市長が当選して、ホッとしている件…

市長選挙が終わって、まだ間もない…ということもあり、お目にかかる方に「選挙、よかったわね。」と声をかけていただくことも多く、そしてまた、「阿部さんの続投でホッとしている。」とおっしゃる方も私の周りは多い…。私が市長の支援をしていたことをご存じの方ばかりなので、その反応は自然なこと。でもそれを真に受けすぎて、全て阿部市長を肯定するというのではなく、阿部市長続投を選択しなかった大勢の市民の存在を意識していくことが大切であって、ましてや議会の一員としてはこの結果を自分なりに解釈をして、市政運営や自分自身の活動の中に活かしていくこともまた求められ、必要なことですね。

私、市長が当選した時には、3月議会で私の会派が反対をした市長の提案した副市長の人事のことが真っ先に頭に思い浮かびました。私たちの会派は「市長選を終えてから、人事提案するべき。」という主張をしていて、阿部市長続投が前提となっているような副市長の人事が提案されることに理解できない…という意見を述べています。

ただ、私たちの会派と生活者ネットワークの2名以外の議員は人事案には同意しましたので、この4月から、前任者との交代で東京都新たな方がお越しになり、すでにお務め頂いています。

人事案の議決の前には、「新たな方」ということで市長から紹介される機会もあったのですが、私たちの会派は「そもそも、このタイミングで人事案を出すことが不可解」という理由で、お目にかかることもせず…。その時点では「会う必要はない」とする判断です。「人物のいい悪い」ではないので、お会いすることがむしろ失礼だと判断したため。ですので、どんな方が副市長に就任されたのかなあ…ご挨拶しにいこうかななんて思ったりもしています。でも、今月末には臨時議会もあるので、その時でもいいかなあ…と考えながら、ここ数日、何かと用事があるので市役所に行ってます。

それにしても、副市長は市長の「副」なので、もし、市長が交代していたとなれば、どんな対応になったのかしら?…と思ってしまいます。市長が変わると副市長、教育長…このあたり人事は変わるのが一般的なもので…。個人的には昨年秋に新たに就任した教育長にはまだまだこれから本領発揮…と期待をしていましたので、それもまたホッとしている件に含まれています。

阿部市長に対してはいろいろな評価があります。もちろん、プラスもあるし、マイナスもある。でも、結局、両方の評価があることが良いわけであって、それでも全体としては「〇」というのが今回の選挙結果ですね。これからの4年間、多摩ニュータウンの再生をはじめ、健幸まちづくりのことなど…市長に期待されることは多いわけですけれど、私個人としては、市長には「図書館政策」に対する回答をしっかり導いてほしい。

多摩中央公園を壊して建設中の「中央図書館」と各地域にあり一度は廃止の方向になっていた「地域図書館」がどうなるの…とその関係性が常に置き去りにされてきたことを問題視しています。図書館政策に「お金も人も増やせない」はずじゃなかった?…今は、「地域図書館」も存続方向となり、「中央図書館」としても立派な建造物が建築されていますので、今のところの私の理解では「なんか、矛盾が生じてないかしら?」…ということなのです。私は「お金も人も増やせない」という説明を受け、唐木田図書館の業務委託に賛成し、その時以来、図書館活動をされている市民の方から責められてもきました。図書館が必ずしも直営でなければならないとも思っていませんが、でも、私は市政情報を収集し、蓄積しながら、自治を発展させていく拠点としての図書館を考える時、やっぱり直営の方が望ましいというのが結論(公文書館みたいな役割も果たす)。これからどんな議論や協議が進んでいくのか、ていねいに見守りながら、状況確認していかなければならないですね。

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