粛々と・・・・閉会しました。

20160330

市長施政方針演説から始まって、代表質問に一般質問、補正予算・・・そして、明日から始まる新年度の予算の審議、それぞれ4常任委員会・・・・ようやく閉会しました。いろいろ課題や問題はてんこ盛りなのですが、終わってみれば、「そこそこ無難に」との印象で、パルテノン多摩大規模改修のことについてもまだ始まったばかりというか、予算審議の中ではいろいろ質疑も出たり、議会で予算案に附帯決議をつけたりしたものの、でも、まだ「夜明け前」みたいな・・・そんな静けさがあるのでは?とか思っております。はっきり言って、これからの方が大変でしょうね。私としては大規模改修の予算が認められて、「さあ、幕開け!」と受け止めています。

新年度すぐに基本計画、基本設計の事業者選定に向けて動き出すと聞いています。事業者からはプロポーザル方式で提案をもらうことになっていますが、どんな提案が出されるのだろう?そしてまた、その提案内容を審査する委員会メンバーにはどんな人選がされるのか?もちろん、基本計画については策定委員メンバーの人選も気になるところです。

いろいろ横から意見は言えても、「予算を認めた以上は、あとは行政に執行を委ねていく」ことになるので、その後については担当部署にしっかりと取り組んでもらう必要があります。市民に理解され、納得してもらえるように、もちろん、議会に対しては適切なタイミングで情報を共有すべきですし、今回のプロジェクトは金額の大きさのみでなく、多摩センター地域全体の活性化と文化行政の再構築という使命も同時に課せられていると思っているので、心して取り組むべき!・・・議会もその動きを後押しするというか、「私たちが予算を認めた」ことの責任を果たせるようにしていかねばなりません。

今後の進め方によっては、現在示されているスケジュールどおりにイケイケドンドンに進むことに「待った」をかける必要があるかもしれません。私たち議会が問われる責任も重大!

ちなみに予算討論はこちら(【28年当初予算改革みらい】予算討論原稿最終確定版)・・・。議会は「予算を認めてそれで終わり」にしないことが必要ではないか?と述べました。阿部市長の発信力に期待したいのですが、何だか市長は最近・・・議会でも「大きなくまちゃんのぬいぐるみ」みたいになっていて、ずーっと座って黙っておられるのです。そのかわりに副市長がとても目立っておりまして・・・。それはそれでいいのかもしれませんが、私としては「市長の肉声を聞きたいわ~♪」って思ったりします。傍聴者もそう思っているようです。

さて、年度末・・・この春で市役所を卒業される管理職の方のご挨拶、議会事務局でも局長やお世話になった担当職員さんが異動になったり・・・別れと出会いの季節です。議会事務局はやっぱり局長のスタイルにより雰囲気が左右されるところがあるのです。面白いものです。どれが良いとか悪いとかではなく、どれも良くてどれも悪くないのですが、「人によりけり」ということを感覚的に感ずることができるのが勉強になります。さあ、新年度へ・・・また、気持ち切り替えて頑張ります!

ということで、多摩市のおみやげに新商品!・・・ぜひ、ご贔屓に♪

「だんらん」を地域で。

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北九州市では全国自治体で初めて、行政が「子ども食堂」を設置することを発表したり、都内でも「子ども食堂」は広がっていて、注目されている取組み。子どもの貧困率のことなどがしばしばメディアでも取り上げられるので、気にしてくださっている大人も増えているように思います。「何かできることはないか?」って思いを持っている人はきっと少なくないと感じています。

多摩市でも「子ども食堂」みたいなことできないかなあ・・・・とあちこちでつぶやいてきて、どこかで何かかたちを作れないかしら?と思ってきたのですが、実際に、「やってしまおう!」と動いている人たちが!

まずは今日はプレ企画のお試し・・・どんな感じになるかを掴もうということで大々的に宣伝はせずに口コミで人集め。結果、人が集まるか事前にはかなりの不安が立ち込めていたとのことですが、無事に8名ほどの小中学生と保護者も参加して小っちゃくカレーパーティとなりました。子どもたちはカレーをおなかいっぱい食べて、あとはスマホや携帯電話は手離して、みんなでフルーツバスケットなどをして遊んでいたそうですよ!食後にすぐに動けるなんて若いなあ!

ちなみに本日の会場は「こばと第一保育園の和室」でした。「地域に向けての責任」という理念を持って、運営されている保育園さんの全面協力があって実現した取組み。中心になっているのは卒園児の保護者さん・・・ばっちり地域のつながりのある方ですので、今日のプレ企画で掴んだ好感触を次回以降につなげていこうという話になっておりました。一応、仮称で「ハーモニークラブ」、そして食堂の名前はちょっぴりおしゃれに「ハーモニーカフェ」にしていく考えをお持ちのようでした。どんなふうに地域に定着していけるか楽しみ!・・・その前に、どのようにハーモニークラブそのものを地域の人たちの協力も得たゆるやかなグループにしていけるかが当面の課題かな?と思いつつ、軌道に乗ったら「こんなことも」「あんなことも」と次々と夢やらアイデアが意見交換されていたのが印象的でした。

カレー、、、おいしかったです♪お米は全部で20合炊いていたそうですが、もちろん完食で足りないくらいでした・・・・みんなで一緒にわいわい言いながら「食卓を囲む」ってやっぱりいいですよね。食も進む気がします。コンセプトは「だんらん」だそう。そういえば、「だんらん」という言葉そのものも死語になりつつある気がするのは私だけでしょうか?あまり使わない言葉ですよね?!

