‘平成最後’の成人式でした。

 

パルテノン多摩大ホールが閉鎖になったので、市内でふさわしい会場を探し…多摩情報教育センターのホールで開催した成人式。周辺環境を考えると、ここまで振り袖姿で来るのは大変だろうなあ…と心配し、とにかくも雨が降らないこと、ましてや雪が降るなんてことは絶対にないことを祈るのみでしたが…おかげさまで快晴!気持のよい青空のもとでの成人式となり、それだけでもホッとしました。

私、自宅から徒歩で5分ということで、トコトコ歩いて会場に向かったのですが、きらきらした素敵な振り袖姿の新成人のみなさんが次々と車から降りるなど、多摩情報教育センター周辺は非日常の華やかさに包まれました。

パルテノン多摩とは違い、こじんまりとしたホール。今年も実行委員会の皆さんが企画してくれた若者らしいお楽しみがたくさんつまっていて・・・開会すればお決まりの国歌斉唱をしてから・・・始まりました。市長挨拶の後、来賓代表として議長挨拶。会場に新成人の皆さんが入り、着席をするまでにも時間がかかり、市長は「議長が話す頃には、自分が話す時よりも静かになっていると思うけれどねえ…」とおっしゃっていたとおり、市長挨拶の時にはまだまだ新成人が入場中…ワサワサしておりました。で、私の番になって、入場口の扉もしまってはいたものの、やっぱり久しぶりの再会等など新成人の皆さんのウキウキ感が舞台まで伝わってきて、それはそれはちょっぴり賑やかというか騒がしいというか。

でも、パルテノン多摩の大ホールとは違い、客席側と舞台の距離がとても近く。壇上で話をしていると、新成人の皆さんの顔つき、表情をしっかりと捉えることが出来たのですね。中には、とても真剣な表情で話を聴いてくださっているみなさんがいらっしゃり、私、意外とパルテノン多摩の大ホールよりも、今日の会場の方がいいなと思ったのでした。とてもアットホームな感じ。

話しに耳を傾けてくださっているみなさんに向けてだけ話せばいいので、私個人的にはすごく話をしやすかったです。話しを聴きたくないなあと思っているみなさんには、それはそれでいいので、話しを聴きたいなあと思っている周りのみなさんの妨げるようなことはしないでね…という気持ちで話しをしておりました。まあ、挨拶の内容…できるだけ、完結にと思ったのですが、書いていたら長くなってしまいました。でも、成人式で祝辞を述べるのも、これで最後と思って、少し長めでしたけれど、私が伝えたいことを凝縮したつもりです。「みなさんの生まれた年には○○があって、××があって…」みたいな話しを羅列しても、挨拶している自分も楽しくないなあと思ったので、拙い内容になってしまったかもしれませんが、自分の二十歳の頃を思い出しながら、挨拶文を綴りました。

新成人の皆さんの誰か一人でも、何かを受止めてくれていたらうれしいなあと思います。それにしても、いまどきだなあとか感心してしまうのはツイッターとか使っていたりするところ。私の時代では考えられないわ~…22年前(当たり前か)。

「ひらこう、思い出のたまてばこ 〜たくさんの感謝とともに〜」というスローガン、テーマでの成人式。とても楽しく同席させていただきました。クイズに回答するために、「ガリガリ君」を1本を食べ終わった順番に回答権をもらえるなんて…そんな楽しい発想が若者らしいわあ。私では思いつかない。1,446名の新成人のみなさま、おめでとうございます!