クリームチーズと甘納豆。

写真はアップできないし、書いて保存しても保存されないという…時々起こる不具合からの復活です。「クリームチーズと甘納豆」のパンを買いました。とても気になる組み合わせにちょっと迷いながらチャレンジ。意外とというか…「合う!」。やはり、いつしか凝り固まっている先入観というのが選択や判断を鈍らせることもあるわけで、食わず嫌いはよくないなあと再認識。

それと同時に、ネットで「クリームチーズと甘納豆」で検索するとレシピがずらーっと出てくるので、これまた自分自身がただ知らなかっただけのことで、一つ物知りになった気分。先入観がいかに自分自身を邪魔する存在になっているのか、あるいは、自分自身の経験知のあてにならなさも痛感。「クリームチーズと甘納豆」のパンを手に取ることのできたご縁に感謝した昼下がりでした。

明日で定例会も最終日。新型コロナウイルス対応の補正予算が追加されるので審議されること、それから、昨年度の決算について本会議での議決を行うのですが、各会派からの意見討論が主な日程。すでに市長提出の議案は今月の上旬に議決を済ませているので、通常日程よりはスムーズな進行になりそうかなと思っています。フェアな市政では大野さんが意見討論することになっていますが、この際だから意見として述べておきたいこと…について少しだけ原稿を書きました。その原稿書きにやたらと時間がかかってしまい…結局、頭の中にあるおやもやを書き起こして、それをなるべく短くするように心がけました。会派の意見として大野さんがどのくらいの長さの原稿を作成されているのかわからないので、私が書いているもののボリュームの方が多いとすると、なんかバランス悪くなりそうと気にしているのですが、肝心の討論原稿はまだ鋭意作成中のようでしたので、先に送ってしまいました…。

「書く」という作業はつねに難しく、頭の中に思い浮かぶことの断片をつなげ合わせながら、「なぜ、そう考えるのか」を紐解く作業でもあります。なので、原稿づくりは時間がかかり、予算や決算の時に会派意見を取りまとめする順番が回ってくると気が重たくなります。ずーっと原稿のことを考えて、なかなか筆が進まない…という場合には、他の用事をしていても常に常に、そのことばかりを考えていることもあって、何もしていないのに頭は疲れるという感じです。なので「物書く」お仕事をされている方ってすごいなあと思うのです。

自民党の総裁選挙だけがわあわあ取り上げられるようなメディアを見ているとげんなりしてしまうのですが、やはり自民党総裁=総理大臣なので、注目を集めるのはその通りかもしれません。今回、「女性、子ども、社会的に立場の弱い方々」への政策に光が当たったことは私にとってはうれしいことで、これは野田聖子さんが立候補されたからだと思っています。結果的には、自民党の政策としてはメジャーではなくて、まだまだ、マイノリティに置かれていることがはっきりしたと受け止めています。政策の優先順位は重要ですね。今回の総裁選挙女性が二人も立候補していたこと自体に時代の変わり目というのか、「そうはいってもやっぱり変わってきている」という兆しを私は感じていますが、政策づくりの視点に「女性ならでは」はあまり関係ないのかもね…ということも感じたり。完全にギャラリー…外野からの視点で総裁選挙を眺めておりましたが、しかし、総裁選挙への熱心さをもう少し国会等での活動に傾けてほしいとも思いました。まあ、メディアが取り上げない活動の方が大部分すぎて、知らないことも多いのでうかつに発言することも控えたほうが無難ですね…。

明日で9月もおしまい。台風、心配だなあ…。

 

 

 

「問う」力。

堤未果さんの「デジタル・ファシズム」を手に取る人が多いようですね。電車内にも広告が掲示されていました。ある意味…「震撼させられる」というのか、自分自身の認識の甘さを反省しながらも読みましたが、「今だけ、金だけ、自分だけ」という強欲資本主義に絡めとられそうになっている事象を注意深く見ていかねばならないような気がしています。そして、堤さんが「問う力」が大事だということを最後のところで強調しているように、最近、「検索するな」を自分自身にも言い聞かせ、何でもかんでもすぐに検索しすぎないことも心がけています。その時にはやっぱり「図書館、必要だな」と再認識させられたりもします。

小学校3年生の時に、多摩市に引っ越してきた私は市役所のそばにあった昔の図書館本館が大好きでした。当時、子どもの足だと結構距離もあって、あと一息のところの長めの階段を上って、また、上り坂…歩いていくのに「近い」とは思いませんでしたが、「このくらい、遠くない」と言われて、いつも歩いて出かけていました。「昔の子どもは、もっと遠い距離を歩いて学校に行ってたんだから。」…とも言われていたことも懐かしく。週末になると図書館に行ってたのではないか?と思うくらい、図書館に通っていたような気がします。

ここ最近、「私は子どものころにどんな本を読んでいたか」を思い出し、今でも「この本は手元に置いておきたい」と思うものだけ書棚に飾ってあるので…それを手に取っています。「いかにも古いなあ」という本は茶色くもなっていますが、ひらがなだらけで懐かしいものもありますし、「子どものころ好きだったなあ」と思えるものを振り返る時間は結構有意義です。「読書の思い出」は今の自分にも大いにつながっている気がするのですが、やはり子供のころに読んだ本の印象が刷り込まれている感じもあるのです。

ということで、「つづりか方兄妹」…多くの人が貧しかった時代…とも言えるかもしれませんが、1950年時代を垣間見ることのできる一冊で、私はこの本がとても気に入っていました。今、読み直すと…余計に子どもたちに「生きる」を感じて泣けてしまうのですが、子ども時代にもまた、自分と重ね合わせながら、私の知らない昔の時代のことに想いを馳せるひとときを得ていたような気がします。今は、この時代の学校の先生たちの「志」も想像しながら、ついつい‘現在’とも比較してしまうわけですが、「学校のことは、どうぞ教師にまかしておいて下さい。」 そう言い切れる先生は今、どれくらいいるのかなあ。子どもを取り巻く環境は家庭の状況も含めて、とても複雑で、そして、子どもを支えるための仕組みも意外と多様であったりして…。

