予算審議中2日目~主に総務費

今日から歳出の質疑に入りました。各事業それぞれ、支出のされ方について質疑が行われるので、内容がわかりやすく、そしてまた、「そうそう。」と議長室でも頷きながら、音声放送されている議場でのやり取りに耳を傾けております。

個人的には今日の質疑の中では、松田大輔議員から「TAMAシネマフォーラム」のことについて言及があったので、ちょっとホッとしましたね。先月発行した議会だよりでは、子ども教育常任委員会で「TAMA映画フォーラム実行委員会」のみなさんとの意見交換を実施した内容を記事にしていました。その際にもちょっとだけ話題になっていたのですが、大々的に開催し、マスコミなどにも多数取り上げられている映画賞の表彰式を開催するためのパルテノン多摩大ホール、既に閉鎖されているのですが、大規模改修に入ってしまうので、場所の確保とかどうしていくのか?と気になっておりまして。誰かが質疑してくれればいいのにと思っていました。
松田議員と行政側の答弁やりとりなどについては割愛しますが、近隣の場所を確保するにもパルテノン多摩のように設備が整っているような立派なホールを借りるためにもかなりお金がかかりますしね…市民活動としての「TAMAシネマフォーラム」だけを特別扱いはできないとする話しもありましたが、しかし、松田議員が指摘をしているようにシティセールスの観点からも活動が存続できるように支援をすべきという主張をしていて、それについては「そのとおり」と私だけでなく、他の議員も思ったに違いない・・・と思うわけです。部長もシティセールスにとって大きな事業でもあり、この活動の灯を絶やさないようにする、いろいろな形での支援を考えていきたいという意気込みでしたので、ぜひ、そのようにしてほしいものですね。

そして、もう一つ、ものすごく大事だなと思った質疑は、池田けい子議員が口火を切った「集会所管理経費」について。懐かしいと以下古く遡れば、平成15年にの行財政診断白書に端を発し、その後、「地元移管」という目標に向けた方針が貫かれてきました。阿部市長の行財政再構築プランにでも「自治会の自己対応に転換」という方向でした。しかし、その後、公共施設の見直し方針と行動プログラムの時点見直しが行われ、さらに方針転換。地元移管の協議が進まないので、もう一度原点に立ち戻り、「あまり利用されていない集会所をもっと活用してもらう方策を考える」というふうになったようですね。

とは言え、現状・・・集会所もなかなかの老朽化が進んでいて、対応していかなければならない状況。「自治会など地元で対応すればいい」とすれば足りるような状況でもないですね。雨漏りをしているとか、エアコンなどの設備が年月重ねていることからの不具合、あるいは、池田議員が指摘をされていたようにトイレが和式であること、部屋が和室であることから高齢者にはなかなか辛い施設になっていること、そして、それに加えて飯島議員が指摘をしたのはトイレが男女別になっていないこと・・・確かにその通りですね。もし、「もっともっと活用してもらいたい」と考えるのであれば、それなりの設えが必要で、環境を整えることも考えなければいけないのか…と思ったりしました。

この件、遠藤めい子議員が「方針が変わったことに基づいて、修繕するときの基準などについても見直していくべき」という指摘、そしてまた、「集会所」という部分だけでの捉われるのではなく、公共施設全体としてどうしていくべきなのかについて公平な視点から考えていくべきだとの指摘も・・・もちろんその通りですね。

公共施設の総量をどうするのか?ということが問題であったのに、その話は一体何処へ行ってしまったのか?と思いますが、私たち議会も総論賛成各論反対にどう向き合っていくのか…ますます問われていくのかなと感じています。今に始まったことではないけれど、ここは本当に難しい。

それにしても、来月には改選期を迎えるわけですが、「実績は?」と尋ねられること多いと思います。市民が享受していたサービスを見直したり、廃止をしたり…そういうことは実績にはならないのかもしれませんね。でも、これからの社会を長期的に見ていくとすれば、サービスの見直しは確実に必要で、廃止せざるをないこともあるはず。そのことをていねいに市民と話す時、理解してもらえる部分もあるのではないか?と感じています。実際に、表面的にではなく、対話をしていくことが大切。それにしても「本気」であるかどうかもまた問われるのかもしれませんね。「ブレない」というのはなかなか難しいのかもしれませんが、「芯」が問われることも多いような気がしてならない今日この頃。

小林委員長の議事進行もスムーズで、今日は総務費が終わって、民生費の質疑に入っています。答弁する側の職員さんたちが桃太郎行列のようになって、控えているのを見ると・・・大変だなあって思います。でも、私たち、やっぱり、市民のみなさんから納めていただいている税金で仕事をしているという重みを忘れたらいけないわけであって、大変で当たり前なんですよね。

そんなわけで、今日からまた・・・プラス1歳。お祝いのメッセージを下さったり、お気遣いくださったみなさまありがとうございます!