3月議会 一般質問

週末を経て、今日と明日も一般質問です。3月議会はこのあと、補正予算と来年度予算の審議もあるので、ホント…勉強というか、いろいろ気にしなければならないことも多く、「あの資料どこだったか?」と探したり、昔の記憶をもう一度手繰り寄せたりと…気持ち休まらない感じです。

だんだんと三寒四温で、ぐっと春が近づいて、土曜日は多摩中央公園でまた社会実験「パークライフショー」が行われまして、来場者、特に親子連れでにぎにぎしかったです。見学がてら、竣工予定の図書館を眺め、「ずいぶん、立派だなあ。」と妙に感心してしまったというか、はっきり言ってちょっとため息混じりなのですが、せっかくの施設ですから、よりよく利用してもらえるように、そして図書館行政の要として、しっかり機能してもらえるように考えていくのが次のステップ…との想いを強くしたところです。

今日は生活者ネットワークの岸田さんの質問。「プレーパーク」のことについて考え方を問うていましたが…答弁者が「環境部」というわけで、公園を管轄している環境部長がスッと立ち上がって答弁を。ここに私は「あーあ…」と思ってしまうのです。なぜなら、子ども青少年部長の答弁じゃないところに、「壁」があり、理解されていないなと感じるから。

というのも、プレーパークは「子どもの遊び場」でもあって、一般的な公園管理の発想で運営するのはなかなか難しい。なので、かの有名な世田谷区のプレイパークもいわゆる「公園管理」から外し、子ども政策を担当しているところが所管していると聞いたことあります。インターネットで検索してみましたら、やっぱり問い合わせは「児童課」。「公園管理」をガチガチに行っている所管では収まりきらないのがプレーパーク。公園内に設置していても、多摩市で言えば「子ども青少年部、児童青少年課」とかで管理にすることが望ましいのです。

管理的発想でなく、自由な遊び場になれるように。子どもたちが思いっきり伸び伸び遊ぶことができ、同時に、サポートの大人(プレーワーカー)がいたとしても、基本的には自分たちの責任で行動することを自然に身につけ、そして学んでいくこともできるように。

ちなみに、多摩市教育委員会も一応「プレーパーク」やっていますが…。月に2回だけなので、そういう意味では…「自由自在に使える」という場ではないですね。公園の一角を間借りさせていただいる程度のことで、結局は、遠慮がちに使用させていただいていますになっています。あ、こういうの「カタチだけ」というのかもしれませんね。つまり、「やっていないわけではない」という言い訳できる程度にはやっているけれど、「プレーパーク」が本質的にどうあるべきか?という議論まではされていないということ。

ちょうど、土曜日の多摩中央公園のパークラフショーでも、リニューアルするその先を見越し、世田谷区のプレーパークを運営している皆さんにも出張をしていただき、子どもひろば的な空間も演出されていたのですが、もっともっとワイルドにやれるといいのになあ…とその様子を眺めていました。もちろん、第一歩としては否定はしませんが。スペースとしては確保されていても、やっぱり、こじんまりしているというのか、なんか「大人たちが準備しました感」が否めずで、今後、ここを本気で「プレーパーク」として利用することが許されるだろうか?…と一瞬感じたからかもしれません。

火を使う、穴を掘る…などなど、非日常の多摩中央公園を見ることができたのですが、これを日常にすることが可能なのかどうか…そこが肝心、私が一番知りたいことかもしれません。あくまでもイベントとして実施されるだけに過ぎないとしたら…これまた、お茶を濁して…になりそうな感じ。多摩中央公園を管理運営していく民間事業者のみなさんはどんな心づもりなんだろう。

それから、ついでにもう一つ、多摩中央公園と言えば気になっているのはグリーンライブセンターです。今後、どう継続し、よりよく運営していくことができるか。その体制含めても考えていく必要があるように思っています。

ひな人形がかわいらしかった…という話しはさておきで、かつては「お荷物」と言われていた施設で、廃止したくて仕方がなく、どこか民間に引き取ってもらいたくてたまらなかった施設でしたが、その後の工夫などなどもあって、今回のタイミングにて大規模改修する=今後もちゃんと維持していきます!…ということとなりました。

ただし、正直、私は、将来にわたって、継続させていくところに不安が拭い去れません。すっかり「黄信号」ではないかと捉えています。今でもやっぱり、人的環境と財政的環境も合わせ、今後の方向を冷静に捉えていくべきであって、本来、今回の多摩中央公園のPark-PFI事業として、改修工事をするべきだったのではないかと今でも思っています。民間事業者が手掛ける「特定公園施設」にするほうが今後を考えたら、良き選択だったのではないのか?と。

会派メンバー3人そろい踏み。たまたま同じ時間帯に見学に行っていたので、公園内をぐるぐるして、意見交換してから記念撮影。私たちの感想は、「イベントの時だけ、人がわーっと集まる」‥‥そうではなく、「日常的に人が集まる多摩中央公園にできるか」って…いまだにイメージしきれずにいるのです。逆に言うと、「日常的にわーっと人が集まることが多摩中央公園には必要なの?」…って視点もあるかもしれない。

ということで、公園話題でしたが、一般質問を聴きながら、最近つくづく思うのは…次々と行政に対する要望やら要請は市民の数だけ存在するんだなということ。でも、全部は受け止め切れないからこそ、取捨選択をしていかなければならないということ。そして、税金をいかに使うか?…何かを新しく始めたり、サービスを増やすということは…代わりに何かを諦めたりやめたり、減らしたり…としなければ、バランスが取れなくなるということ。

今後のことをどう考えていくのか。問われる首長と議会と…最終的に責任を取るのは誰なんだろう…とも。何よりも大切なことは「安全であること」。安全であるから、そこに安心が生まれる。明後日、国際女性デーなのに、まだミモザ買えてないな。