今の子どもは「アウシュビッツのことを知らず、『アンネの日記』とかも知らないで育つ子が多い」という話しを聴いたりして、ちょっとショッキングだったのですが、子どもたちに伝えなければならないのに、伝えきれていないことがもしかしたらたくさんある。そしてまた、「都合のいい情報」の取得に長けているインターネットの利用や活用では零れ落ちてしまう視点もますます増えていきそうですね。

いずれにせよ、「問う」力を持ち続けることが大事であることをしみじみと感じる今日この頃。ちなみに、「デジタル・ファシズム」の中に掲載されていた写真に私は衝撃的でした。

 

決算審査は終了。

決算審査が終わりました。結論としては、議長と監査委員を除くメンバーで審査された昨年度の一般会計、特別会計の決算については全員一致で認定されました。まあ、決まった予算の中である意味、堅実にというか正しく予算を使い、行政活動が行えたのではないか?ということですね。多少、疑義があったとしても、全体としては「不認定」にするまでの理由は見当たらないということ。

ということで、9月議会も決算審査が終われば、あとは最終日の本会議で昨年度決算審査を振り返って各会派ごとに討論をするので、その原稿を執筆することになるわけですね。フェアな市政は大野さんが討論する段取りです。

決算審査の最終日ということで、再度の総括質疑の時間があり、大野さんが会派の意見を何となくまとめてくれ、質疑をしてくれました。個人的には知り合いのママたちが「ワクチンパスポート」のことを気にしているので、そのことについても触れてもらうことにして、市長の見解を聞いてみることとしました。子どもにワクチン接種することには抵抗感のある方もおられますが、しかし「ワクチンパスポート」の有無が子どもの将来になにか影響があっては困る…と懸念して、心配する気持ち…理解できます。「もしや、義務化?」というような様相まで漂っている現状に恐怖さえ感じるという声もあるのが事実。市長としての立場はもちろんのことですが、この件に対しては、ものすごく市長自身の人権感覚が問われるような気がしていて、大野さんから尋ねてもらったところ、「ワクチン接種については『接種する』『接種しない』で何か社会活動に差が出るようになってはならない。」という意思が表明されました。「ワクチンの接種を希望していても接種できない人たちもいる」ことも理解してもらわねばならない、「接種の有無により差別されるようなことがあってはならない」…繰り返し発言もしていきたいとのこと。ぜひ、そこは丁寧にでも発信をしてほしいと期待するものです。

新型コロナウイルスワクチンの接種については、多摩市でも予約なしで摂取できるような枠を設けること、また受験生優先接種についても実施する方向が示され、具体的には来週以降公表される予定です。そして、厚生労働省からは2回目接種を終了した人のうち、だいたい8ヵ月以上経過した人を対象にして追加接種…つまりは3回目接種を行うための体制整備についても説明会があったとの報告もありました。コロナ禍においてのワクチン接種が「集団免疫をつくる」と説明されていたことが、最近は「重症化を防ぐ」という風に何となく変わってきたのかなとか思ったりもします。いろいろと情報を見極めていくことは大切なことだなと…そんなことを思いながら、報道に接しています。

ぜひ、読んでほしい一冊とおススメいただいたので週末にかけて、読んでみたいと思います。知らないことだらけで、脳みそも能力もなかなか追いつかないなあと思う今日この頃です。

決算審査4日目

昨日はお月見を忘れていたなと思って、今日の帰り道は明るいお月様にそっと心で手を合わせて帰宅。お弁当についていたデザートのうさぎ。これでお月見気分たっぷりですね。最近は我が家でもお団子作ることがなくなりましたが、作り立てのお団子は「確かに美味しい」のです。

今日も決算審査です。残っている発言時間の消化試合ではなくて、きちんと最後まで使い切って、有意義な審査になるとよいなと思っています。決算報告書というよりは、どちらかと事業ベースで一年間の活動成果が見えてくるのは「決算事業カルテ」といわれる決算事業報告書です。気になる箇所などいくつかあっても、事前に「これはどういうことなのか教えてほしい」とヒアリングをしてしまえば済んでしまうというか理解できることも多く、議事録に残すためにわざわざ質疑するまでのこともないかなと思えるものも少なくありません。

今日は教育費まで質疑が進んだのですが、図書館運営費のところで「充実していかなければならない」的な立場から意見が述べられたことについては、さすがに「じゃあ、どうやって、財源をつくればいいと思っているの?」って反問したくなりました。私自身も図書館政策には想いもありますし、市民にとってより良い図書館をつくっていきたい、発展させていきたいと思っていますが…今の市の財政力との見合い…というよりは、図書館だけではなくてやらなければいけないことがわんさかある中で、「では、どれだけ図書館予算を割くつもりなのか?」に対する見解を聞いてみたいものです。

図書館本館がいつのまにか中央図書館と呼ばれるようになっていて、多摩中央公園内での新たなハコモノづくりも予定通りに進んでいるようです。個人的には建設予定地の木々が伐採され、なぎ倒されているのを見ると「公園破壊」という言葉しか思い浮かばなかったのですが、でも、これが「多摩市」の進むべき道なんだなと思いながら、議会も共に決めたことだと受け止めつつ、今は「工事が無事に終わってほしい」という気持ちに落ち着いています。工事中の事故が一番怖いので、とにかく安全無事に完成させていくことが必要だと思って現場を見つめています。

ただ、この選択が本当に「多摩市」が取るべき道であったのかについては今でも疑問です。環境負荷を低減する建物にするとか、なるべく人手を必要としないような自動貸し出し機を設置するとか、もちろんできるだけ最新の設備は設置されているとはいえ、維持管理費を考えると決して馬鹿にはならず、負担感が減るとは言えないでしょうから。しかもガラス張りになっていて、それこそお金かかりますし、さらに言えば、建物が真四角ではないところから、メンテナンス費用など…きっと今後の負担増につながっていくのだろうと考えています。建物を維持することがどれだけ大変なことか…経験を踏まえても嫌というほどに私たちは心得ているのではないのか?と思うのですが、やっぱり「見た目優先」の建物になってしまったことが個人的には残念。