ちっちゃいながらも心が温かくなるような取組みが地域に広がるといいなあ・・とか、やっぱり地道な活動を重ねていくことが必要なんだなあ・・とか、いきなりベストを目指さないでできることから取り組んでいくことが大切なんだなあ・・等など学びの多い有意義な時間でした。

トイレとおもてなしと。

20160328 

毎年恒例行事のロードレース大会。今年で35回目だったのですね。ご存じのように多摩市体育協会は会長の交代などもあったので、大会開催も少し心配でしたが、いつもどおりでよかったなと思います。

ランニングブーム・・・というか、ランナーが増えていますね。私も運動不足解消にランニングでもしようかと思っていますが、思っているだけです。でも、ロードレース大会を走ることを目標にしてみてもよいかしら?とか・・・また今年も思ったりしました。会場の陸上競技場ですが、まあ、知り合いに会うこと会うこと・・・・開会式を見に行ったのは数年ぶりなのですが、前の時よりも知っている方が多く参加していたのが印象的でした。

そして、もう一つは・・・「女子トイレ」。学校トイレ問題も気にしているのですが、同時に駅前のトイレから、公園トイレ・・・公共施設のトイレもやたらと気になり、目につくと必ず見るようにしています。陸上競技場の女子トイレもやっぱり狭くて冷たい。やっぱりトイレは「小奇麗で小洒落た空間」にしておきたいものです。その方が、たぶん、利用者使用者も「汚さないように使おう」って思ってくれるかなあという期待もあるから。オリンピックパラリンピック招致などで「おもてなし」が大事と言われていますが、「トイレがきれい」は重要な条件の一つと考えています。

「公共のトイレだからきれいに使う」

ってなってほしいですよね。あとは、やっぱり、かつてのトイレは防犯面で考えても、今のトイレとは違っていますね。トイレ個室の扉・・・上部に空間があいているのも、最近では珍しい。駅やスーパーなどお店などはトイレがリニューアルされると、扉を閉めれば安心できるように空間を閉じるなど工夫がしてあります。

 

そんなわけで、何が言いたいかというと、今後、公園リニューアルなどにあたって「トイレ改修」は何よりも重要ということ。そしてまた、どんな風に防犯対策をすればいいか?などの視点・・・もちろん、閉じた扉の奥で何かあった時に対応できるような工夫は必要かもしれませんが、なるべくトイレの居心地、快適さ、何よりも安全で安心な公衆トイレにすることを心がけてほしいということです。あとは狭いところも多いですね。個室の数確保が優先される場合もあるでしょうが、狭すぎるのもちょっと・・・・。海外から人をお招きするともなれば、やはり狭すぎるのも問題ですね。あとは、まだまだ和便器中心なのも改善の余地あり。

 

まあ、注文を付ければいろいろあるのですが、「女子トイレ」のことは「女子に訊け!」ということかもしれません。市役所内もハード部門には男性が多く、おそらく今までつくってきた公衆トイレなどについて「女子が意見する」ような機会はあまりなかったのではないかと思ったりするからです。個人的には、多摩中央公園とか多摩東公園とか人が多く集まりやすい公園の「女子トイレ」のリニューアルの際には、ぜひ「女子の声」を大事にしてもらいたいと思っております。特に、多摩中央公園の場合には、パルテノン多摩があったりテンポもあるので、まだいいのですが、多摩東公園の場合には、近隣にコンビニなどがあるわけでなく、周辺に「ちょっと小奇麗なトイレ」を探すのも大変です。秘かに、高校生や大学生の時に俄仕立ての多摩東公園での陸上競技場周辺ランニング(決して続かない)をやっていたこともありますので、トイレについては思うところコレアリって感じなんです。

 

桜がいい感じで咲いてきましたね。お花見にいい時期になってきました。今日は、議会は最終日に向けた議会運営委員会がありました。予算特別委員会で「パルテノン多摩の大規模改修」について附帯決議を全会一致で可決していますが、これを「飾り」にしないで、ちゃんと議会でも考えていこう、取り組んでいく必要があるのでは?・・・・と「場づくり」が提案されています。しかし、自民党・新生会の会派さんから「議会で場をつくったとしても『限界がある』」という理由で賛同を得られていません。特別委員会的なものを組織して議論してもあまりうまくはいかない・・・とする経験的な見地からのご意見をお持ちのようです。「以前はうまく行かなかったからと言って、今回うまく行かないとは限らないし、うまく行くように努力すべきではないの?」としごく当然の意見も出されましたが、話がまとまっておりません。さて、どうなるやら?

議会最終日は明後日です。長くて短い3月でした・・・・。あとは、最終日に向けて討論原稿の素案を作成したので、会派の皆さんに添削してもらうだけかな。ヤレヤレです。

卒業おめでとう!

