「地域に生きる劇場」は実現できるか?

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明日から定例会開会です。今日は相談案件に対応し、それから市役所に行って、大野さんと勉強会開催に向けての打合せ、それから決算審査に向けて情報収集してからパルテノン多摩の大規模改修に向けて基本計画の検討委員会があったので傍聴に。娘は小学校最後の夏休みの最終日・・・だから何?!って感じなのですが、今年の夏休みはとっても慌ただしい夏で、遠出をすることもできないまま・・・・毎年欠かさなかったブルーベリー摘みにも行けずじまいで、ちょっと申し訳ないかなあと後ろ髪をひかれつつ・・・・出かけた朝でした。ただ、夏休みの宿題を少しばかり残していてくれたのは良かった・・・。

 

ということで、私・・・・パルテノン多摩の大規模改修について検討委員会の傍聴を終えて、ものすごい「心が重たく」なりました。正直言って、示されたスケジュールの中で大規模改修に向けて「いい計画」が練りあがっていくのだろうか?って・・・・思いながらも、それでも、何とかやりきってほしいという願いもありつつで・・・見守ってきたのだけれど・・・・・と。

 

今日の会議で、今の段階での「工事費概算」が示され、その額が80億円というもの。まだ概算とのことですがかなり緻密な積み上げとのこと。それでも、この金額・・・・「断念せざるを得ないところもあった」ということで、検討委員会の中で出されていた意見についてコスト的に諦めたところあり・・・という話でした。最低限やるべき内容、「マストMUST」なところだけでも59.5億円・・・・そこに、より親しみやすく、交流しやすく、利用しやすく・・・という要素を盛り込み、使い勝手の良さも入れ込んで、改修をするところで約20億円・・・・・。

けど、何と言うか・・・「ハコ」だけ立派になって、なかみがどうなっていくか議論がなくて、なさすぎて・・・・この金額に市民の納得を得るのはかなりハードル高い。この改修費用は残念ながら「高すぎる」としか受け止めてもらえない数字・・・というのが私の直感。そして、もし、「マスト」なところだけ、言ってみれば必要最低限のところだけは工事をして、他には手をつけないともなれば、それこそ陳腐な改修工事にしかならず、多くの人が集い、憩い、交流できるような施設として再出発させることへのハードルもさらに高くなるとしか思えない。それなら「工事する必要あるのかな?!」とさえ思えてしまいます・・・・正直言って。

 

「大規模改修して、いい施設になったね。」って言われるような改修工事。そして、運営についても大幅に改善していければ、必ず人が集まる場所に変わっていくと私は思っているのですが・・・・。甘いのかなあ。

 

今日の会議で選択肢は「80億円」しかない!みたいな提示に、さすがに慄いてしまった。傍聴者の方は「次世代にツケを残してはならない」とおっしゃるかたも多く、パルテノン多摩の大規模工事に疑義を抱く方々も少なくないわけで、基本計画の検討委員会に対し不信感たっぷり。もちろん、動かしている行政(市長)に対しても、「いい加減すぎる」という声も大きい。私のところにも、ポツリポツリとですが、パルテノン多摩に対する疑義の声が届いています。

 

そもそも、パルテノン多摩の改修費用として当初示されていたのは38億だか39億というレベだったものが、今年に入ってから、いきなり54億円かも・・・と示され、その後、マスコミなどでも80億円に上るようだ・・・と報道がされたりして、「カネがかかりすぎ」ということだけに目が行き、本来議論されるべき観点がやや置き去りの傾向に心配はしてきたのですが、ますます心配が膨らんでいくばかり。いわゆる文化施策というか「文化を育てていく」行政の役割はすみっこに追いやられ、その上で改修工事の議論だけが暴走している感じにも見受けられ・・・。

 

それにしても、なぜ、当初試算が数年で約1.5倍(38億円⇒54億円)に跳ね上がったのか理解できず、悲しいかな、素人目には工事の内容について説明は理解できたとしても、そのグレードや詳細が吟味できるようなレベルではなし。なので、改修費用の内容含め、もっとわかりやすく情報提供し、最終的な概算金額を提示していかなければ、裏付けがよくわからないままの「金額の一人歩き」になることは目に見えていたはず。策定委員の中からも「80億円!!!」に対する驚きの声も上がっていましたが、それ偽らざる市民感覚だと思うのです。策定委員会も建築関係に通じている方もいれば、そうではない方もいらっしゃるわけで、「どういう説明資料を提供することがふさわしいのか?」という点は、まさに行政の裏方が考え、準備する事項ですよね・・・・。

策定委員会はまだ今後も続くので、これからの議論の展開、どう転がっていくのかも私には読めませんが、少なくとも今日までのところで判断するとしたら、策定委員会における一定の合意に対し、・・・議会も市民も受け止めきれるだろうか?・・・という不安が先立ちますね。

「地域に生きる劇場」・・・今回の策定委員会の委員長をつとめてくださっている本杉省三先生と、私が会派のメンバーで足を運んだ可児市アーラの衛紀生館長が編者となってまとめられた一冊。パルテノン多摩も「地域に生きる」になってほしい。本杉先生はそんなパルテノン多摩になってほしいという思いを持ちながら、策定委員会を引き受けて下さったはず。一体全体、その思いをどう私たちは受け止めることができるだろう・・・とか思いながら傍聴していると、なんか、しっくりいかない。