気候変動で今後の気象をどう見込んでいくのか?というのもありますが、ガラス張りの建物はおススメできない感じがします。もちろん、窓の性能でカバーするという考え方もありますが、そんなに簡単なことではないですね。新型コロナウイルスはクーラーを入れながらも、窓を開けて常時喚起することも必要になってくるので、公共施設の今後の光熱水費がどうなっていくのか?も今まで通りの想定ではいかないはず…と私は捉えています。

ということで、「図書館運営費」だけを捉えて、「もっと充実が必要だ」というのは簡単なのですが、そこだけを捉えて、質疑をしたところで、「対案示してほしい」って思うんですね。もともと、地域図書館を畳む、縮小する方向で本館の建替えが議論されていたことを忘れてしまったのかしら?と思います。「地域図書館も今のまま残し、そして、本館も今よりも維持管理費の増える素敵な建物として新しく造ります」…「え、それで大丈夫なの?」って考えるのが自然だと思うんです。

私たちの会派では自然に思い浮かぶというのか、「素朴な疑問」に対して現状では少なくとも「答え」が得られていないことを問題視しているだけの話で、「そんなに欲張りになれないよね」って主張しているだけです。「図書館政策だけにはこだわりたい!」ということなら、「それなら、こだわらないところはどこなの?」を聞いてみたいという感じです。図書館政策だけを捉えるわけにはいかないのが私たち議員の立場。「あれもこれも」では立ち行かないですからね。

まあ、政策や事業の質ではなく量を重視するのであれば、「薄く広く」になるので、そういう選択肢もありかなと思いますが、私は「質の時代」だと思っているので、図書館についても「質にこだわる」を優先させていきたいと思います。しかし、今のところ議会全体としては「質」より「量」かな。それはまた市民の選択でもあるので、「量」を優先した図書館政策の行方を見守りつつ、しかし、「お財布」には「底」はありますので、そこは意識しながら、今後の議論を前向きに進めていくしかないなと思っているところ。

今日の図書館長さんの答弁は「図書館政策」が置かれている立ち位置をよく理解され、正直に状況を伝えながら答弁されていましたね。「市民にも職員にも役立つ図書館にしたいと思っている」という答弁は印象的でした。がんばってほしいです!

いろんな思いが交錯して、思い通りに行くことばかりではないなと思うのですが、まあ今日はお月様を拝むことができたので良しとするか…ですね。明日はお休み。ホッとします。

決算審査3日目

今日はすごいパン祭り!どんぐりパンさんの閉店間際に…食パンとバターロールとクリームパン、かぼちゃのパン。それから、毎週火曜日に必ず購入するのはあしたやさんのライフルーツのパン。一週間分くらいありそう。こうして、ご近所で手づくり、こだわりのパンを買えることはとてもうれしいことです。健康食みたいなことが好きですが、グルテンフリーは無理です。

 

今日は決算審査3日目。決算審査は全部で5日間。今日と明日、そしてまた祝日はさんでのその次の日に最終日を迎えます。会派でも「あと、それぞれどの項目を質疑する?」ということを出し合い、最後に時間に余裕があればもう一度総括的な質疑ができることを前提にしつつ明日以降も個々人の持ち時間も意識しながら、会派に与えられている残りの発言時間を活かしていくことに決めました。私たちの会派は昨年度予算は「否決」しているので、その立ち位置も踏まえながら、決算審査に臨んでいます。ただ、決算審査は「昨年度予算」を間違いなく執行できたかどうか…を評価することをまず優先することが必要だと考えているので、その視点を外さず、最終的な挙手をするしない、つまりは、昨年度決算を認定するかどうかを判断していきたいと思っています。

それにしても、決算審査でも質疑は各議員の持ち味とか興味がどこにあるのかがよく表れるなあと思っていて、それぞれ質疑内容を聞きながら、私も物知りにもなれる機会だなとつくづく感じています。他の議員の方からの指摘などにも「なるほどなあ」と思えるところもたくさん。

今日は「公立保育園」の予算について安斉さんが質疑をされていて、それに対する回答が優れていたなあと思いました。保育園が地域と連携している様子が目に浮かんでくる内容で答弁が返ってきたからかなと思います。多摩保育園の近所に大きなみかんの木があり、「みかんの収穫にぜひ」ということで出かけていき、子どもたちと一緒に収穫したという話し。いつもはみかんが嫌いな子どももその日だけは、みかんを食べて「おいしい」って言ってくれたとか…その場面、想像するだけで心がほっこりしますね。すごくイメージができます。地域との連携についての事例です。また、以前、貝取保育園で実践していた「じゃれつき遊び」は多摩保育園でも継承していきたいと方向は示されていたのですが、残念ながら、今は、コロナ禍でじゃれあうことが難しい状態…でも、その代わりに、子どもと大人が一緒になって鬼ごっこをしながら、子どもたちとのふれあいを大事にしているエピソードなどなど…ついついその光景が頭の中に思い浮かんできて印象的でした。

やっぱり、現場で日々の実践と向き合っている管理職(課長)だからこそ、こうした答弁ができるんだなあと感心したのですが、保育士として公立保育園で現場を重ねてきた経験があるからこそ自信を持って発言できることなのかなとも思いました。説明しているというよりは単なる言い訳だけを長々述べるような答弁には耳をふさぎたくなる心情にもなりますが、行政事務を機械的に処理しているだけで、なんか無機質で、事業の存在意義とか価値すら感じさせないような答弁に終始してしまう課長さんとは真逆。もっと、保育園での実践事例聞いてみたいなあという気になったのは私だけかもしれませんが、今度、多摩保育園見学させてもらわなきゃ!・・・という気持ちになりました。

ちなみに貝取保育園における「じゃれつき遊び」の実践を見守ってくれていたのが野井真吾さん。先月出版された「子どもの‘からだと心’クライシス」はとても参考になります。この本の中に「スポーツと遊びは違う」と書いてあり、スポーツは「おとなの、おとなによる、おとなのため」の文化であって、子どもが理解できないようなルールがたくさんある…だから、子どもはワクワク・ドキドキしきれないという指摘があるのですが、ここ、ちょっと考えさせられますね。あとは、「睡眠が困難な現代社会」にあり、「電気」と「太陽」との付き合い方を考える必要性が指摘されているのですが、それはきっと大人も同じことかななんて思って読みました。