20160325

市内小学校は卒業式でした。でも、市議会は代表者会議でしたので・・・会派代表者たちと議長副議長は公務優先にていつもどおり市議会に。私は効き目抜群の漢方薬に助けられ・・・昨日よりはずいぶんと声も出るようになりました。この漢方薬は台湾のもの。友達に聞いたら、台湾では普通にコンビニとかでも売っているようですね。「台湾土産何がいい?」と尋ねられたら、真っ先に私はこれをお願いしよう!って思ったわけですが、しかし、読み方がわかりません。何となくどんなものかわかりますよね「枇杷」ってところとか。

さて、代表者会議では意見書の調整などを行いました。今回はいつになく多くの意見書を最終日本会議で可決する運びとなりました。意見調整でまとまったのはうれしいことですね。多摩市議会は意見書は全会一致ルールなので、調整が結構大変。ちょっとした文言、表現に足元をすくわれるというか・・・今日もどうしても出したかった年金積立金に関する意見書も一部表現に同意をとりつけることができず本会議提出とはならず残念。しかし、これらの意見書って、提出して意味があるんですよね・・・・「ないよりはあった方が良い」レベルでしか扱われていないのかなあ・・・と思ったりもしますが、やっぱり国よりも東京都を宛先にして提出する意見書のほうが有効性がありそう。これは個人的な感想です。

帰宅したら、待ち構えていた娘が「今日は何だったの?卒業式来なかったけれど。」さらに、「議員の橋本由美子さんが来たんだけど・・・・。」と。橋本さんは代表者会議には入っていないことを説明すると「別に今日は来なくてもいいけれど、私の卒業式には来てくれるよね。」と言われたので、「えっ!・・・そうねえ。でも議会があったら休めないよ。」と・・・・・・。今から娘には警報鳴らしつつ、心の中では来年の予定がかなり気がかりになってきました・・・・。日程って、その時々によって変わってくるのよね・・・・。

そんなこんなで、代表者会議が終われば、議会は週明けの議会運営委員会を経て、最終日を迎えます。私としてはとかくまともに声が出るようにとまずは養生せねば・・・・。

よい週末をお過ごしください!

避けて通れない「お金」の問題。

20160324

子ども教育常任委員会でした。思った以上に風邪がこじれている風なのかもしれませんが、至って元気。喉は痛くないけれど、音声不良の壊れたマイクかラジオのような声になっております。今日は、議案としてはそれほど重たい内容のものはなく、アクアブルーの営業時間の一部見直し、児童館の開館日や時間の一部見直しなど既に説明を受けて、概ね了解できる内容だったのでよかったです。他には4月から市役所で一部組織変更があったり、法令改正に伴う条例の内容見直しやら文言整理。いずれも異論もなく委員会可決しております。

で、議案審査が終了後、各担当課から現在取り組んでいる事業の進捗状況やらの報告やら説明をうける「協議会」になりますが、・・・・予め「パルテノン多摩」と「読書活動振興計画」が案件になっていることがわかっていたので、今日はその2つのところで「発声する」ことを決めて、委員会に臨んでいたという感じでした。

パルテノン多摩については、かなり意地悪いですが「そもそもなぜ市民参加をして大規模改修に臨むのか?」って確認しておかないとと質疑したところ、「30年前とはホールも諸室も使い勝手が変わってきているので、それについてご意見をいただきたい。」と・・・・後から振り返れば、「ああ、そういうこと・・・。」とも思ったわけですが、しかし、「えっ!それだけ?!」ってその場では思わず反応してしまいました。マンションリフォームみたいに「和室を洋室に変更する」という感じ?と思ったんですね。正直、それなら、すでに使用実績や使用者の声や意見は蓄積されているはずで、あえて大げさに市民参加をする必要はないのでは?と。「なんで単なる施設の改修に市民参画を入れなければならないのか、意味が解らない」とおっしゃるかたもおられるのですよね。

それもその通り、パルテノン多摩はどんな施設であるべきか?どんな背景で建設されてきたのか?その施設が果たすべき使命は何か?・・・・過去の資料をめくると現在にまでその価値変わらず、少しも色褪せているとも思えないような構想が既に存在しています。今回の大規模改修にあたって、「施設を再生させていく」とする視点を語る行政ですが、「再生って何?」・・・言ってみれば、「今、どこに問題があるのか?」をそれなりに分析しておく必要があると考えています。時代環境がどう変化しているのか、その中で従前掲げられた使命を果たしていくために「何をすべきか?」・・・それって実は「施設改修」だけで実現できるものではなく、その後の運営の仕方だったり、市民とパルテノン多摩との距離感をいかに縮めていけるのか?という工夫だったり、そのためにどんなコンテンツを盛り込んでいくのか?という企画アイデア、知恵だったり・・・なので「大規模改修」というのは単なるきっかけに過ぎないはずなんです。これはもちろん私個人的な考えなのですが、ここから多摩市の文化行政の存在意味とか価値をもう一回確認できるのでは?とか思ったり。