 

行政はどこまで本気でやるつもりなんだろう?誰が、今回のプロジェクトをマネジメントしているのだろう?市全体で取り組んでいこうとする体制はあるのだろうか?・・・ちょっと疑問だらけ。

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多摩中央公園・・・すごい気持ちが良かった。この景色、空、みどり、水辺・・・いい空間。

「たった2回しかないのか・・・」という市民感覚。

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午前中も午後も・・・一般質問の答弁調整などをしてから、「多摩ニュータウン再生推進会議」に。ようやく「多摩ニュータウン再生方針」が策定されて、その後、具体的な取組みを進めていくための進行管理を見守るというか、さらに強力に後押しするための関係者会議という感じですね。今回から公募市民枠が設けられ、2名の方も加わっておられます。とは言え、企業、事業者からの代表も参加されていることもあり・・・・こうした会議はどうしても「男性」率が高くなってしまいますね。女性委員は1名・・・というちょっぴり残念感じもあります。

ということで、第1回目なので市長から委員になった方々に委嘱状を渡すセレモニーのあと、実際の話し合い。まずは、「会議の進め方をどうするか?」から始まったところで、市民として参加されている方に話をふると・・・「会議がたったの2回しかないのか・・・と思った。」というご意見が。ものすごい市民感覚ですね。たった2回の会議で、一体何をしようとしているのか?・・・。

私もそう思います。今のところ示されているスケジュールでは、今回が1回目、あとは来年1月後半に1回・・・あとは2月に「シンポジウム開催」というのが予定だそう。表向きには2回の会議だけで、あとはプロジェクトチームなどがそれぞれに編成されて、動いていくのかもしれませんが、表向きと言うか、「公式会議」としてはたったの2回しかなく、「これでいいのかしら?」とするご意見は率直なおかつご尤も・・・と。

 

残念ながら、その後、この意見を受けて、会議の運びがどうなったのかまで見届けることができず、次の打合せに向かったのですが、こうした市民感覚を忘れずにいたものだと思った次第。「セレモニーとして開催する意義」を重視している会議・・・って、私の中ではそんな位置づけで、公開されるのは2回ほどしかなくても、水面下で各関係者が何やらいろいろと動いているようだ?・・・という受け止めですが、興味関心のある市民にとっては「見えないところ、何だかよくわからないところ」で議論されて進んでいる感じ・・・もあるのでしょう。

多摩ニュータウンの再生方針の冒頭で、当時の策定委員の上野淳先生(今回の再生推進会議の委員長さんでもある)は「多摩ニュータウンの再生は歴史的偉業」になるって書いてあります。今は、高齢化イメージが先行して、プラスイメージが発信されにくい「まち」かもしれませんが、そんな先入観を覆すために何ができるか?!って考えてみれば、やりがいのある仕事ではないか?って思う時、「面白いかも!」って思えますね。いろんなことに挑戦できそうなので。しかし・・・何が足りないって・・・・やっぱり「カネ」になっちゃうのかなあ?!

どこもかしこも「広場」…?!

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今回も一般質問でパルテノン多摩のことにも触れるので、再質問の構成をどうしようか?とか考えているわけですが・・・・。今日は図書館本館再構築の基本構想策定委員会の傍聴をしていて、やっぱり出てきたのは「広場」!!!ということ。

ここでも「広場」か・・・そして、ここでも「つながり」か・・・・と。

人と人とのつながり、それを自然と育んでいけるようなきっかけづくり、そのための「広場」!・・・・私たちの欲求なんですね。そして、それを「意図的につくりださなければいけない」という時代なんですね。

 

ほんとに・・・わかりやすく今の社会を物語る「議論」です。パルテノン多摩の大規模改修にしても、「ホール=広場」という考え方を抜きしては語れない!みたいな流れを汲んでいて、図書館本館の議論にしても同種な観点で語られているわけで、要するに「他者とのつながり」に私たちの目が向いていることを強く認識させられるものです。

 

それにしても、今日の傍聴では「図書館本館再構築」について、その内容について深い討議がされる前の段階で・・・・「何を討議すべきなのか?」「どこから議論することがふさわしいのか?」みたいな入り口論と言うか、「そもそも論」のところのやり取りにかなりの時間が費やされていました。本来予定していただろう一歩踏み込んだ議論にはなかなか映らず、見ている私としてはなかなかおもしろいなあと思っていましたが、遅々として進まず、深まらない議論に対し、事務局である教育委員会や図書館職員、あるいは業務委託をしているコンサルタントさんはやきもきしていたことでしょう。「予定調和」ではなく議論が進行しているとお見受けしました。進行役の柳田邦男さんの存在が大きいのかもしれません。この先、議論が進んでいくと、予定している回数だと足りなくて、増やさなければいけないのでは?・・・と思いましたね。仮にそうなるとしたら、それ、大歓迎。こういう場合の「予定外」は認めていくべきでしょう。

 

それにしても「広場」、何につけても「広場」・・・ということですが、多摩市にはあっちこちに公園があって、たくさんの「広場」あるのになあ・・・とも思った夜でした。

やっと復活したものの・・・。

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いいページだったのに・・・と残念だった多摩ニュータウンPRサイトの「丘のまち」。予算の関係なのか?!・・・・突然5月頃に休止してしまったのですね。そして、いつになったら復活するのやらと思っていたところ、やっと昨日あたりから復活したようです。「まちの魅力発信サイト 丘のまち」。

しかし、素人目にまず気が付いたのが・・・・ドメインのこと。なぜか、「http://www.tama-newtown2.tokyo/」になっている。・・・・「2」って何?!みたいな感じ。リニューアルしたから、「2」とついたのかしら?