「子どもは社会をうつす鏡」

まさに…と思います。子どもたちの不登校、いじめなどなど…大人の世界にももっと陰湿かもしれないけれど存在していると思います。また、「密」が保障する子どもの育ちとありますが、やっぱり、人間は「社会的動物」でもあり、群れて育っていくのが子どもであるというのもその通り。

あ、つまり、今、多摩保育園ではどうしてもやりきれていない「じゃれつき遊び」はとても大事な実践でもあって、コロナ禍で制限しなければならないというのが本当に残念。ただ、その代わりの「鬼ごっこ」も大事ですね。まさに、「子どもの、子どもによる、子どものため」の伝承文化とも言えると思っています。

そんなわけで、昨年度末で貝取保育園廃止となり、多摩保育園と統合されたのですが、唯一の公立保育園として今の時代に必要な保育実践を積み重ねてほしいと願っています。安斉さんも「公立保育園が民間保育園をリードする立場であってほしい」とおっしゃっていたのと同じ思いです。

さて、とりあえず、私の頭のなかみは「児童館」のことを一般質問した延長線上にあるために、今日も「児童館管理運営費」のところで質疑。個人的には「子育て・子ども施策」に重点的に取り組むと言っている中で、「児童館」の扱いが少しぞんざいではないかと思っているので、その点を指摘。

子育て世代包括支援センターや子ども家庭支援センターには立派なパンフレットがあるのに、児童館にはかろうじてあるのが案内図。でも、A4サイズに10の児童館が敷き詰められていて、あそんじゃ王子のキャラが無邪気に「あそびにきてね!」とかわいく描かれているのについつい「見てみよう」という気持ちが起きてこないレベル…だいたい文字が小さすぎてつぶれそうなレベル。

グレード差を感じて仕方がありません。だから「ぞんざいな扱い」と思えるわけです。やっぱり多摩市にとって児童館って「大事じゃないのかなー」みたいな。そもそも「児童館管理運営費」のところで印刷製本費年間1万円しかついていない。財政課ももう少し、他とのやりくりしてくれないかなあという感じ。この間の一般質問で市長も「児童館」に対する想いを述べておられたわけですが、その想いを受け止めるとするなら、もう少し何とかなりそうな気がするのですね。単に質問の答弁でその場しのぎで市長は発言したわけではないと思うんです。ですので、財政課にはもう少し気配りもしてほしいなと思います。

残念ながら、市長は全ての事業の詳細までは把握できるわけもなく、決算審査の質疑を通じて、知り得ることもあると思っているのですが、昨年度の児童館の修繕費の使途一覧を出してもらったところ「2万9千円」もかけて基盤修理をしたという冷蔵庫があること(そんなにお金を出すなら新しいの買えばいいのに…と私はすぐに思ったけれど)等、ちゃんと見てほしいと思います。アップライトのピアノの弦が切れて修理をしたことも記録されているのですが、弦が切れるって相当のことなんですよね。なぜ、切れたのかまでちゃんと解明しておくことも重要なんですけどね。「弦が切れる」ことから見えてくるピアノの状態もあると思うんですね。そんなこと、次々と考えが及ぶので、修繕費用の使途一覧から読み取れる情報はとても興味深い。私でさえも、詳細資料を見て知り得る事実も多くあるわけです。

特に、児童館については、毎年継続して修繕費の内容をチェックしていきたいなあと思ったくらい。児童館については、現場での「備品管理」など台帳作成にも若干問題点があるようにも思っているので、「児童館ガイドライン」を作成していく作業とも並行しながら、少し緩くなっているというのか緩慢になっている物品管理などの在り方も再点検してもらいたいなと思っています。

児童館はちょっと見学するとわかりますが、「いつの時代から使っているの」という備品だらけです。ちょっとした「家電博物館」できそうな感じ。もちろん、長持ちさせているというか、備品類を大切に使用しているとの捉え方ができる一方で、環境負荷や電気代のことを考えて「買い替えが必要」と思われる電化製品などは計画的に更新していくべきですね。

また、先ほどの野井先生の本に「educereの実現」(educereはラテン語で、educationの語源と言われている)の必要性が書いてあるのですが、「普段できないお菓子づくりに挑戦してみたことも、自分なりに感染症について調べてみたことも、学校がないと生活リズムが乱れてしまうことも、登下校だけでも大事なからだづくりになる」ということ。まさに、児童館の日常には「educere」があってしかるべき。それができる児童館でなければならないとも思います。ここは児童館がずっと持ち合わせていなければならない視点。

やっぱり、児童館職員だけでは対応できない分野を専門性のある外部講師などに力を借りるということが必要なんですね。科学の実験、虫博士、星の観察、プロのアーテイストによるパフォーマンスと出会う場をつくる等など…野井先生の言葉を借りれば「無意識のうちに学んだことを意識化すること真の学びにつなげていく作業を丁寧に行う必要」になっていくと思うのですが、児童館は子どもたちをただ単に喜ばすために事業を企画しているわけではないことも財政課には理解してほしいなあと思います。その意義が理解されないまま今年度は予算がバッサリと削減されていて、「子どもを豊かに育む地域づくり」には逆行しているとしか言えません。

決して、高額を要求しているわけではなく、児童館が外部講師を招くとき、職員さんのネットワークを活かしながら、ボランティア的に交通費程度の謝礼で活動支援してくれるような方々を引っ張ってきていることもまた事実(職員がネットワークというかコネクションを作るために投入している私財のほうが多いのでは?と思いますね)。年額にすればせいぜい200万円にもいかない程度の予算であって、児童館1館あたりで考えると、月1万円にもならない程度の予算(児童館は10館あるので、年200万円だとしても20万円/館)。

しかし、これを財政が厳しいからと削減削減していくって、「そこまで多摩市は財政が厳しいのか?」…って思うのは、一方で、これから管理運営費が今まで以上にかかっていくようなパルテノン多摩(なぜなら、新たに子育て拠点施設が民間委託で設置する準備も進めながら、改修中)、図書館本館(ただいま建設中)、北貝取小学校の大規模改修(ただいま鋭意改修中)…については、躊躇なく取り組んでいるようにしか見えてこないため。