ま、理想論かもしれませんけれど、いろいろ報告書とか読んでいるとパルテノン多摩で何ができるんだろう?ってちょっとワクワクするんです。

以上がパルテノン多摩のこと。担当部長さんや課長さんの発奮をさらに期待します!その発奮を支える体制づくりは執行部によくよくお願いし。あとは担当者も少しは補強されるらしいので、期待するしかありません。ちゃんと優しく厳しく監視します♪

次いで「図書館本館」問題に関わる読書活動振興計画の話題。「読書活動を振興すると言っているけれど、それを支える体制を縮小しようとしていて、言っていることとやっていることが矛盾している」という市民からの指摘。

決して、そういうわけではないんですよね・・・。でも、そう捉えられてしまうのはなぜでしょう?・・・・共産党の橋本議員は「誤解されている」っておっしゃっていて、とてもやわらかやんわりと市教委に指摘していましたが、私は市民は別に「誤解はしていない」って思っています。なぜなら、今現在、市民に示されている提案内容は、「言っていることとやろうとしていることに矛盾が感じられて仕方ない」と指摘する市民の皆さんの批判に耐えられる内容ではないからです。

 

「図書館好きだけれど、図書館だけやっていればいいわけではない」・・・というのが行政ですよね。議員も多くかれ少なかれそのように考えていると思います。全体を見回すと、判断が本当に難しいし、決断力も問われます。でも、そこをいかに説明していくのか・・・ですね。

 

「図書館だけをやっていればいいわけではないけれど、でも図書館も守りたいし、維持をしていきたい・・・そのためにどうしたらいいのか?」を市民と一緒に考えることだと思っています。計画の中に「図書館だけやっていればいいわけではない」なんてことを盛り込むのはふさわしくないと思いますが、でも、読書活動振興計画をつくる段階で市民にも実情を理解してもらえる環境を整えていく。

 

ここがきっと行政の役割なんだと思います。そのために必要な情報をきちんと公開していく。わかりやすく提示をしていく。これこそが必要であり、大切ですね。

 

これから、ますます多摩市の高齢化は深刻化します。想像以上以下にというものではなく、担い手となる私たち世代はとても大きく負担をしていかなければならないでしょう。どんな問題課題でもそうだと思いますが、当面が凌げればいいということではなく、長期的に見てどうしていくことがいいか?一足飛びに問題解決しようとするのではなく、段階的にでも今後の方向性やら考えていかないと、それこそ想像以上に大変な事態を誘引している「今」になっているかもしれません。明日のことも大切だけれど、私はやっぱり「未来」を大切に考えないといけないと思うので。私たちだけであらゆる資源を使い果たしてしまうような、消費してしまうようなことだけは避けたい。悲しいけれど・・・「お金を度外視できない」・・・デス。

今までは、市民参画をして、たくさんの夢を盛り込んでもらって、実現することもそれなりにできたかもしれない。でも、これからの市民参画と言うのは「市民に取捨選択を求めていく」ためにあるのではないか?って思っています。「お金の問題は避けて通れない議論」・・・ナノデス。図書館のみならず、他の施設問題でも同じこと言えそうです。

 

と言っていると、「じゃあ、なんで莫大な投資をしてパルテノン多摩を大規模改修するんだ!」とか批判噴出しそう。「でも、だから、パルテノン多摩の改修」に心配もするし、いろいろ注文も付けなければいけないし。また、「たまたまめぐりあわせで担当者になっている」だけかもしれない職員の皆さんだけの問題ではない・・・って思うんです。「パルテノン多摩の大規模改修に出せる金はあっても、○○には冷たい」と言われないようにしなければならない。そのために市役所全体でも、きちんと襟を正して仕事をしていかなければならないし、もちろん議員も、附帯決議はつけたとはいえ、大規模改修の基本計画や設計の予算を認める方向になっているわけで、緊張感をしっかり持たねばならない・・・というわけです。

 

実際に、「パルテノン多摩、ホントにあんな金かけちゃうの?」

 

って普通に言われます。

 

もしかして、日常的にパルテノン多摩のユーザーの市民はほとんどいないはずなので、この反応が「普通」だとも思いますし、私も議員でなければ、諏訪住民としては「えーっ、またそんなところに税金使うわけ?信じられない!」って感じると思うのです。

 

この反応をどうやったら覆せますか?そのためにどんなことができるか?

 

私はどう説明できるだろう?