以前のホームページから写真などを引き継いでいるところもあるのだけれど、何となく全体雰囲気は違っているなあ・・・・・。「まちで暮らす人たちのインタビュー『丘のまち物語』や、日々の生活視点での市内のおでかけスポットなどを、多摩市公式ホームページとは違った趣向で発信・紹介していきます。」ということで、ここ、結構楽しみなところなのですが、新しい記事が追加されているわけではなく、今後になるのかもしれないし・・・・。「お知らせ」のイベントの報告と告知についても・・・3月に終了した「多摩ニュータウン魅力実感ツアー」のことが今さら掲載されているけれど、その中味は「ホームページとは違った趣向」とは思えないようなシンプルすぎる内容で・・・・。イベント告知についても「多摩ニュータウン」という観点なら、「パルTAMAフェス」なども掲載したほうが良いと思うし。

とか・・・「丘のまち」の魅力を誰がどういう観点で伝えようとしているのかしら?

 

まずはサイト復活したことを「良し」とするしかないのかもしれませんが、今後、どんなふうにコンテンツが展開していくかとりあえず楽しみにするしかないですね。(今日のつぶやき)

今日は一般質問についてのヒアリング。「一晩、二晩くらい時間をもらって、もう一度、どんな答弁ができるのか考えてみる」という感じで終了。そんな難しいこと尋ねているつもりはないのだけど(【通告】2016年第3回定例会一般質問通告書)。自ら策定している計画書に掲載している言葉の内容の意味を具体化してほしい・・・ってお願いすると、なかなかわかりにくい説明が戻ってくるんですよね・・・・。

自動演奏楽器について学ぶ。

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清里にある「萌木の村」に行ってまいりました。同じ会派の4人とともに。意外とスムーズに到着したので、駅周辺も散策。今は、かつての「清里」とは一転し、駅前などは閑散と、閉店している店舗も多く・・・私の記憶にある面影は失われていました。夏休みのお盆シーズンは混んでいたのかもしれませんが、それにしても時間が早すぎて人がほとんどいなかったことを考慮したとしても、「ホントに人がいない」場所になっていました。清里の森まで足を運び、歩いてみました。多摩センターを髣髴する・・・レンガ、街灯などのおしゃれさ・・・「あまりに似過ぎる」・・・・。メンテナンスが行き届いていないようで、階段のレンガは崩れ、道路面のレンガは浮いていて、、、「つくったものを大切に維持していくこと」そして「それができなくなるとは?」・・・まちの盛衰を考えさせられました。

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さて、私たちの「萌木の村」訪問の目的は「自動演奏楽器」です。パルテノン多摩の自動演奏楽器をどうしていくべきか?考えるためのヒントと材料、もっとちゃんと情報を得ないといけないと考えたので。萌木の村にある「オルゴール館」は約260台のコレクションの一部が展示されており、説明を受けながら、その音を楽しむことができます。同じことをやっていても人は来ない・・・・ちょうどピアノ演奏とオルゴールのコラボレーション企画があり、そちらも鑑賞させていただきました。ちなみに、こちらのオルゴール館のスタッフの職人さんに、パルテノン多摩にある7台の自動演奏楽器の大半について年間の保守点検をしていただいております。

・・・で、これが主目的で「聴けて良かった」で終わったわけではありません。こちら「萌木の村」の舩木社長さんにお会いしてまいりまして、自動演奏楽器のことから、文化や芸術に対するお考え等など幅広い意見交換をしてきました。

自動演奏楽器購入当初の状況、「パルテノン多摩は高い価格で買わされた」とする話もしっかり聞いてまいりまして、今さら悔いても仕方がないわけですが・・・とんでもない時代だったことも確認してきました。そうは言っても、所有してしまい、今は「市民の財産」になっているアンティークの品々・・・・今後の方向性をきちんと見定めていかねばなりません。それにしても100年そこそこ前の楽器たちは「アンティークでも何でもない」のだそうですね。私たちはアンティークなどと誤解していましたね。ヨーロッパに行けば「こんなものはアンティークにはならない」と伺いまして・・・・「知らなければ、騙されるよな」と思いました。200年、300年昔のものはアンティーク。私たちの保有しているモノはまだ「アンティーク」の領域ではありません。

あっ、これずっとずっと持ち続ければ「いつかはアンティークになるのか?!」・・・。

 