何をまちの「価値」と考えるのか。

その見解の違いなのかもしれませんが、少なくとも市長は「子ども・子育て」が重要だとしているので、もう少し、児童館のことも見てほしいですね。「最低限必要な予算」への理解が欲しいところです。今回、子ども青少年部長はすべての児童館を回り、現場の職員さんにも話しを聴いたようです。まあ、そのことだけでも、私がすべての児童館をまわって一般質問した価値があったかもしれないとも思います。なぜなら、「部長が現場に来て、話しを聴くなんてこと…今までに見たことない」という声も聴いたから。

ですので、本当は、財政課で児童館の予算をバッサリ切る判断をする前に、まずは現場を見てほしいなあって思います。「その目で確かめて!」と。まあ、確かめてしまうと厳しい態度での予算編成ができなくなるのかもしれませんけどね。財政課長も嫌われ役に追い込まれてしまうので辛い立場ですね。

この3連休。これにはまっていました。明けても暮れてもフレンチパピロという感じで、一日に何度も食べておりまして。消費した袋の数はヒミツ。懐かしいお菓子で昭和風。今日は最後の一袋、残りの数個を消費してしまったので、また買い足しておかないといけない。今日も一日を振り返り、長文な備忘録を記したので、穏やかに眠りについて、明日に備えます。

決算審査2日目

「おつかれさま!」ということで、マリトッツォです。甘さ控えめな感じが気に入っていますが、それでも300キロカロリーを超えます。小さいのに。そういえば、マリトッツオはカルディにも冷凍で販売されているのですが、いつも保冷バックを持っていないので買うことができずにいます。まんまと流行にのっかりながら、スウィーツに励まされる日々ですが、やっぱり、最後は一口羊羹ではないかと思う今日この頃です。

今日は歳入のところから質疑が始まり、歳出は総務費から民生費の途中まで質疑が進んでいます。「昨年度の取組みがどうだったのか」を確認するところから始まるとはいえ、既に今年度は始まっているので、来年度予算の編成に向けての方向性を確認したり、要望事項を意見したりという感じ。これを踏まえてから、一応、次に進む…ということになっているのですが、財政的に余裕がある状況ではなく、各事業ごとに見ていくと、カツカツでやっている印象のほうが強く、気になるところを事前にヒアリングしてみると…「それだと、仕方ないか」と思えてしまうことも多い。政策のメリハリのなさというのか、何を重点的にやりたいのか…が見えてこず、何に重きを置くのか…がわからないままに、私に見えているのは…図書館本館の建設、北貝取小学校の改修工事、パルテノン多摩の改修…改修してからの運営コストに苦しめられるのではないか…?と懸念が深まっていくばかりの新規の公共施設の建設工事など。

私はパルテノン多摩の大規模改修は「やるしかない」と判断したので、何とか、運営の再構築をしていく必要があると考えているものの、図書館本館、北貝取小学校の改修以降…のことについては現段階では責任を持って将来にわたって運営し続けられることを裏付けすることができない状態なので「急いで進めるべきではない」と思っているので、ぜひ、後押しする立場の議員のみなさんに「将来に負担のしわ寄せをしない」という立場から、どんな工夫ができるのかなど具体的な提案をしてほしい。

人口減少する社会になっていくことはわかる。

それは、納税人口が減っていくことにもなり、公共施設そのものを利用する人も先細りしていくということですね。パルテノン多摩の場合、来場者人数はもちろん、施設を活用するパフォーマーの絶対数だって減っていくわけなので、そこを前提とした30年間使い続けるを考えることはとっても大変なことですね。視野を国内だけではなく、海外に向けていくことも大切かもしれないし、その視点がある場合にもきちんとターゲットを絞り、立地環境を良くすることも含めた施設の強みや特性を磨いていくことが求められるのかもしれませんね。その時にはやっぱり‘まち’の開き方というのか、私の中の語彙からすれば「国際化」というか「多文化共生」というのか、地域の受容力も問われるような気がするのです。

そんなことも含めて、今から少しずつでも取り組みを進めていくことが大切かなと思っていましたが、に新型コロナウイルスが到来しているという状況に、海外からの千客万来…でお客様を迎えることは一旦ペンディング…ともなると、それこそホール業界で言えば他市の文化ホールとの利用者の「奪い合い」です。「奪い合い」に競り勝つ(この言葉は嫌いだけど)ためにはやっぱり魅力ある施設であること以上に、そこにいる「人」のセンスが重要。広報のセンス、営業のセンス…指定管理者にも求めたいですね。そして、センスを持つための前提にあるのは「社会を分析する」とう視点。今、何が求められているのか…今までずっとお役所的な営業をしてきた多摩市文化振興財団だけでは対応できないところ…だからこそ、人員テコ入れも含めて、共同事業体というかたちでチーム編成し…今までとは違った形で指定管理者となり、新たな船出に向けて動き出ししているはず。私は共同事業体に加わっているJTD(JTBコミュニケーションデザイン)には期待しているのですけれど、なんか、見えてこない感じで残念。

そもそも共同事業体というやり方が全国にも事例があるようなものとは言えず、多摩市オリジナル感が強いところにも怪しさというか、危うさがあり、…そこをしても模索中なのかもしれませんが、模索している時間はなく、とにかく前進あるのみで…「ちぐはぐしてる」とか言い訳している段階にはないと思えてなりません。

いっそのこと、丸ごとJTDに任せるとかしたほうがよかったのかもしれません…とあとから後悔しなくて済むようにしたいもの。

「多摩市文化振興財団の存続にどれだけの意義と価値があるのか」…個人的にはここに今、最大の関心があるんですね。多摩市文化振興財団には多摩市も出資してきましたし、税金で維持してきた組織ですから。30年以上もの間、税金を注ぎ込んできた財団であることを考えれば大事に存続、発展させていくことが責任だとも思う一方で、単なる税金をパクパク食べているだけにしか見えない…と言われてきたことにも耳を貸す必要があると思っています。厳しくても辛くても、今だけではなく将来を見据えた判断や決断を迫られるときもあるかもしれませんね。でも、今すぐではなく、リニューアルオープン後の指定管理期間まずは5年間の間でまずは一旦、見極めの時期がやってくるんだろうなと考えていますが…どうなるやら。