 

 

これがいつも原点ですね。市民にきちんと説明できる内容をつくる。「自信を持って説明できる」・・・・・こうありたいですね。行きつくところ・・・そのために、「やるしかない!」というのが結論。

説明するだけではたぶん理解されない。

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「市教委では特に計画をつくることは考えていません。」みたいな姿勢から一転し、ドタバタ(という印象しかない)策定された「特別支援教育推進計画」。新年度明けてから、スタートする計画ということもあり、その内容に関する教員向け研修会が実施されています。とりあえず、特別支援教育推進計画は教員全員に行きわたり、配布されているようですが、渡しただけだと表紙をめくることもできない先生もおられるでしょうね。別に批判するわけではなく、私たち議員のもとにもあれこれと計画書などが配布されるわけですが、正直、全部全部、一文字も落とすことなく読む・・・というのはかなり大変で、「後から読もう」とついつい机に積んでしまう場合も少なくありません。ですので、「研修会」と称して、多摩市が策定した計画を説明していくというのは・・・まあ必要なことって思いますし、こうした「説明会」が実施されるというのは、決して悪いこととは思いません。市教委の方針などを直接伝達していくという意味はあると考えます。

 

ただ、とかく先生たちは忙しい、追われているという実態もあり、その先生たちから時間を捻出してもらう・・・ここなかなか大変というか、相当大変で困難というのもまた現実の厳しさ・・・って思い知りましたね。なぜなら、午後から参加した鶴牧中学校での説明会。諏訪中や諏訪小の先生方も参加していたようですが、15時から始まって、終了が15時45分キッカリ・・・。残念ながら、「質疑の時間はなし」。

教委の方にお尋ねしたところ、「先生たちの休憩時間が15時45分からになっている」とのことでした。ルールどおりに忠実・・・そこを否定するわけにはいきませんし、「なるほど」・・・と苦笑いするしかありませんが何だか一方的に先生たちを集め、一方的に説明して終わり・・・にならざるをえない研修と言うか説明会になっていて少し残念。市教委の担当者は一生懸命ハキハキと説明していて、それにあれこれ注文を付けようとは思いませんが・・・。

でも、やっぱり「えっ、これだけ?」みたいな。

「忙しい先生たちを集めて、市教委は何をしているの?」という批判にならなければいいけど・・・。あっ、もし、私が教員だったら、「わざわざ参加したのに」って思うに違いないって思いました。もちろん、先にも書いたように表紙をめくっていない場合への対応で、内容をかいつまんで説明する時間を持つことは必要。でも、説明だけで終わらせることってどうなんだろうなあ?と。もちろん、「お時間の関係ですみません。のちほど書面にて、学校を通じて回答いたします」って記名式のアンケート用紙が配布されていましたが、でも、それだけで終わらせて済ませてしまうという・・・・研修とかって、そうやって終わらせてしまっていいのかなあって。そして、この内容だけで理解ができるのかなあ・・・とか。

「のちほど、また詳細にお目通しください」って説明されていたけれど・・・。

わざわざ「研修」って言わなくていいですよね。たぶん・・・・「教員向け説明会」とした方がこの集まりの開催趣旨にも、内容にもぴったりと思いました。まあ、どんな内容にするかについても「こうすべし」と決める人がいるのでしょうから、それに従って行われているのかもしれません。でも、これが「教員研修」と銘打ってやる内容かどうかについても改めて吟味したほうが先生たちにとっても親切かもしれないと思ってみたり。

 

「研修会」

 

にしたほうが参加率が上がるのかもしれませんが・・・。

 

市内の桜もぼちぼち開花しています。つぼみが何となくふっくらして、何となくピンク色が広がっている・・・みたいな枝を見るのも私は好きです♪

LGBT 当事者の声を聴くということ

20160322 

市が実施した人権啓発講座 「ありのままの自分を生きる~LGBTってなんだろう?違いを認め合う地域社会をめざして~」に参加してまいりました。市民の方と、研修を兼ねた職員さんたちと一緒に。全体では40名くらい人数居たかなあと思いますが、「ReBit 」のみなさんが講師をなさるということだったので、別の用事をちょっと先延ばししてこちらを優先しました。「ReBit」は大学生など若い世代が中心。以前から注目をしていた活動でもあり、こうした機会を得ることができてありがたかったです。市の主催する人権啓発講座は「当事者の声」を聴くことのできる場にこだわっているのかな?と思っていますが、いつも非常に内容が優れていて、貴重な機会を提供してくれる機会になっています。ですので、より多くの人と「場」を共有できるといいのですが、残念ながら、職員にとっては業務時間中の開催でもあり、参加したい気持ちがあってもかなわない方々もいるでしょうね・・・きっと。

本日の研修は、ぜひ、学校の先生に聞いてもらいたいって思いました。約13人に1人がLGBTと向きあっているとの調査結果もあるとのこと、学校で苦しんでいる子どもたちがきっといるはずですね。特に、「外見上からはわからない」ということが、とっても難しい。また、子どもたち自身も自分の心に「気づく」までに何とも言えないもやもやとしているような、ぼやっとしたような気持ちを抱きながら、深い悩みに苛まれて日々を重ねていることもあるようです。今日のお話しから学んだことです。学校には保健室の先生やら、カウンセラーさんやら・・・相談できそうかなあという専門職も配置されていますが、実際はどうなんでしょう?ハードルは低い・・・とは言えなさそう。そもそもLGBTに対する理解の深さがどうか?・・・ここからして心配というか、それこそ普段から関連する内容が発信されているとは言い難い状況の方がまだまだ多いことを考えても、これ、なかなか判断しづらいですよね。「違いを認める」ことの必要性や大切さを学校では教えているとはいえ、「LGBT」を切り口にしている授業などはまだまだ少数でしょう。実際に多摩市内で行われている授業の工夫とか、事例はあるのかしら?調べてみないとわからないです。

