12月議会 一般質問4日目

冷たい風が身体に刺さるような一日が重なっていく気がします。完全無農薬と土づくりからがんばっている農家さんから「皮を剥かないで食べる」りんごが届きました。店頭に並んでいるようなピカピカではないけれど、これが本当に美味しいのです。食べきれないので妹家族にもおすそ分けをしてきました。「皮を剥かなくていい」のは、ひと手間省けてありがたいかも。

さて、12月議会も一般質問4日目となりました。5名が質問に立ちましたが、もっとも印象に残ったのは教育長の答弁ですね。トップバッターの公明党の三階さんから「子どもたちは将来に不安をいだいていると思う。」ということで、教育長に答弁を求めたところ…「コロナ時代を生きる子どもたちは、これまでにない生活様式を模索していかなければならないからこそ、自律心や困難に立ち向かう柔軟性が必要。」…そして、ユニセフの幸福度ランキング(私がちょうど9月議会の一般質問当日に発表されたので、記憶に残ってます。日本の子どもたちの幸福度が先進国の中でも低いという衝撃。)を踏まえて、「日本の子どもたちの幸福度には格差があるのは事実であり、この状況で子どもたちが前向きな気持ちを育んでいくこと難しい。だからこそ、行政が環境改善、格差是正のために果たす役割と責任が大きいと個人的には思っている」と今まで以上に明確な発言をされたような気がしています。なんか、一人で胸が熱くなってましたが…。その教育長の言葉を市役所のパフォーマンスに活かしていってもらいたいと強く思います。教育長の声を久しぶりに聞くことができたなとうれしかったです。

松田さんはGIGAスクール構想のことを取り上げていましたが、内容としては今後の財政負担をどう見込んでいるのかという視点でした。一人1台タブレット端末も…子どもたちが無償で利用できるのも「今しばらくの間」かもしれませんよね…ということです。そもそも機器は更新作業も必要になってきますし、そこに投じなければならない費用負担は軽くはないでしょうね。そのうち「教材費」として保護者負担になっていく時代が到来することも予測しつつ、対応できるようにしておきたいものです。紙媒体の教科書って今後どうなっていくのかしら?といつも思います。そして、「そろばん」についても…。

同じ会派の折戸さんは「お悔やみ窓口」の設置を提案されていました。これは公明党の池田さんも以前に提案したことのあるものですが、死亡届などを含めた手続きを滞りなく進めていくためのヘルプデスクというのか、ワンストップサービスで対応できる窓口が欲しいという要望は、これからニーズが高まるのではないかなと思ったりもします。実際に、私も届け出をした経験がないのでどんな手続きがあるのかとか十分に把握できていません。その時になったら(と予測できないことなので)、あたふたしてしまいそう。「お悔やみ窓口」があると親切な市役所のイメージ高まりますね。

公明党の荒谷さんがとりあげていた「摂食障害」のことについては、入院しなければならなくなった知人もいたことを思い出します。身体を心配する周りからの心配の声も受け付けなくなってくるというか、聞く耳を持たなくなってしまい…と深刻な事態になってしまう…心のケアなのですが、重篤な状態になってしまうとなかなか回復することが難しく。摂食障害が知られていないという指摘をされていましたが、確かにそうかもしれません。「ちょっと痩せたほうがいい」と思って始めるプチダイエットが思わぬ方向に進んでしまうことあります。

最後は自民党会派に所属している藤條さんが質問していた先日のオンライン文化祭。NHKニュースにもとりあげられていたのですね。このタイミングで開催したイベントとして価値があったのではないかなという気がしています。この取り組みを継続していくことが街の活性化や魅力づくりになっていくかどうか…税金を使ってやっていくとなると、そこは賛否分かれるような気もします。「オンライン」という手法は新しい生活様式に欠かせない手段になってくるとは思いますが。

 

というわけで、週明けの一般質問に向けて、担当所管と再度、意見交換。明日はエコフェスタのトークイベントに、生活環境常任委員長として出席をしなければならず、妙な緊張感が…。質問の準備もあったりで、気ぜわしい一日だったな。明日の天気予報は今日よりも暖かくなりそうだし、晴天になりそう。洗濯物、すっきり乾いてほしいなあ。