というわけで、パルテノン多摩のホームページも「来月中旬には再開館を見据えてリニューアルさせていく」ような方向が答弁があったので、指定管理者のみなさんにも頑張ってもらわねばならないです。全国の公共ホールのお手本というのか先進事例になりたい…というくらいの気合で取組んでほしいものです。

「新しいパルテノン多摩に行ってみたいな!」って思ってくれるみなさんが増えますように。

 

私の願いはここ。「未来場者、無関心層へのアプローチ」が何よりも大事で、今までパルテノン多摩に縁遠かった人にも来てもらえるような場所にすることを掲げてのリニューアル工事。だからこそトータルしたら約100億にも上るような税金を使うわけですから。都市計画税を充当するので「福祉や教育予算に使うお財布とは別。だから、そちらにはしわ寄せは行きません。」…でも、繰り返しになりますが、建設工事のコストだけの話しですからね。再開館以降に日常的に必要となる管理運営費用がどう推移していくかが課題です。そのことを考えると、顔がこわばる…現段階での私のきもち。

 

台風到来で始まる3連休ですね。被害が最小限で(出ませんように)…と祈りながら過ごします。

今日から決算審査です。

バターでした。簡単クッキーを作るときにバターをちょっとだけやわらかくして、そこに砂糖をふるってみて…食べた時の味みたい。

こんな感じで見た目もバターです。懐かしくて、まずくはなくて、おいしい味でした。レーズンバターを冷凍して、ちょっとやわらかくして食べたときの味かもしれないとも思いました。

さて、今日から決算審査が始まりました。初日は総括質疑から始まるのですが、大きい会派から順番に発言していくので…終わったときには、一番最初の新生会の質疑応答のやり取りはとうの昔に終わってしまったような感覚であって、一番最後の壮士の会の質疑応答だけしか、脳裏に残らず…という感じ。

 

フェアな市政は大野さんから質疑をしました。市長は「子育て施策は重点」としていて、子育て、子ども支援にも力を入れていて、実際に、多摩市は子育て支援には(にも)手厚く取り組んでいるほうだと思っているのですが、なかなか、そのアピールというのか情報発信が上手くいっているように思えない…という点を質疑に付け加えてもらいました。答弁によれば、もう既に、来年に予定しているホームページのリニューアルに向けて、動き始めていて、もっと見やすく(わかりやすく)情報発信していけるように工夫もしていきたいとのことでした。

 

 

ちなみに、現在も、公式ホームページのトップページには「子育て世代向け」に特設ボタン?入り口があります。「わくわくTAMAで子育て」…と特別扱いになっているのですが、その先クリックし、「わくわく」する必要はないかもしれませんが、でも、「特別感」を持続させ、知りたい情報を得られるページにはなっていない印象ですね。「多摩市って、子育てに力を入れているんだなあ」という感想を持ってもらえそうなページにはなっていないという意味です。

個人的には、「わくわくTAMAで子育て」が、「わくTAMA」…とつづめられ、短縮されていることにもそもそも疑問があります。なぜなら、「わくTAMA」=「子育て」…どうしてもつながらないからです。「わくTAMA」で「子育て」や「子ども支援」がイメージができないことは致命的によろしくないと思っているからです。いずれにせよ、「見たくなるホームページにしていきたい。情報発信に取り組んでいきたい。」とする答弁には意気込みも感じられたので乞うご期待!ですね。

 

ということで、昨年度を振り返ればやはり「気候非常事態宣言」が取り組みの一つとして目立つものだったかなと思います。いずれの会派も脱炭素化に対する危機感を持ち合わせているなということは感じました。議会が後押しをする形で宣言をしたわけなので、議会としての責任も果たす必要がありますし、当然のことですが。

 

そんなことで、実は、しれっと多摩市公式チャンネルには動画がアップされているのですが…約1時間見ないといけないで辛いものがあるな…と思って、見始めたら、意外と面白いので見れちゃいます。

 

「多摩市気候非常事態宣言トークリレーSeason1~気候危機と生物多様性その1~」環境政策課…ぜひ、ご覧ください。

 

後半の市長から五箇先生へのインタビューも私には興味深いやりとりでした。阿部市長が「気候非常事態宣言は今更ながらで、遅きに失した感ありますか」と尋ねたところ、五箇先生「間に合うも間に合わないも今やらないとダメでしょ。」とバシッと返答してくださり、気持ちよいくらいにハッキリしたお答えでした。先生に言わせれば「宣言するとかしないとかではなく、環境問題には取り組まねばならない」ということだと思いますし、それ以上に、「宣言をしなければできないなんて悠長なことを言ってる場合ではない!」とも言いたいのではないか?と勝手に想像してしまいました。

 

 

ただ、やっぱり、約1時間見続けるのは結構、大変かもしれません。温暖化問題といえば、私は江守先生のショートバージョンの動画はとても見やすいなあって思います。

小難しくてテーマだからこそ、「そのくらいなら見てみてもいいかなー」と思える15分くらいの動画にして、「気軽さ」を大事にしたほうが取っつきやすそうにも思うんです(江守先生の動画は20分ですが)。

 

「誰に向けて情報を届けたいのか」

 

ここから考えて、動画づくりをすることって大切ですね。今、やらなければならない啓発というのか情報発信というのは、もともと興味関心のある層をターゲットとするものではないのでは?…というのが私の意見です。ガッツリ学ぶためのセミナー風動画だと、どんなにか内容が素晴らしかったとしても見てもらえない感じもしますね。

 

ただ、環境政策課作成の動画の入り口…これは、ちょっと工夫してあるというか、いかにも市役所風な硬さからは脱皮している感があって良いですね!しかし、職員が動画まで作成して発信するなんて…今までの市役所業務では考えられなかったことです。潤沢に予算があり、プロに任せて、センス良くて…というような…名前が知れた芸能人とかに出演してもらったりして、プロに任せて、動画を作ってもらえるなんてことはまず難しい。その意味では、手探りというか、「センス無くて…」と言いつつも、各セクションで頑張って取り組んでいることを一旦は受け止めたいですね。そして、取り組みを重ねながら、センスとスキルを磨いてほしいと期待するものです。少しでも良いものを作成したいなあという気持ちがあれば…他の動画なども参考にしたりして、知らず知らずセンスアップ、スキルアップすること間違いなし。