そんなことで、舩木社長はご自身が直接、自動演奏楽器を買付されるだけあり、世界中へのネットワークもお持ちですし、かなりの目利きでいらっしゃることは確か。そんな社長さんの視点からパルテノン多摩にある自動演奏楽器をご覧いただくと「もちろん、価値のあるもの」ではあるそう(「高く買わされているんだよね♪」という説明つき)。そして、大切に音を出し続けるためには「30年ごとにオーバーホールしなければならない!」ことも教えていただきました。温度湿度の管理はもちろん不可欠。さらには定期点検は不可避。大事にし続けるってとても労のかかること。古いものであれば古いものであるほどに難しいというのは、古美術品などの維持管理などと同様ですね。

 

要するに、パルテノン多摩は大規模改修に30周年を迎えていて、開館当時はなかったけれど、いつしか買い揃えられていった7台の自動演奏楽器たちも、ついにオーバーホールによるメンテナンスをしなければならない時期!ですね。恐るべし、そのための費用は「楽器の価値の15%」。こうした楽器には図面がないために、分解した人がもう一度組み立てるしかその手法はない・・・ってことも聞いてまいりました。ここが極めて重大な視点です。私たちはそこまでして、これらを持ち続け、子どもたちに残していくべきなのか。残していけるだけの「体力」はあるだろうか?それは決してお金だけの問題ではなく。

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「活かすためのソフトが必要!」

 

やっぱり、ここがキーワード。舩木社長は「ソフトはないの?」って聞かれました。でも、現状ではとても「ある!」と自信を持って言えるような状況にはありません。

 

あああああああ・・・・やっぱり最後は「人」の問題に行きついた・・・・って私たちは皆、思いました。とは言え、私たちとしてはその前に「オーバーホールによるメンテナンス費用に1台あたり約300万くらいだろうねえ」と聞いてしまったので、かなりそこで思考停止していたのもまた事実。これ、維持していくことって難しい。そして、今回の大規模改修で・・・4階のあの場所から自動演奏楽器を運び出していく作業を考えても頭が痛い。なぜなら、一度分解しなければならないものもあるかです。分解しないとあの場所から運び出せない大型のもの。もえぎの村の大きな楽器なども大掛かりにメンテナンスをするときには床一面が部品でしきつめられてしまうくらいに・・・解体されるのだそうで。ここまたポイントですね。要するに私たち、あれを運び出して、パルテノン多摩の4階フロアをどうにかしようとする場合の費用ってタダならない!ってことなんです。仮にもパルテノン多摩のどこかにまた戻すことを考えるにせよ、保管場所だって必要ですし。

 

「一度手離したら、二度と手には入らない。」

そのとおりですね。だから悩むわけです。決して価値のないものではないから。でも、私たちが持ち続ける必要性が問われている。本当にこれらのものが市民の財産としてパルテノン多摩にあり続けることが必要不可欠なのかって・・・・。

 

「お金では買えない価値」

 

ということまで話が及ぶと、人それぞれの見識や価値観の問題にまでつながってきて、「いい」「悪い」って言えなくなってきますね。本当に難しい。

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非常に密度の濃い約3時間を過ごしてまいりました。

 

 

さらに、ついでに足を伸ばしてきたのは八ヶ岳少年自然の家、フレンドリーふじみへ。

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少年自然の家・・・「雨漏り」してたみたい。フレンドリーふじみの方は館内は見ませんでしたが、利用されている方がおられるようでした。夏休みもお盆過ぎの時期なので、少年自然の家は静かでした。

 

パルテノン多摩の問題、もっと議会でも状況を正確に把握しておきたい。全体で正しい認識を持つことがまずは出発点になる。自動演奏楽器のことについても同じですね。「素敵だから」だけで、持ち続けることはかなりハードル高そうなので。素敵であり続けるための費用への合意もまた重要な視点。

「前例踏襲」を見直す必要・・・。

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今日は子ども教育常任委員会で決算審査に向けた事前勉強会。例年通り、多摩市議会でもほぼほぼ定着しつつある・・・・議会における政策評価と言うか、事務事業評価を行うことになっていますが、私たちは今回「都市交流事業」と「国際化推進事業、多摩市国際交流センター補助事業」の2つについて現状把握と、今後に向けての評価を担当することになっています。

ということで、「都市交流事業って何?」・・・・だと思いますが、これは友好都市である長野県富士見町(八ヶ岳少年自然の家が立地しています)との交流で、植栽とオッコー祭り(毎年7月末に市民も一緒とツアーを組んで参加をする)の費用。そして、「国際化関連事業」は言葉どおりのものであり、外国人に対する日本語教室や生活相談などの事業他、多摩市国際交流センターの実施している事業への補助ですが主には人件費補助といったかたちです。

具体的な議論は改めて今後と言うことになりますが、両事業ともヒアリングをした印象として共通することは・・・・「長年実施してきた事業である」「今後も存続すべき事業である」という内容でありながら、しかし・・・・「どんな方針や計画に基づいて実施されているのかがよくわからない」ということ。いずれも「必要な事業である」とする観点は同じなのですが、事業評価をする立場から言えば、「市が持っている方針なり計画なり」があり、その進捗状況等とも照らしながら取組みを確認しようとするとき・・・・「何もない!」という感じなのですね。

