3月議会 一般質問

今日はひなまつり。今年は早々と雛人形を飾りました。関東風と関西風と2種類のひなあられを食べるのが楽しみ。晴れた日に飾り、良く晴れた日に片づける…我が家は4月3日まで飾っていて良いルールになっています(母の田舎ではすぐに仕舞うことはなかったそうです。ですので、もうしばらく飾っておこうと思います。

今日の一般質問も5名。トップバッターは公明党の池田議員。「心のストレス」のことを話題にされていました。コロナ鬱も話題になっているように、「人と接する機会が減ってしまった」ことの見えないストレスはあると思っています。人間は社会的生き物と言われますが、「ひとりで静かに過ごす」ことでホッしたり、あるいは孤独の時間を自分なりに愉しむということもあると思いますが、それはきっと、自分自身にとっての「集団」とか「仲間」があってこそ…なんだと思います。

しかし、「心の病」というのか精神的なストレスを抱えている人がなぜこんなに増えているのでしょう。個人的には「スマホ脳」を一読してみて、やっぱりSNS依存というのか、スマホの影響も決して無視はできないのではないかと感じています。この本についてのわかりやすい解説マンガ動画があると知り合いの方からご案内いただきました。よかったら少し長めですが、こちら…をお時間あるときにご覧いただけるとよいかもしれません。

そして子どもたちの心のストレスのことについて言えば、やっぱり「サインを見逃さないで」ということかもしれませんね。頑張りすぎている子どもたちが多い。「学校の一員として」「クラスの一員として」あるいは「家族の一員として」という見えないプレッシャーに囲まれていると思っています。その存在をそのまま認めていく、「そのままでいいよ」って言ってあげられるように、大人の側が彼らの存在を‛一員’として認める以前に、無意識のうちに私たちは彼らに「一員として」を求めているのではないのか?…を問い直すところに、きっと、「子ども権利」をどう自分なりに理解しているのかの自分なりの‛解’が持てるのではないかなって思っています。いずれにせよ、子どもたちのSOSをキャッチできるようになりたいものです。

池田議員に続く、斉藤議員からは来年度、市内の3つの小学校で試行的に実施される「公営・民営の屋内プールを活用した通年での水泳指導」のことが触れられましたが、地球温暖化のしわ寄せとも言える新しい問題が浮上していることを実感させられます。昔は水温が冷たすぎてプールの授業が中止…「ラッキー」と思っていましたが、今は水温が上がりすぎ、なおかつ猛暑すぎて熱中症の危険にも目を向けて授業中止となることもあり…屋外プールには屋根もないですし、プールサイド…足の裏がやけどしてしまい暑いこと想像できます…。残念とかそんなことは言っていられない…。

しかし、試行実施の取組みがうまくいくことで、学校のプールは不要になるのでしょうか?答弁からするとプールも老朽化するので25年くらいで改修が必要になるようですが、壊してしまうことはなかなか難しそう。とはいえ、利活用するというのもまたハードルが高そう。よりよい水泳指導をするという点で「屋内プール」にまずは目を向けて、取り組みを優先していく方向のようですが、「学校プール跡地活用」までが今後の課題になることが共有された気がします。

遠藤議員は「ジェンダー問題」に触れた質問をされ「女性にももっと活躍をしてもらいたい」という主張をされたかったのかな?と思いました。質問のやり取りとしては、あまり突っ込んだやりとりはなく、最後に東京都からお招きしている副市長(女性)に答弁場を提供することが目的の質問だったのかな?と。東京都で管理職を務められた経験もお持ちの副市長は私ともそれほど年齢が離れておらず…なのですが、とても落ち着いた雰囲気の方だなという印象です。

「管理職になったきっかけ、実際はなる前となった後でどんな感想をお持ちなのか」という遠藤議員の質問に「管理職になってみて、組織で仕事をする面白さを実感している」というお話をされていました。今は、女性とか男性に限らず「管理職を希望しない」選択をする場合も多く、管理職試験が不人気というのも実態。副市長は「まずはやってみたらいいんじゃないか」とおっしゃっていたように、性別関わりなく「やってみる」なのかもしれません。とはいえ、「やれるかどうか不安」だから選べないのか…それとも、「あんな仕事やりたくない」ということで積極的に管理職を選択せず希望しない場合もありそうなので、管理職という立場の魅力がもっと語られると良いのかもしれませんね。あとは、魅力的な管理職に出会うこともまた必要だと言えます。管理職になることがまるでババ抜きの「ジョーカー」みたいな感じになってしまうと避けるしかありません。

続く、板橋議員からは介護保険と子育て、若者世代に魅力的なまちづくりという観点からの問いかけがありました。児童館について「中高生世代対応を強化していくべき」という主張をされていましたが、私個人的には、既存の児童館で「中高生世代対応」を広げていく必要はないと考えていて、むしろ、中高校生あるいは大学生、若い世代に必要な「ユースセンター機能」をどう地域の中で実現するのかを考えていきたいですね。また、スケートボードやインライン、BMXができるスポーツ施設がない…ということを指摘され、公共施設として安全な場所を準備する必要があるとする指摘についてですが、きっと、公園改修などのタイミングで、公民連携でいろんな発想を集めることができれば、その中に民間からの提案事項として寄せてもらうことは可能かもしれないなー…という印象。「無料で」ということを強調されていたのですが、「無料で」にはならないですかね。

最後、折戸議員からは食育の推進、学校給食に関する質問がありました。センター方式である限り、「おいしい給食」を追求するにも限界があるな…と正直、そう思っています。かといって、各学校での「自校方式」という選択ができる状況にもないことを理解しつつ、「よりよい」をめざすしかないですね。折戸議員は「完全米飯給食」という話しをされていましたが、会派の中でも話しをしたときには、子どもたちの中にはパンとかスパゲッティとか麺類を希望している子もいるよね…という話しも。個人的には多摩市の学校給食については「標準的な味つけ」になっていると捉えてはいますが、「味付けが濃すぎる」と思っていて、私はいつも喉が渇く…のです。この辺りも、個人の好みの問題が色濃く反映されますし、なかなか難しい。

いずれにせよ、子どもたちの健康、からだづくりのことを考えた学校給食になっていることを思うと「残飯」を減らすことは大事ですね。食品ロスをなくすという意味でも学校での「指導の在り方」も問われるのかもしれません。しかし、「無理強いして食べさせる」というのもまた学校側や先生としてもなかなか難しいでしょうし、そのあたりの塩梅もほどほどにということになるでしょうか。残飯をなくすということで、「もうちょっと、食べれるわね。大丈夫ね。」と先生が子どもたちの間に「食缶」を持ちまわって、どんどんととりわけをしているような光景も見たことがありますが…「それもありと言えばあり」とはいえ、断りたくても断り切れない子供にとってはかわいそう…って感想を持ち合わせたことをふと思い出しました。

ひなまつりなので…何となく、桃色の和菓子をいただきました(もちろん、コンビニ)。明日、明後日と今週は一般質問が続きます。