ちなみに、今日の総括質疑でも自治体DXの方向を後押しする立場から、「さらに、オンラインを活用すべき」という話もありました。多摩市のYouTubeチャンネルでもかなりの再生回数を誇る講演会動画などがあるようですが、「市民に向けて」という部分に照らすとき、視聴回数だけで評価できるものでも無さそうかな…とは感じた次第です。

今日一番の記憶に残った決算審査でのやり取りは教育委員会の答弁で「学校で担える福祉的な機能は限られている」というものでした。私は「教育福祉」という言葉を浸透させていきたいと考えてきましたが、そのために整えていかなければならない体制、あるいは環境づくりについては、改めて課題感を共有しながら知恵を働かせなければならないなと思ったからですね。「やらなければならないし、やっていきたいこと」がさらに見えてきた気がします。

「子どもたちの笑顔が地域社会の夢と希望をつなぐと思います。所得の格差が子ども格差につながる現実と向き合いながら、‘教育福祉’の視点から、地域で一人ひとりの子どもたちが育つ権利と学ぶ権利を守ります。」

久しぶりに、自分が選挙の時に書いていたことを思い出しました。そのために私ができることってホント、ちっぽけなことだなと思うわけですが、でも、少しでも施策を動かしていけると良いな…という気持ちで諦めずに発言し続けるしかないですね。決算審査は5日間。連休も挟むので何だか飛び飛びですが…24日まで行われます。

 

 

9月議会 本会議でした(議案の議決など)

明日から決算審査が始まります。昨年度予算というよりは、今年度予算で「児童館」の予算がバッサリ切られていたことに端を発して…明けても暮れても「児童館施策」に集中しているわけで、視野を広くしないといけないと思う一方で、表面的なところだけを浚っているだけではダメだなという気もしているので、どうしても深みにはまっていく感じがします。市政の課題は幅広すぎて、やっぱり一人で全部見ていくことは難しい。だから、議会にはある程度、銀の数が必要だと思うわけです。

そんなことで、児童館の「あそんじゃ王子」のペーパークラフトやってみました。そして、「えかきうた」も視聴して、「ぬりえのおへや」も覗いてみたら、ぬりえ…8種類もあるんだ!…と驚き。

 

去年のステイホーム期間中の児童館の取組みを垣間見れるというか、知る手がかりの一つ。でもこのペーパークラフトよくできているなあと思っています。メジャーではないけれど、密かに知られているキャラクターで、イベントなどにも登場して子どもたちには人気です。

児童館の動画にも出演していました!

ということで、今日の本会議ですが、市長提出の議案については全て可決。滞りなく終了しました。清水教育長の後任には現在、多摩中学校長を務めておられる千葉正法先生が就任されることも決まりましたが、中学校側に立てば、校長先生が年度後半から変わってしまうという人事になり、申し訳ない感じもしてしまいます。清水教育長も任期満了で退任されるわけで、決して途中放棄というわけではないのですが、他の教育委員とは異なり、「教育長」の場合には、「年度」を意識した任期にしておくほうが良いのではないかと思ったりもします。これは、何とでも対応方策はありそう。

ちなみに本日の日程はこちらです。議案他陳情…ご確認いただけます。「多摩市みんなの文化芸術条例」のところで討論をしました。橋本由美子さん、岩崎みなこさんもそれぞれ討論されていました。橋本さん、岩崎さんも私も…パルテノン多摩の大規模改修をするしない…などなど議会が盛り上がっていた時期の子ども教育常任委員会のメンバー…今はみな他の委員会に所属をしながらも、やっぱりパルテノン多摩に対しての想い入れというのか、愛情がある人たちなんだと思います。その当時、「文化芸術」に行政がどう向き合う必要があるのか…についても一緒に考えてきたメンバーでもあって、お二人からの討論も聴きながら、「そうだったなあ」とか思い出したひとときでもありました。

しかし、大規模改修に支出をする税金…都市計画税を充当することができるから…ということで、動き出した一大プロジェクトのその先に私たちは何を描くことができるのか…「あと30年は使い続ける。使い倒す。」…そのことが後の世代の単なるお荷物、負担の先送りになっただけの結果ではあまりにも悲しすぎ。「パルテノン多摩があって、やっぱり良かった」「パルテノン多摩を大規模改修して正解だった」と言われるようにしないとなあと思うものですが…それを支えるのが「みんなの文化芸術条例」になるので、ここはしつこいくらいにフォローしていきたいと思います。

ですので、決算審査でも、リニューアルされないパルテノン多摩のホームページのことだけは指摘しなければなりません。いい加減、そろそろリニューアルお願いします…という感じ。

そういえば、今日は9月15日で敬老の日だったのではないか…と。ハッピーマンデーは悪くはないけれど、本当は「なぜ、9月15日なのか」ってところの意味があるはずなんですよね。その日に「祝う」という意味が消えてしまうのは残念ですね。

今日は休会日だったので。

今日は休会日だったので、会派で打ち合わせをしたり、決算質疑の打合せをしたり。夕刻からはいつものとおり、ハーモニーカフェの活動で「鶏唐揚げのお弁当」をつくるお手伝いと、久しぶりに子どもたちとトランプ…。「神経衰弱」があまりにも出来なさ過ぎたことに愕然として、子どもたちのやわらかい脳ミソとの違いを痛感。暗記力低下中だなあと自覚しました。

子どもたちの話しに耳を傾けることはいつも難しいと思っているのですが、実は、自分の子どもの話しを聴くことがもっと難しい感じがしてくる今日この頃。児童館の報告書に「社会の中で言語化が未熟であったり、大人の意思を忖度してしまいがちな子どもを声を聴く」という児童館職員の役割が記述されていて、この表現が結構気に入っているのですけれど、「子どもの心」を受け止めて、間違いのない理解をするためには「聴きとるための時間」も必要になってきて、ある意味、忙しかったり、自分の時間に追われていると余裕がなくなり、十分な時間を持てないままやり過ごしてしまうことも多いんですよね。自分のことを振り返りながら、思い出すこともたくさんあって、やっぱり「完璧な親はいないな」って最後に結論にたどり着いて、ちょっと自分をホッとさせたりもします。

