、商売・・・というのもありますが、実にいろいろなことを考え、工夫されているんだなあと感じさせられ、情報収集に後れを取っている自分自身の勉強不足も痛感した次第。もっとアンテナ高くしておかないとだめだなあと思いながら、帰路についたのでした。

でも、未来予想図というか、「こうなったらいいなあ」をデザインしたり、思い浮かべるだけで、頭の体操というか、私にとってはとても楽しく頭を使うことのできる時間なので、「みんなにとって、もっと良いこと。良い方向に。」を考え続けつつ、現実的には今できることをちょっとずつでも積み重ねていくことで、振り返って、気が付いてみたら…「前より、良くなってる!」ってなるようにしたいものです。

とはいえ、私にとって自転車というのはとてもハードルが高い。乗れないわけではありませんが…。何となく、自転車に乗っていて、「私は自転車に乗るのが下手くそ」という気がしてならないのです。サイクリストにはなれないなあ…と自覚しているのは、そもそも、私の運動神経の無さ…。その私が考える次世代モビリティとは…まずは、今日話題になっていたように、やっぱり自動運転になるのか?!とか思ったりもしますね。

多摩市内で考えると丘陵地域、坂道…ここが自転車まちづくりを考えるうえでのハードルになりそうですが、オランダからいらしゃる皆さんはどんな見解をお持ちくださるか。この一点は必ず聞いてみたいことですね。楽しみ。明後日、こちらから無料で視聴すること可能です。

ところで、今朝、ラジオを聴いていたら、あの「お茶づけ海苔」が発売から70周年を迎えたという話しが紹介されていて‥‥ずっと頭にこびりつき…買わなくちゃ!って思いながら、忘れてしまったのですが、すごいですよね…70年。やっぱり、私は「お湯」を注ぐのが一押しだなあ。特設サイトを見ていたら、あっという間に時間が経ってしまう…ちょっと面白いのでお時間あるときにおススメ。特にデータで見るお茶漬け

子どもたちとマスクと。

今日は朝から気持ちの良いお天気で、夕方の空もなかなか美しかったですね。唐木田駅は今日もお花が満開できれいでした。こんなお天気が良く、気温も高くなると‥‥マスクがうっとおしくなります。

先日も書いたかもしれませんが、小さい子どもに「マスクを外した人の顔を見て、大泣きされてしまった」…というまるで嘘のような事実…切なくなりますね。大人でも我慢できないマスクを子どもたちは強いられているような状態からまずは何とかできないものかと心から思っています。マスクは義務ではありません。ただ…政府が「推奨」しているだけ。そして、海外ではどんどんとマスクをしない生活に切り替わっていて、日本ではまだ全員がマスク着用。

子どもたちのマスクについては、教育長が基本的な感染症対策をふまえつつも「マスクしない子、できない子」がいることに触れたメッセージを出し、市内よりも市外でものすごく話題に。あたかも「ノーマスク宣言」の御触れを出したかのように話題となっていましたが…。実は、それと同様、市内の幼稚園や保育園に対しても、屋外活動の時などは熱中症の危険などもあり、マスクを外すことができることが市長により、改めて通知されています。「熱中症の危険」…こっちの方が怖いという指摘がなされるほど、子どもたちもマスクを手放せなくなっていますので。

マスクについては、一人ひとりの子どもの発達の状況に応じることも大切。どちらかと言えば過敏なお子さんにとってはマスクを着用することの苦痛ははかりしれない…そうした状況に丁寧に対応できるかどうか…大人側も問われているような気がします。

「一律にマスクを着用させる」という点についていえば、少なくとも保育園などに求められていることではないことも確認しておきたいですね。と思っていたところ、政府がようやく見直しを検討する…というニュースが入ってきました。

政府は、新型コロナウイルスの「オミクロン株」の流行を受けて推奨してきた未就学児のマスク着用について、見直す検討に入った。流行が長期化する中で子どもの発達への影響を懸念する意見が専門家から出ているための対応で、岸田文雄首相が最終判断する。

