今日は8月6日でした。

今日は8月6日です。当たり前なのですが、8月の6日。でも、やっぱり私たちにとっても特別な日として位置づけられている比ではないかと思います。広島市で開催の平和記念式典を中継で見ながら、ともに黙とうをしてからのはじまり。市議会だよりの編集会議にも参加して、午後は野暮用にて外出。このパンケーキは…ということで、イメージ写真です。

産休を取得して話題になったニュージーランドのアーダーン首相のメッセージには心を打たれた方も多いのではないかと思いますが、リーダーの発する言葉のインパクトを感じさせられます。私は平和記念式典の子ども代表のメッセージを聞きながら、ウルっとなりました。涙腺が緩みすぎな今日この頃です。でも、子どもたちが純粋な気持ちで「平和」を望んでいる気持ちを受け止められる社会にしたい。そして、子どもたちだけでなく、誰もがみな「平和」を願い、「戦争のない社会」を願っていると思うのです。以下、アンダーン首相のメッセージ全文(こちらから引用させていただきました。)。ニュージーランドからこうしたメッセージが発せられることの意味は重たい。眼を転じて日本では…?

 

世界が新型コロナウイルスに対応するチャレンジに直面し続けるなか、広島と長崎への原爆投下から75年を迎え、世界で起きた出来事の破滅的な影響を思い起こさせます。

1945年8月、世界は核兵器が何をもたらすのかを初めて目にしました。

最悪の結果を生み、爆撃の衝撃で亡くなっただけではなく、その後も長く続く放射能の後遺症で、人々に想像もできない苦しみや被害をもたらしました。

それ以降も、太平洋などでの核実験による悲惨な影響を目にしてきました。

現存する1万3000個以上の核弾頭の一つ一つが、広島や長崎で目の当たりにしたよりも強大な破壊力を有しています。

たった一つの爆弾が、破滅を意味します。そして、核戦争がそこで終わるとは誰も信じてはいません。

数百万人の命を一瞬にして奪い、環境に取り返しがつかないダメージを与えます。専門家は、いかなる国家や国家の集団、国際的な組織も、核戦争の影響に備えたり、対処したりすることはできないと警告しています。

備えることができないのなら、食い止めるしかないのです。

国連のグテーレス事務総長も言うように、国際的なコミュニティは、核の非武装化に向けた取り組みを再度活性化させなければなりません。人間性を守ると呼んでいます。

他人や将来の世代に残すことのできる課題ではありません。

ですからニュージーランドは、大多数の国連加盟国とともに、核兵器禁止条約を採決したのです。

私は、核兵器根絶に向けて必要不可欠なステップとして、そして全ての核保有国の核兵器ゼロの達成を含めた地球規模の交渉を求めて、他国もこの動きに加わり、このランドマークな条約を広めることを要請します。

このことが唯一、広島と長崎への原爆投下や、太平洋などでの核実験によって苦しめられた人たちに対する報い、レガシーとなるのです。

 

今年は戦後75年を迎えます。多摩市の平和展は29回目を重ねます。広島の知人が新型コロナウイルス感染症のこともあり、例年とは違い、街宣車あるいは街宣活動なども自粛されていたのでしょうか?そこにある静かさが「良い」とも言っていました。それにしても、セミの声だけは毎年変わらずですね。暑さも戻り、セミの喜ぶ夏へ…今は賑やかさというのか、とにかくセミ、真っ盛り。「岩にしみいる蝉の声」とも言いますが、そんな風情を感じる心の余裕はないですが。