今年で富士見町との友好都市も30周年であり、秋には記念式典も開催される予定ですが、いまいち・・・・どんな交流が積み重なっているのかなど全体像がつかめない感じ。富士見町との交流は植栽やオッコー祭りのみならず、多摩市内で開催されるイベントでのPR(これは主にポンテさん中心に展開している感じ。またポンテさんの店頭でも富士見町のPRは行われていますね)、あるいは八ヶ岳少年自然の家を活用した活動も含め、他にもあるのでは?・・・と思われますが、「都市交流事業」だけを見ているだけだと他にも実施されている交流が抜け落ちていることがわかります。ですので、それらもう少し全体像を見つつ、評価していく必要がありそうです。

それと同様に「国際化関連」についても東京都は多文化共生指針を策定しましたが、多摩市にはこれを受けて・・今後どうするかも問われるでしょう。2020年東京オリンピックですし・・・・。今後の展開も気になるところで、「前例踏襲」のごとく進めてきた事業についても改めて見つめ直す必要が指摘できそう。「なぜ、多摩市国際交流センターへの助成をしていくのか?」の根拠についても明確に語られる必要がありますね。市民からは「多摩市国際交流センターは市の出先機関?」と尋ねられることもあるわけですが、決してそういうわけでもないし・・・・でも、事務局の場所については聖蹟桜ヶ丘駅前のヴィータ・コミューネの7階にあったりして・・・・結構、誤解も多い。そしてまた外国人への支援についても、市内小中学校での授業などへの協力なども幅広く展開しているとはいえ・・・・事務局のスタッフについてもほぼほぼボランティアによる・・・・となっていて、それはそれはかなり大変そうで・・・。ボランティアスタッフさんの継続って、今後一つ大きな課題にもなってくるはず・・・などと考えていくと、何やら見えてくるのは「多摩市の国際化推進、あるいは多文化共生に関する方針ってどうなっているの?」とする疑問。

いずれにせよ「前例踏襲」でずっとひた走って実施してきた事業であり、ちょっと立ち止まって事業内容などを見てみると、「ん?!」・・・もう一回、事業内容の振返りと整理と、今後の方向や展開を議論していかないとまずいのでは?・・・・両方とも「今後も継続すべき事業」であるからこそ、ここで改めてその必要性を再確認していかねばならない・・・・ここ、今日の委員会全体の共通認識になっているかなと思われます。

 

ということで、9月定例会に向けては一般質問への答弁調整など。明日は、パルテノン多摩の自動演奏楽器を考える材料とヒントも得るため・・・・「もえぎの村」まで行ってきます。ここには自動演奏楽器のミュージアムがあるので!

「何が何でもやらねばならない」・・・はわかるけど。

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先週末は9月定例会に向けた議案説明を経て、各地域の夏祭りがあり、多摩センターではジャック・ザ・多摩センのイベントがあったので、そちらにも顔を出しつつ・・・何をしたかと言えば「一般質問」の通告書作成でした。パルテノン多摩の大規模改修について、進捗状況をたずねたいと思っていますが、「多摩センター全体をどうしていくか?」という構想も問われていくと考えていて、そちらにも触れておきたいと考えています。

今朝は通常業務の永山駅での朝遊説を実施しましたが、途中からものすごく雨足がきつくなってきて、私が通告書を出す頃にはもう暴風雨といった感じ。夕方から、パルテノン多摩大規模改修に向けた基本計画策定委員会の開催が予定されていて、中止になるのかと思っておりましたが・・・「中止するわけにはいかない」と考えていた担当者たちの願いが通じて・・・無事に開催できてよかったです。想定どうりに進めなければ、スケジュールはキツキツで、正直言って・・・・1度でも開催を中止するなんてことはやりたくないというか、むしろできないという方が正しいでしょうね。

・・・何とまあ・・・無理やりなスケジュールを組みながら、しかしミッションを達成しなければならないと粉骨砕身(しているかどうかはわかりませんが、きっとしているはず?)のごとく、大規模改修工事完了年次の「東京オリンピック開催前」をめざした担当者たちの労は・・・察するばかり。そして、ふと考えてしまうのは、「こんなに工事を急がなければならないんだろうか?」という問いかもしれません。工事費用がかかるとかかからないとか、そういう問題ではなく(そこも問題かもしれませんが)、「いいものを完成させていく」という視点に立つとき、今のようなスケジュールで進めることが妥当と言えるかどうかは議論の余地あるかもしれない。

「新しいものを造るわけではない」

確かに、新たなものを建設するわけではなく、既存のものをリニューアルしていくには変わりがないのだけれど、でも、時代環境とともに変わっていることがある。そして、これからも変わっていくだろう環境にも対応していかなければならない。

週末にお会いした方にも言われました。「あんなところ、一年に一度も行かないよ。だいたい不便だから。」・・・・そう・・・お住まいの地域によっては「あの場所不便」なんですよね。一方で「住んでいる地域によって」・・・ということを議論し始めると、あらゆることについて言えること。市民全体を網羅カバーするサービス展開や利用を考えていく・・・「行き届いた行政サービス」って難しいですね。

