市議会の動画に字幕がつきました!

今日はあちこち…よく動き回りました。写真だとよくわからないのですが、向こうには富士山が見えていて、暖かな一日で空を見ながら歩くのにもちょうど良く。

多摩市では障害者差別解消条例…去年の7月から「多摩市障がい者への差別をなくし共に安心して暮らすことのできるまちづくり条例」が施行されていて、それに伴って、市議会の対応も協議がなされ、一つには「手話」をつけるということもありつつ、もう一つには動画に「字幕」をつけるということにもなり、作業が進められてきました。まだまだ全部とはいかないまでも、昨年末、12月の第4回定例会本会議の映像記録分の作業が完了したということで連絡があり、早速見てみました。結構、きれいに入るもんだなと思います。例えば、最終日の本会議(最終日以外の本会議についても字幕がついているので、各議員の一般質問のやり取りもご覧いただけます)。

ちなみに、障害者差別解消条例に関連しては、啓発促進の動画もアップされています。3回分あります。当事者参加をずっとリードされてきた木村英子さん(現在は参議院議員)が登場されているところも見逃せない点だと思っていますが、視聴したい!…と頭の片隅にはあるものの、まだ、私も視聴できていませんが、多くの方にご覧いただけることを願っています。ちなみに、この動画は掲載の期限があって、今年度末までなので3月31日までに見る必要はあります。

先だってのブログにも少し触れた通りですが、東京都が4月から新生児の出産にあたり10万円のプレゼントを給付する件については、3月に出産予定の方から数名、ご連絡をいただきました。春先の10万円給付に倣う新生児への給付については1月末までで多摩市の制度では対応が終わってしまう…2月3月に出産を迎えることになるのに、制度の対象にならず、どこからの支援も援助も受けられないことが残念です…と。悲しい気持ちになるのは当然のことですね。他の議員からも、制度の谷間というか2月3月に生まれた子どもへの対応については「どうするのか?」という指摘がありましたが、18歳以下の子どもたち全員に5千円の図書カード、中学3年生と高校3年生の学年世代の子どもたちには3万円のクオカードを一人ひとりに配布するような対応ができる多摩市ですから、この状況下で生まれてくる子どもたちにも目を向けていくことは必要なことかもしれませんね。正直、図書カードとクオカードについては「やりすぎではないのか」「なぜ、そのタイミング?」と私は思いましたけれど。

一方、都議会議員の斉藤れいなさんがブログで記されているように子育てというのは出産はゴールではなくてスタートであって、その先の末長い支援が必要だという視点はその通りだと思いますね。そもそも、やれ子育て支援だということでいろんなことに予算がつけられていますが、しかし出生率は回復していないわけであって…その理由の分析をもっとしてほしい。国にも言いたいですね。国の進めてきた少子化対策やらの政策効果をきちんと説明してもらわないといけないと思います。そして、必要なところに必要な支援が届けられているのかについてももっと検証することが必要。ひとり親の支援についても同様。地域などで活動し、子どもたちを支えている人たちのボランティア精神を充てにしていても、もう続かない。「届く支援をしてほしい」という思いを少しでもカタチにしたいと願ってきましたし、今も、そのためにどうすればいいのかを考えていますが、ていねいに人と関われる時間の保障とその働きに見合って対価を受け取れるようにしていかなければ、先細りになってしまう危機感さえあります。

「昔の子育て」を前提にして、取り巻く環境も背景も違うことを考慮せず、凝り固まった昔ながらの発想、染みついた先入観からあれこれと「現在」を批判される方もおられますし、私に対しても「子どものことしか言わない。老人のことはまったくやらないよね。」というような言葉を吐きつけられたこともありますが、やっぱり、「子ども」をもっともっと社会全体で大切にできる環境をつくっていきたいものです。

さて、1月末までに出産したご家庭には、新生児に10万円を給付するという多摩市の制度。市長はどう対応するでしょうね。東京都の4月以降の対応を踏まえて、どう考えるか…市民が見つめているというのはその通りでしょう。そもそもなぜ1月末までなのか?という理由も含めて、もう一度説明を聞かないといけないかななんて思っております。