ところで、人権イメージキャラクターはやなせさたかしさん作なんですね。とてもかわいらしいキャラクターのついたグッズが、あちこちでばらまかれていますが、「かわいいい!」で終わらせてしまってはいけないですね。インターネットでもあんぱんまんの名言などたくさん発見することができますが、あんぱんまんに出てくる言葉の一つ一つ、本当、励まされるものばかり。「違い」を認めあって生きるというベースを感じます。このキャラクターも永遠なのかなあ。

 

「ありのままの自分を生きる」・・・この言葉を考え始め、突き詰めていくと・・・奥が深くなっていきますね。深みに入って、なかなか出てこれなくなりそう。私も考えることは嫌いなタイプではないのですが、悩みすぎるのはよろしくない!と言いきかせることしばしばあります。会の冒頭で部長が「みんなが、ありのままを生きることができて、一人ひとりが幸せを掴むことのできる社会をつくっていくために、私たち一人ひとりが問われていると思う。」との趣旨で挨拶を下さり、また最後のあいさつでは「こうした当事者の方の声をていねいに聞いていくことが必要。」という課長さんの挨拶があり、個人的には部長も課長もつくった挨拶ではなく心で話していたことがうれしいなと思いました。今度4月から、組織が変更となり、女性センターのところに「平和・人権課」が設置される予定です。平和が前に来ているところに、阿部市長らしさを感じている私だったりしますが、それはさておき・・・講師をつとめてくださったみなさんが「多摩市男女平等条例」は自治体におけるLGBT施策の一例で、市条例が制定された際、とても話題になっていたとのエピソードを披露(阿部市長が既にReBitの代表と対談されたようですね)くださり、うれしかったです(参考までに・・・自治体施策の動向についての記事です(20150817))。

阿部市長は平和や人権をベースして市民運動や活動も重ねてきた人物。私はこれに関しては、ぜひ、市長にはもさらに奮闘を重ね、積極的に推進してほしいと思っていて、女性センターのところに「平和・人権課」が設置されることは大賛成。これからも取組みには注目し、そして多摩市からも発信してもらえるといいなあと願っています。さしあたっては、議会からも「女性センター」という名称に疑義も出されており、このあたりについてもどう捉え、考えていくかも問われそうですね。

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秋田と言えば、「いぶりがっこ」・・・「きなこ棒」・・・そして「もろこし」・・・うれしいお土産なんです♪食べすぎます。

「あの街に桜が咲けば」・・・

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ベルブ永山で開催された陸前高田市のドキュメンタリー映画上映会にお手伝い。ラスト上映会と言うことで、山口、愛媛、大阪から、そして横浜などからも多くの方が駆けつけてくださいました。全国すべての都道府県で上映されており、この映画をきっかけに「桜ライン」の活動を知った方々が現地でのボランティアなどに参加されているそうです。それだけ反響を得ているドキュメンタリーと言えます。勉強不足で、私は今回の上映会に関わるご縁をいただいて初めて知ったのですが・・・。

震災からの月日がたてばたつほど、だんだん語られなくなっていく・・・でも、まだまだ傷を癒すためには時間がかかる。なかなか表現するための言葉が見つからないです。

もしかすると、間に合わないかもしれない・・・とおっしゃっていた阿部市長も上映会の最後の方で駆けつけてくださり、ありがたかったです。これから、多摩市は桜がきれいな季節になります。多摩市の桜の苗木を陸前高田に届けることはできないかな・・・なんて話もありました。せっかく多摩市で、しかも・・・「最後の上映会」が行われたご縁を活かすことができるといいですね。

 

 

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これ、おすすめです♪桜ライン311を応援するために東急百貨店でしか販売していない商品です。今すぐ私にできることは「買うことでの支援」って思って、購入しました。

あとは桜のレジャーシート・・・デス。上映会ですてきな桜をかざってくださった鈴木さん。啓翁桜・・・初めてでしたが、優しい色合いでとても素敵でした。これ、もうプロジェクト終了してしまったのかな・・・。

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良き出会いにも恵まれた上映会になり、ホッとしたところです。ご縁をいただき、ちょっとだけ手伝わせていただいたこと感謝いたします。

 

 

 

予算の可決と附帯決議と。

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短くて長い・・・(長くて短いではない)予算委員会が終了しました。結果的には国民健康保険特別会計を除いて、一般会計他特別会計は全会一致で可決しています。国民健康保険については、新年度は来月より保険税の値上げ条例が提出されているので、共産党会派が反対を表明しました。

特別会計について言えば、介護保険の特別会計は、制度の改正によって事業の見直しも行われ、たぶん、これから多摩市の場合には介護保険を必要とする人も増えてくることも予測され、今まで以上に注目されていくだろうと思っていますし、下水道の特別会計についても公営企業化が予定されているので実は内容的には聞いておきたいこともいくつかあったのですが、発言持ち時間を一般会計で使い果たしてしまい触れることができずに残念でした。