 

ところで基本計画策定委員会で感じているのは「時間切れになっている」ということ。はっきり言ってたったの2時間の議論だけでは収まりきらないというか、もしかすると傍聴している人たち、市民からは見えないところ(メールとか・・・)でのやりとりも活発なのかもしれませんし・・・そのあたりはよくわからないのですが、いつも時間通りに終わってしまって「これで議論は尽くされているのだろうか?」と思ったりするのですね。他の傍聴者の皆さんはどんな印象なのでしょう。パルテノン多摩をもっと市民に身近な場所にしていく、そのためにもより多くの人に参画してもらい、大規模改修を議論してほしい・・・というのが当初の方向性だったと思っておりますが、さて今後の展開どうなるのでしょう?何が何でも与えられたスケジュール、ミッションに基づいて仕事を進めていかねばならないけれど、とは言え「雑に進める」ことだけは避けてもらいたいのだけど・・・・と自問自答しているところ。このモヤモヤ感がどうも払拭されず、私としては今後に向けて、パルテノン多摩の工事をどうすべきなのか考え中です。

って、このあたりは一般質問の項目にしております。そんなことで、明日は子ども教育常任委員会の勉強会です。決算審査に向けた分厚い資料も本日届いております・・・。あわせて、今日からハローキティちゃんご当地ボールペン発売です!ご贔屓に♪

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根拠ないけど、感覚的に「ちゃんとしてる」と思える。

 

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遠藤ちひろ市議のアレンジで、八王子はオリンパスホールと東府中の府中芸術の森劇場へ。どちらもお客さんとして利用したことがあるのと、府中芸術の森劇場では「お客様のアテンド」をするアルバイトなどやったことがあるので(笑)・・・何となく親近感もありながらヒアリングに同行させてもらいました。

八王子市のオリンパスホールは貸館に徹していて、民間事業者が指定管理者。民間事業者のノウハウをどことなく感じて、もう少し具体的なところを言葉にできるようにしておかないとと思うわけですが、何と言っても立地の良さがホールの魅力を倍増していると思われました。ちなみに・・・ネーミングライツでは2500万円の収入があるわけで、もともとここは「八王子市民会館」なのです。ですので、「市民利用優先」が意識された運営になっていることは言うまでもありません。100%に近づく使用率で・・・すばらしいですね。パルテノン多摩と比較をすれば、「余計なものがない!」ために「貸しホール」に全力投球で来ていることが大きな特徴とも感じました。

民間事業者でのホール運営、一方、いちょうホールや南大沢にあるホールについては八王子市の外郭団体とも言える「財団」の運営が継続していて、双方を比較できるから見えてくることがある・・・って八王子市の担当職員さんが前向きに捉えておられるのがいいなあと思いました。やっぱり比較対象がないと「比べようもない」ですし、「学びようもない」というか・・・双方にきっとメリットがあって、その裏柄ではデメリットもあるでしょう。でも双方合って、それぞれの良さを活かしあう方策をどう見出すことができるのか・・・今後の取り組むべき課題だと認識されているようでしたね。

パルテノン多摩と比較しての結論・・・民間事業者に任せるということも一つの選択肢にせねばならない・・・ということです。

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そして、府中の森へ。スタンダードに・・・こちらも財団が運営しております。雰囲気的には公園の端に立地していて、パルテノン多摩っぽく・・・・わざわざ用事がないとここまで足を運ぶ人も少ないというのもまた・・・・パルテノン多摩っぽいです。

ホールとしては、全館貸切で・・・合唱コンクールや吹奏楽のコンクールに何日間も貸し出すことができ、夏休み中の予定はほぼそちらで埋まっているというのは素晴らしいです。3つのホールそれぞれを使用できるというメリット、そしてまた立地的にも好まれるのでしょう。また、「楽屋の搬入口が広くて使いやすい」と言われるとおっしゃっていましたが、確かにそれはその通り。そしてまた、舞台と同じくらい広い袖がある・・・こちらもまたその通り・・・・舞台袖がメッチャ広くて・・・・というのはうちの娘も言っています。それにしても、ホールで行っている催しのジャンルが広い!一緒にヒアリングをしていた大野議員は「使われているホールだからこそ、これだけのジャンルを実現できる」って感想をおっしゃっていましたね。担当者の方は「2000席を埋める」ことはなかなか難しくなっているとおっしゃっていたものの、魅力のあるラインナップ、そしてまた少し郊外にあるホールなので都内ホールで見るよりも少し安価に鑑賞することもできることは強みです。

あっ、そういう意味ではパルテノン多摩も同様ですね。都内ホールで見るよりも安価なチケットで・・・できていますよね。ただ、パルテノン多摩と比較しての結論・・・それは財団の職員さんたちが全員「プロパー」であり、それなりにその道に精通されていること。なおか つ、府中の場合は同じ財団で、他の施設(例えば郷土の森なども)も運営しているため、財団内での人事異動もあり、それなりに緊張感を持ちながら仕事ができ る環境がある・・・ということ。

 

