キャリアデザイン@大妻女子大学

一本杉公園を案内する用事があって…昭和時代の名残があったので、撮影。これらはきっと、公園が大規模改修されるときには撤去されてしまうことでしょう。今は「ごみは持ち帰りましょう」が当たり前の時代ですが、かつてはゴミ箱はあって当然で、「ゴミ箱撤去=行政サービスの低下」と捉えられていたこともあります。それにしても「もえるごみ」「もえないごみ」…存在感がありますね。

さて、今日は大妻女子大学のキャリアデザインの授業にお招きをいただき、「ジェンダー・子育て・仕事」について自分が今まで考えてきたことを振り返りながら、お話しをさせていただきました。私は自分自身の「キャリア」などデザインはしたことはなく、どちらかと言えば「なるようになってきている」人生なので、どこまで参考になる問題提起などができたかなあと思いますが、例えば「壁」があったところで、「くよくよしても始まらない」と思うタイプであって、ものすごく思い悩んだりする性格ではないことにも助けられ、今に至る。常に「ここからが出発」と思えばこそ、今日より明日、明日より明後日と進んできただけかもしれません。

いまどきの大学生と言うのは、うちの娘を見ていても思うのですが、ちゃんと授業に出席し、その日に受講した講義内容の感想やら、先生から出された課題などをやりこなすというようなサイクルがあるらしく、「とりあえず出席だけしていればなんとかなる」みたいだった私たちの大学時代とはすっかり様変わり。ある意味、真面目過ぎるくらい真面目なのですが、授業料を払っている親の立場からすると「ありがたい」になるのかもしれませんが、何だか、私にはそうは思えないような空気感もありまして。

いずれにせよ、つたない話しを熱心にお聞きいただき、感謝です。「選挙に行くことはなぜ大切なのか」という視点も織り交ぜながら、シルバー民主主義にも触れてみたのですが、どんなに投票率が低くても、正当な手続き=選挙で選ばれた限りにおいて、議員は市民の代表として意思決定に関わり、その決定が私たち市民全体の決定にもなっていく…なので無関係ではいられないということです。市民の代表たちが決めたことについて、「知らなかった」とは言えない。だからこそ、少しでも、政治に…というよりか、自分を取り巻く社会の現況がどうあるのかについて関心を寄せ、少しだけでも気にしてくださるとうれしいなあと願うばかりです。実は、後期にも同じ科目があり、そちらでもお話しをさせていただけるとのこと。ありがたく、貴重なひとときでもあり、学生さんたちとの歳の差が離れれば離れるほどに…伝わる話ができたかなあと気になり、それがほどよい緊張感になってます。