一方、小学生以上についてはオミクロン株の流行が続いていることから、当面は感染リスクが高い場面でのマスク着用の推奨を続ける方針だ。

政府は新型コロナウイルスの発生以降、感染対策の一環として広くマスク着用を求めてきたが、未就学の子どもについてはマスク着用は推奨してこなかった。

ただ、今年に入って感染力が強い変異株オミクロン株が流行し、子どもの感染者が急増したことを受け、政府は2月、新型コロナ対策を定める基本的対処方針を改定。保育所などでは2歳以上の子どもについて「発育状況から無理なく可能と判断される児童は、可能な範囲で、一時的に着用を勧める」とした。2歳未満の子どもには推奨していない。

未就学児のマスク着用を巡っては、夏を控え熱中症のリスクが増すことや、マスクの着用で相手の表情が読み取りづらくなり、言語習得などの発達への影響が指摘されている。

厚生労働省に対策を助言する専門家組織の有志らは近く、子どものマスク着用について見直しを提言する方向で調整している。政府も未就学児については、屋内外を問わずマスクの着用を求めない方向で検討をしている。

東京都医師会も今月、小学校低学年以下については屋外でマスクを外すことを提案した。【金秀蓮、中村紬葵】

毎日新聞のスクープですが、まずは未就学児からになるのかもしれませんが、良い方向で検討が進むことを願っています。

 

すでに、横浜市教育委員会の熱中症対策ガイドラインが改定されたことも話題になっていましたが(マスク着用に関しては21ページ)、多摩市内でも運動会なども順次実施される中、その対応もまた問われていくでしょう。横浜市教育委員会は熱中症対策のために「マスクを外すことを指導してください」と通知がされているので、先生たちもその点では動きやすいかもしれませんね。正直なところ、こうした通知を待つまでのことなく、学校長の判断でそれぞれ対応することも可能とは言え、残念ながら、上意下達の世界ですから…。

いずれにせよ、感染症対策として示されている基本的なことを無視するわけではありませんが、現状を踏まえた対応がいち早く求められると考えています。大人以上に子どもたちは苦しがっていると思うのです。多摩市には4月から「多摩市子ども・若者の権利を保障し支援と活躍を推進する条例」が制定されましたが、この条例の精神にも照らすとき、どう判断されるのでしょうとも思います。繰り返しになりますが、マスク着用は推奨されているけれど、義務ではないので。

 

子どもたちがマスクをずっと着用し続けることはその成長にとって…プラスにはならず、マイナスの影響の方が大きいのではないかなと思います。専門家ではないので、理由を詳細述べきることはできないまでも、見聞きする情報だけを貼り合わせただけでもそう思います。とかく、政府の見直し方針が期待されるとも言えますね。お上の方針に「勝手にはできない。動けない。」と雁字搦めになっているところから解放し、まずは子どもたちの伸びやかな成長を保障できるような環境にといち早く戻してあげたい。

一方で、もちろん、一人ひとりの子どもによってはマスクの着用を必要とする場合もあるでしょうし、逆に言えば、周りがマスクを外していないのに、マスクを着用している子どもが少数派になってしまう図も見えてくる気もします。その意味で言えば、結局のところ、「マスクする・しない」によって、子どもコミュニティが分断されないようにしていくのは大人の責任ですね。要するに、‘今もそう’だと思っていますが、大人の在りようがと問われているだけの話しなのかもしれません。まさに、教育長メッセージにあるように、「多摩市立小中学校では、マスクをすること、しないことで、いじめや差別につながらないように注意指導してまいりますので、保護者の皆様、地域の皆様のご理解、ご協力をお願い申し上げます。」…です。大人のこころが子どもたちに飛び移り、乗り移らないように…しないといけないのではないかってつくづく感じるのでした(こと、これに限らずですけどね)。