仕事上での適度な「緊張感」はきっと必要ですね。同じことを同じようにやっていれば「時間も過ぎる」・・・なおかつ、失敗がないようにするためには「前例どおり」にやっていればいいわけで、そうすると何の変化も起こらない・・発展もしない・・・になりがち(自戒を込めて)。

 

このあたり、パルテノン多摩を運営する財団の課題だと私は考えています。八王子、府中からのヒアリングで見えてきたこと。「指定管理期間5年でも短すぎる」ということ。このスパンは・・・はっきりいって、劇場運営みたいなことを深く理解しない「期間」とも言えるかもしれない。5年で何の実績を出そうとしているのか?求めようとしているのか?という点とも関わりますね。もちろん、単に「安全に施設を運営する」というハードのところだけ期待するのであれば、5年でもいいと思いますけれど・・・それ以上の価値を求めるとすればたぶん5年間というのでは中途半端になってしまいそう。このあたりも今後の課題の一つかな・・・。

 

で、何となく私・・・「ちゃんとしてる感」と雰囲気を八王子、府中から感じ取って帰路につきました。何が?・・・って具体的なことは言えないのですが、「ちゃんとしている」だから、興行するお客様からも信頼されている・・・みたいなことがあるのかなと。パルテノン多摩が決して「そうではない」と言っているわけではないのですが(言っているのかもしれませんが)、八王子、府中とやっぱりちゃんと文化振興を進めていくために市が計画策定している。一つ一つすべき仕事は外さずに進めている・・感じがしてしまったのは気のせいでしょうかね・・・?「計画づくり」を提案すると、「策定しただけで終わってしまうこともある」みたいな答弁が返ってきて、確かに計画書の完成品で満足感いっぱいの「業務集大成」風な雰囲気が蔓延するのは行政のダメなとこですね。計画をいかに実施し、実行するかでは計画策定の時に傾けた力以上のパフォーマンスが発揮されないみたいな・・・・。

しかし、だからと言って「計画がない」というのでは、やっぱりダメかも。って感じますね。ここ、何とかせねば。そういう意味で感覚的に「ちゃんとしてる」を感じてきたのかもしれません。さて、今日の学びをどう一般質問にしていくかな?

 

これは「苦肉の策」と言えるのか?

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久しぶりに会派での定例ミーティングでした。明後日は9月定例会前の議案説明もありますし、よそ見している暇はない感じです。ちなみに一般質問の提出も週明けです。

さて、議会だよりのアンケートを実施中です。各公共施設にも置いてあり、返信用封筒もついております。もちろん、着払い式になっております。もっと議会だよりに目をとめてほしい、「読みたくなる広報紙」をめざしたいという気合はあるのですが、いざ、実際に取組んでみると・・・・なかなか進まないというか、「議会だより改革プロジェクト」的な取組みは足掛けもう10年くらいは継続しているのではないか?と思っております。

そもそも「多摩市議会だより」というタイトルのロゴにしてみても、私が初めて議会運営委員会のメンバーになった時、「少しダサイ感じがするので、変えたらどうか?」と当時の事務局の職員さんに提案したところ、「長年親しまれているロゴなので、変更するのは難しい」と即答されたこと懐かしく思い出しますね。その時から比べれば、カラー刷りになっただけでも大進歩。思い出せば、その時に・・・・広報紙の最下部のスペースに「ごみを減量しましょう」とかって入れたらどうか?・・・・と提案したことは「そのくらいならできそうですね。」と対応していただいたわけですが、そのくらい、「変えたがらない」・・・・公務員ってホントにカタっ!・・・と分厚い壁を感じた記憶は昨日のことのように覚えております。

その時と比べると、今の議会事務局の職員さんは「仕事してる」って思います。前向きにいろんなことを考えてくれている職員さんも多いです。若い世代が多いからかもしれませんが。まあ、私が議員になった頃と比べると、自分自身も歳を重ねたからかもしれませんが、「ガラスの天井」ならず「ガラスの扉」があって、議会事務局に声をかけることすら気がひけるくらいの雰囲気とはいい意味で違っているなあと感じます。逆の立場だと・・昔も今も、「議員には声をかけづらい。すごい気を遣う。」は変わらずかもしれませんが。

 

ということで、議会だよりのアンケートですが、そもそも議会にはアンケートを実施する予算が確保されておらず、今回のアンケート実施にあたっても・・・・聞くところに寄れば「着払いで届いた郵便代については各会派の政務活動費で対応する」らしいのですね。

 

で、「ありえない!」

 

と思ったわけです。「何それ!」って感じです。これ、議会として実施しているアンケートなのに、各会派の政務活動費で頭割りするという発想しかとれないのでしょうか?さらには、そんな対応にしてしまっていいわけ?・・・・と。

 

まさに「苦肉の策」として編み出した方式なのかもしれませんが、これ、今後も何かの時の前例にもなりそうで、「違うだろ!」と指摘せざるを得なかったのですね。着払い封筒でどのくらいの郵便代総額となり、各会派頭割りになるのかわかりませんが、任意で実施しているアンケートならまだしも、議会全体として取組んでいるアンケートについて、こうした対応はすべきではないでしょう。