一般会計の賛否がどうなるか…阿部市長は不安定ながら安定しているというか、「全会一致」にならない結論がマレとする状況を維持し、継続していますが、今回に限っては「パルテノン多摩大規模改修」について各会派の判断が注目されていました。場合によっては、修正案が提出されてもおかしくないなあと思ったりもしていました。

「さあ、どうすべきか・・・・?」

ということで、何も注文をつけないまま・・・ある意味「無傷」というか・・・・さらっと素通りさせてしまってもいいのか?とする意見が出てきたので、昨日の段階で急ぎ「附帯決議」の文案を作成し、他の会派にも「いかがですか?」と働きかけをしていました。あくまでも文案はたたき台なので、他会派からの意見も盛り込めることが吉。もちろん、「予算案に賛成」が大前提であり、附帯決議をつける条件であるわけですが。言ってみれば、「附帯決議を出しませんか?」と他会派にアプローチする段階で、うちの会派は「予算案には賛成です」と公表することにもなりますね。

さて、附帯決議に賛同が得られればいいなと思いつつ、朝を迎え、再び各会派に調整へ。追加してほしい意見や文言を集約しながら、もう一度「附帯決議」を作成、それから・・・もう一度、他の会派に「これでいかでしょうか?」と確認しようと思っていたところで・・・「この内容では賛同しかねる」とする自民党さんからの意見。実は、公明党さんは「今回の予算は基本計画・設計の予算であり、この予算を認めたからと言って、その後の大規模改修工事まで認めたわけではない。」とする趣旨のかなり強い意見を盛り込みたいとする意向だったのですね。実は、私の会派でも同じ意見を持つ人もいたので、公明党さんの言わんとすること・・・理解できます。基本設計の段階で実際の工事に必要な費用の約8割くらいが見えてくるらしいので、その費用を見てから「その後を判断したい」とする意見にも頷ける点もありますね。費用によっては、工事のスケジュールについても見直しが必要で、予定されている時期よりも遅らすことで(オリンピック向け工事の繁忙期とずらし)負担を軽減する選択を迫られることもあるかもしれない可能性含みで・・・。

一方、自民党さんは「パルテノン多摩も大規模改修については必要であり、進めていくべきだ。」とする立場から以下の点だけは改めて強調して置く必要があるというご意見。
①想定されている総工事費をできる限り削減すること→「やっぱり市民感覚で言えば(現段階で約60億円の改修費用は)高すぎる」
②多摩センター地域全体の活性化につなげていくため、あるいは多摩市の文化行政の再構築と言う観点からパルテノン多摩の改修工事にしてほしい

「そもそも大規模改修にもまだ疑問がある」「今は、まだ市民から理解を得られる状況にはなっていない。もう少し慎重に取組みを進め、議会も判断する必要がある。今回の基本計画・設計の予算も本来は認めがたい。」とする公明党さんと、「大規模改修に向けてしっかりと取組み、街の活性化をしていくべき」とする自民党さん、そして「確かにパルテノン多摩の工事に要する費用は頭が痛いけれど、でも、改修工事をしないわけにはいかないし予算を認めていく必要がある」という私たち改革みらい、ネット・社民党と共産党会派とでは若干立場が違う感じもありますね。

そして、この意見の隔たりをどう埋めていくのか?

所要時間約1時間。議長室にて各会派代表が集まって意見交換と文言調整。この作業がなかなか大変で・・・・。けれど最終的には、自民党の藤原マサノリさんがうまいこと文章を提案して下さり、そして、公明党の三階さんに提案者になってもらうことで合意成立。「この予算を認めることで、大規模改修工事にも実質GOサインを出すことになってしまう」とする公明党さんの懸念を100%払拭できなかったかもしれませんが、こうして全会一致で議会が意見を述べることができた意味は大きいと考えています。(議案第6号平成28年度多摩市一般会計予算に関する付帯決議文案)。

その点では、公明党さんにかなり譲歩もしていただき、とは言え・・・市長をはじめとする執行側に対し、議会でまとまって意見を述べる(つきつける)ことの重要性やら意義を再確認しつつ・・・本来議会として発揮すべき責任を少し果たせたかなと考えています。こうしてまとまれる地方議会って、多分珍しい。今回の予算決算特別委員長の遠藤ちひろさんも頑張ってくれたわけですが、やっぱり、今の議会全体をまとめてくれている萩原重治議長の立ち位置というか、いい意味で重しにもなって下さっていて、サポートしている副議長の遠藤めいこさんも・・・・かなりいいチームワークで議会全体が動いているのではないかな?って私は感じています。

 

「附帯決議なんてつけたって、何の効力もない」と憎まれ口?も聞こえてきたのですが・・・・でも、きっと附帯決議があるのとないのとでは「違ってくる」って思いますし、そう言ってくださる方もおられるのが救い・・・。パルテノン多摩のことについては、もちろん、改修工事があることすら知らず、そこに大規模にお金がかかること、その財源は都市計画税になっていること・・・いろいろ説明しなければならないこともたくさんある。でも、今の段階で私が言えるのは「将来、ここを大規模改修した判断」にうしろ指さされることにないようにしっかりと取組みを見守って(監視)していくということ。多摩センターがもっともっと元気になるために♪議会も、行政も・・・そして、市民も・・・みんなで知恵を寄せ合いましょう!(なので、ちゃんと行政には「知恵を寄せ合える場づくり」をしてもらいましょう!)

