9月議会閉会。教育長の退任。

ついに1個だけになってしまってからどのくらい経つのかわからないのですけれど、これと同じマグカップが欲しいと思って探していますが、作家さんの名前がわからないので…探せずに半年以上経過しております。今日で定例会も一区切り…ですので、また探してみようと思っています。

今年ももうあと3か月したら終わってしまうのか…という気分になるのは、来年の手帳がぼちぼち店頭に並ぶようになったからかもしれません。早いなあと思います。市議会は12月の定例会があり、今日は一般質問の順番のくじをひきました。ああ、よかった…引き当てたのは19番目なのでゆっくりめですね。すでに、次にやりたいテーマは決めているので、さっそく、ヒアリングなど開始したいと思っています。

教育長が任期満了で退任されるということで、すでに新教育長も決まっていて、とても良い形でバトンタッチされるのではないかと思っています。ただ、新しく就任される千葉正法先生は多摩中学校の校長先生を年度途中で退任されることになるので、学校にはご迷惑をおかけすることになるなあ…という思いがしています。退任される清水哲也先生も板橋区の小学校長を年度途中で退任されて、多摩市に来て下さったことを思うと…私たちにとってはありがたいことですが、退任するという決断をすることも重たく、それに対する感謝を忘れてはならないと思うものです。

清水さん、千葉さんともに多摩市教育委員会の指導主事としてご活躍いただいた期間もあり、私もその時から議員をしていたもので…よく存じ上げているというか、特に、多摩市の特別支援教育については道筋をつけ、けん引してくださった方なので、その歩みが確実に継承されていくことを思うと心強いですね。今日の清水さんの退任のあいさつでも「特別支援教育」のことに触れられ、「一斉授業の日本の教育」…でも、「一人ひとりに応じて」…と改めて強調されていたことは印象的でした。ESDからのユネスコスクールを掲げながら、教育活動を進め、「2050年の大人づくり」をスローガンに掲げた取り組みを推進してきたことも特筆すべきことかなと思いますが、それ以上に、「一人ひとりに応じて」に目を向けて、重ねてこられた取り組みの成果があったなと私は思っています。「発達障害者支援法」とともに、より一人ひとりにきめこまかな対応…と少しずつ意識が変化し、そしてまた、「特別支援教育」というのは、「すべての子どもにとって必要である」という視点が何よりも重視されるべきところであり、いわゆる「特別支援学級」に通っている子どもたちだけのものではありません。「特別支援教育」を進めることが、ESDで求められていくことにもつながっていくはずなので、やっぱり優先的に取り組むべきは「特別支援教育」というのが個人的な結論でもあります。

「誰一人、取り残さない」

今、大流行のSDGsでも言われていることですが、私は「誰一人、取り残さない」という表現よりも「誰一人、排除されない」という表現を使いたいと思っています。フェアな市政の意見討論でも「誰一人、排除されない」という表現を潜ませておきましたが、そのことに市長は気がついてくれたかなあ。「一人ひとりの意思、生き方が尊重される」、「人権重視」を基調にしてほしいことを最後に伝えたのですが、市長にどこまで伝わっているかなあと思います。

教育長が退庁されるときのお見送りに行ってきました!多くの職員の方に見送られた清水さん。そして、千葉さんもいらしていたのでご挨拶もさせていただきました。フェアな市政は清水さんにとてもお世話になってきたという感謝の気持ちで会派としてお見送りさせていただきました。

 

清水さんには平成23年の1月から教育長をお務めいただいたのですが、ちょうど、うちの娘は平成23年の4月に小学校に入学したのですね。清水さんが教育長に就任してくださって、ありがたいというか、「うれしい!」と思った気持ちが今でも忘れられませんね。本当に長い間、ありがとうございました。そして、おつかれさまでした。