もちろん、全議員に呼びかけて、任意的に学習会などを開催する際の講師謝礼など各会派の政務活動費で出し合って・・・ということはありますが、それはあくまでも「任意」でやっていること。ここに政務活動費を充てることと、今回の議会全体で実施する取組みは異なってしかるべきでしょう。勝手気ままにやっているアンケートではないわけですから・・・・。

・・・と、しかし、予算もギリギリ厳しく、さらには「議会だよりのアンケートを実施しよう。」、、、、それも「なるべく速やかに」ということで、来年度予算の確保を待たずして対応しようとすればこれしかやり方がなかったのでしょうか?他の工夫は?・・・・それこそ、せめて、補正予算とか組むことはできなかったの?とか思ったりします。で、とりあえず、「補正予算ででも郵便代を確保できないのか?」と一度提案してもらうことにしました。

 

そもそも、政務活動費は「補助金」なんですよね。各会派(個人)の活動に対する「一部補助」ですよ・・・・。ま、「議会だよりへのアンケート」について、「そんなものやる必要がない」とかって財政当局から言われてしまえば、結果的にはどうにかするしかなくて、政務活動費なのか、お金には色がついていないので、政務活動費に余りがなければ、各会派議員の自腹による対応になりますが、それってやっぱり「オカシイ」って私は思います。こんなことが今後も「議会活動の前例」みたいになり、「あの時、政務活動費を出し合って対応したのだから・・・・」なんてことになるのもまたどうなのかな?と。「議会全体」でしかも「正式に」「公式的に」取り組むことにはしかるべき予算を。

そう思います。議会だよりの改革、改善は別に議会や議員の自己満足で実施するものではないはず。広報やPRは重要だということで・・・・今年度当初予算では、「広報・PRアドバイザー人件費」予算を確保しているのが執行部ですから・・・・。そのことから考えても、私たち議会サイドでも取組みを強化したいとする心意気が無視されることはないはず。「最終的には、政務活動費で郵便代を出し合う」とする結論になるにせよ、なぜそうなるのか?・・・ちゃんと説明してもらお。今の段階で、「苦肉の策で仕方ない」とはどうしても思えない・・・「議会が独断専行で進めていること」とか「議会が勝手に早まっっただけ。」と言われるのであれば、後付けでもいいので「補正予算対応」が欲しいですね。ただ、気になるのはアンケートの制度設計と言うか、実施の仕方が「これでいいのか?」と言う部分もあるのですが・・・。

夏休み気分は・・・?!

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娘はバレエの発表会とボーイスカウトのキャンプやらで慌ただしく過ごした夏休み前半・・・でも、ママたちの話を聞いていると、サッカー、部活などの合宿等など・・・お盆だからと言ってゆっくりもしていられないというか・・・そんな感じですね。ようやく夏休み後半に差し掛かりながら、我が家には何となく夏休み風です。お盆休みも終わり、ちょっとしたお土産が娘のところにも届くのですが、その中でも目を引いたのがミルキー♪

これ、すごくかわいいですね。この夏休み中、私のタスクとしては「歯医者通い」がありまして・・・・「箱だけママにちょうだい」とうい感じです。歯医者に行くと、その後・・・麻酔注射などをして何となくコンディション悪くなります。そんなわけで、届いた一冊を読んでおります。かなりおススメでさらっと読むことができます。

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東京どこに住む?」…これで、「多摩ニュータウン♪」・・・って出てくるわけではないのですが。時代に求められているニーズの変化が面白く分析されていて、「なるほど」とヒントがたくさんありますね。閑静な住宅街が選ばれなくなっている理由など、「うん、そうそう、わかる。」と思いながら読んでしまいました。

しかし、当然と言えば当然なんですが、ニーズは不変ではなく、固定的ではなく、つねに状況や環境を背景としながら、変化していくものだと考えていて・・・。再び、「閑静な住宅街」を選びたくなる、むしろ、「ここに住めたことが良かった」と思える未来が来ると思っているのですね。もしかすると今は「都心回帰」なのかもしれませんけれど、それが絶対に未来永劫変わらないなんてことはありえない。

そう思うと、別に、必要以上に他地域を羨む必要はなく、今大事なことは、「自分たちの住んでいる地域、多摩市の魅力」がどこにあるのか、そして魅力を活かすためにはさらにどうしていくか?を考え続けるという姿勢が不可欠ということ。「都市間競争」という言葉を嫌う人はいますし、そもそも、私は競争はしなくていもいいというか、「他地域をまねるだけの競争」ならしないほうがマシ!と思っている一人。今は、他に目を向けて、卑下して思考停止するような発想よりも・・・もっと、自分たちの良さを再発見して、そこを発展させていくためには?・・・というプラス思考で考えたほうがよいのでは?と思うものです。

夏休み気分と言うわけではないですが、「せっかくの夏休み、しかも、小学校最後の夏休みなんだけど・・・」と数時間おきに、呟く娘とともに・・・「さて、夏休み気分を一応味わうためにはどうするか?」とココ・・・議員や議会の活動より、よっぽど頭が痛いわ・・・・。個人的な「夏休み気分」はせみの声を雑音にしながら、一日読書ができるだけで満足するんですけど。