予算委員会4日目…素朴な疑問を解決できる?

20160316

先日、京王多摩センター駅の名誉駅長さんにハローキテイが就任したので、早速、見に行きたいと思いつつ・・・まだ行けていない。ただ、ハローキティについて少しだけ言わせてもらうとしたら、やっぱりキティちゃんには本当はピンクよりも「赤」が似合うと思う。もともとキティちゃんのリボンは「赤」。ちなみに、キティちゃんの名誉駅長就任はなんと私の誕生日♪だったのでとても覚えやすい♪

それはさておき、今日は予算委員会の4日目でした。昨年4月の改選があり、議員メンバーも入れ替わりしているので、新鮮さがあり、「素朴な疑問」と思えるような質疑もいくつか、ちらほら。ですので、「市民目線」を感じさせられるというか、逆に言えば、もしかすると議会での質疑応答は市民にはやっぱり「難解」であって、知らず知らず私自身も行政用語に慣れてしまい、「わかりやすい議会」なんて言ってるだけなのかもしれないと反省しつつです。

例えば「マップ」について。今回も健康からウォーキングマップや観光マップなども作成費用が計上されています。一応、従来のマップを更新するという名目があるとはいえ、それ以外にもよこやまの道のマップやら、史跡のマップやら、多摩市全図、防災マップ〔ハザードマップ)等など・・・・行政作成のマップは多種多様に存在します。また、それ以外にも、UR都市機構が作成しているマップにパルテノン多摩で作成しているマップに、コミセンなどの市民の方々が作成しているマップ、鉄道会社作成のマップとか・・・探したり、掘り起こしてみると過剰供給ではないの?とふと思えてしまうというのは確かに・・・その通りです。

ただ、それぞれのマップには作成の根拠があり、これがまた行政的な理屈に支えられているところがあり、端的に言えば単なる「縦割り」になっているだけの話かもしれませんが、ここもまた多摩市が勝手に縦割りにしているわけではなく、東京都なりの補助金を活用している観点からすると・・・「縦割りにならざるを得ない」という大人の事情もあるのです。

なので、何と言うか、私の場合には・・・裏事情を知ってしまうと質疑するのも遠慮してしまうのですが、新人議員さんは「どうして?」を素直にぶつけてくださる感じで、私も初心を取り戻せる気分になるというものです。しかし、あまりにも素朴すぎる問題なのに、解決するのが難しいという妙な感じがあったりします。「国の補助金であれ、都の補助金であれ・・・全部市民の税金!」・・・その通りなんです。

 

さて、今日は、発達支援関係では「ひまわり教室」が保護者のニーズに応えるサービスの拡充を予定していることが確認できてよかった。これは発達支援室の担当者をはじめ関係者の皆さんの努力によるものです。大幅なる予算の増額はできず、ほぼ同程度の予算の範囲で「よりよくしていく」ことを追求した結果。中途半端にしか時間設定できておらず、延長希望が出されていた「一時預かり」のこと、「ひまわり教室」から幼稚園や保育園に移行する際の支援体制の充実、そして何よりも「ひまわり教室」を卒園にあたって小学校1年生へのスムーズな接続を意識した事業展開が見えてきました!卒園後一年間に限り、希望があれば小学校への訪問を含め、子どもと保護者をフォローしてくれるというものです。これはとっても大きい!

実は、今の健康福祉部長は、直営だった「ひまわり教室」の民間委託化に向けて尽力してくださった方。ちなみに部長は当時、障害福祉課長だったのですが、議会の度に一般質問で「ひまわり教室」をとりあげてはあれやこれやと指摘をし続けるという・・・若かりし日の知識浅はかで勉強不足の私に根気強く付き合って下さった方でもあります。「岩永ひさか=ひまわり教室」みたいな感じで辟易していたはずです・・・・。

ということで、再び時はめぐって、健康福祉部長として今は「ひまわり教室」や発達支援関係の取組みを進めてもらっていますが、昨年の決算委員会で「予算の枠の中でよりよい支援ができるような仕組みについて、今までも考えていますけれども、今後もより一層そういう支援ができるように、いろいろ関係機関と調整をしながら、できるだけ具体的に対応を図っていきたいと考えてございます。」という発言をしっかりと形に残してくれて、4月のスタートに間に合わせて小さいかもしれないけれど、子どもや保護者にとってはかなり前進の支援拡充!

「予算は増やさずして」というのが大きなポイント。

・・・財政も厳しくて、なのに職員は給与も高くて・・・など批判の声はとても大きく聞こえてくるのですが、こうした地道な努力がなされていることもぜひ市民の方にも知ってもらいたいな・・・って思う今日この頃です。職員さんがきっと頑張ってくれると叱咤激励する・・・私たち議会の仕事の一つ。もっともっと市民のために働ける議会にならないとね♪どんな風にアプローチしたら職員さんがもっともっと力を発揮してくれるのか考えるのも私たち議員の仕事。もちろん「是々非々」にて。