ということで、明日は本会議です。教育長人事その他、委員会で審査された条例、陳情に対しての議決が行われます。多摩市の文化や芸術施策への取組みを支えていく根拠として「みんなの文化芸術条例」が制定される運びです。文化芸術方針検討委員会での検討を一応見守ってきた一人としては、制定にあたっての意見討論をしないといけないなと思って、自分の考えをまとめてみました。会派の討論として、発言させてもらう機会をいただけたのでありがたい。

しばらく会っていない友人の著書。「健幸まちづくり」って何なんだろう?とふと疑問に思ったりもするので、手に取ってみた。とてもわかりやすいのでおススメします。

9月議会 一般質問4日目

用事があったので多摩センターへ。多摩中央公園の図書館工事現場囲いが目に留まる。「9月は抜け毛が多い」…って。宣伝みたい。時間が無くてずっと見ている暇はなかったけれど、工事は遅滞なく進んでいる様子でした。本来は工程表が見れるようですが、「ここ触ってみて」と書いてあるので、触れてみたけれど工程表は見れずじまいでした…「抜け毛が多い」…自分への警告だと受け止めたのですけれど(ここは悩みのひとつ)、触り方が悪かったかな。

へなそうる…は見てきました。「もりのへなそうる」はみつやくんの「たがも」を思い出しますが、今でも手元にある大好きな本の一冊。

さて、週明けの今日も一般質問でした。今回は一般質問も登壇する人が少なかったので、本日にて終了。同じ会派の折戸さん、池田さん、本間さん、安斉さんの順番でした。

折戸さんが指摘をしていた側溝のお手入れというか、掃除というか…線状降水帯で側溝から泥水が溢れている状態がなぜ起こるのか…と指摘されていたように、お手入れが行き届いていないところは街の至るところに散見されますね。前にもどこかで書いたことがあるかもしれませんが、私は側溝の泥水たまりにボウフラが大量発生するとか、そんなことがないように維持しておく必要を感じていて、「きちんと、予算をつけるべき」との意見には頷けるところあります。今は、何というか…まちの価値を向上させるなんてことではなく、せめて価値を落とさず、維持していくことはやっておきたい…という感じ。その一方、何でもかんでも行政に委ねる、任せることのできない状態もヒシヒシと感じていて、住んでいる人たちの意識が問われ、マインド次第で、まちの価値が向上するかどうかも左右されるような、問われていくなとも思っています。そういえば、「シビックプライド」なんて言葉がひところ多摩市役所内でも流行っていた気がするのは記憶違いか?

シビックプライドの高い地域…そこではどんなまちづくりが展開されているのでしょうね。

折戸さんに続く、池田さんからは母子健康手帳の充実という観点から質問があり、電子化という話しも出ていましたが、個人的には母子手帳が電子化されてしまうのはなんか、寂しい感じ。記録帳として手元に置いておきたいかなあと思うのはやっぱり昭和人間だからかもしれません。私の生誕の記録というのか…すっかり色あせている私自身の母子手帳もなんだか宝物のようにしてずっと保管してあります。池田さんがもう一つ「周産期のグリーフケア」のことを質問されていたのですが、これはとても繊細な話題でもあるものの、勉強しておきたいことです。そもそも「ケア」とするというのは簡単なことではなく、一つとして同じ対応で解決できるというものではなく、一人ひとりに応じたケアが求められます。そこには高いスキルが求められますし、自分自身の経験だけで対応しきれるものばかりでもありません。池田さんの「周産期の」というところは、特に見落とされがちだと思っていますが、子どもの誕生を心待ちにしていた気持ちと子供を失った哀しみと…心に深い傷を負うこと、その哀しみはいかばかりかと…。妊産婦のフォローをする保健師職員は状況を把握していると思われますし、つまりはその在りようが問われていきますね。窓口対応をする職員の在り方もまた問われることもあるでしょう。個人的には質問答弁のやり取りを聞きながら、実は、日々、市民のフォローやケアを仕事とする職員の心のケアも重視していく必要を改めて感じておりました。ケア職にある職員のみなさんのフォローやケアも大切なんですよね。市民の痛みや哀しみを受け止めること…あまり語られることのない市役所職員の大事な業務の一つです。

その後、本間さんのコロナ禍の高齢者支援のことをはじめとする質問、安斉さんの不登校総合対策と閉鎖の決まった厚生荘病院に関する質問を聞きながら、結局、行政は「議会からの意見」と「議員からの意見」を都合よくチョイスしていくのではないか…という気持ちにもなりました。一人の議員の意見であっても「議会からの意見」として扱うものもあれば、「一議員からの意見」として扱って終わらせるものもある…ということですね。そのさじ加減が微妙な塩梅すぎて、冷静に行政の動きを分析していると見えてくるものがあるというのか。

ただ、あくまでも「議会での答弁」に限って言えば、多摩市の場合にはいずれの議員に対しても議場内では等距離を心がけている気はします。他市の議会の様子などを聴くと、市長を支援している支援していないで答弁にも躊躇なく色の濃淡というのか、格差をつけているようなところもあるようですから。それに比べると穏やかであるというか、職員の在り方とすれば「優」ですね。それは、きっと市長の姿勢にも関わっていると思います。地方政治にも国政の「与党野党」を持ち込んで、支持してくれるかしないかによって差別的な扱いをするような見識しか持たず、議会に臨むような市長では困ってしまいます。「市長に答弁を求めます」とすると、それなりに答弁に立つ市長の人柄というかスタンスでよかった…という感想を強くするのは、私の質問についても市長がきちんと答えてくれたから…ということかもしれませんが。

明日は休会で、明後日は本会議で早めに市長提出議案に対する議決。そのあと、昨年度の決算審査と続きます。9月もあっという間に中旬で、議会も後半戦という感じです。