まつりごと

週末の乞田八幡神社。例大祭終了後まで…お祭りに興味があったので、解散するまで見学させていただく。あの賑わいがなかったかのように静かな夜。

あんなに声を張り上げながら、お神輿を担ぎ、クタクタであろう地元のみなさんたちが段取り良く、そしてまた手際よくお片づけをしていく様子。最後、拝殿の戸が閉じる瞬間に何とも言えない気持ちに。まさに「祭り事」のあと。

他の地域からも神輿の担ぎ手のみなさんが参加し、その歴史ももう何十年にもなっていて、まさに地域交流の深さも感じたり、親子で担いでいたりする(増田議員も)みなさんもおられ、世代がつながっていることも感じたり…。

乞田八幡神社の神輿巡業は…同日開催される瓜生の御嶽神社のお神輿と合流するところが、何と言っても見どころの一つ。今回はいつもと少しルート変更をして、御嶽神社さんのところまで二つのお神輿が並んで到着。それぞれお互いのお神輿を担ぎ合ったりする交流があるのも素敵な感じでした。

朝の総総代の挨拶から開始をして、炎天下で青空に向けて太鼓の音が天に打ちあがって、そして…夕焼け夕空になって、最後、灯りが消える…静寂になる…。無事に一日が終わることを祈るわけですが、準備からも含めて最後の最後までとなると本当に長い長い時間だなあと今日一日のために割いてきただろう時間と労力と…想像するだけでも頭が下がるばかりです。「責任感の強さ」だけではやれなことであって、やっぱり「地域愛」というのか「郷土愛」というのか、地域に対する想いがそれぞれにあるからこそ、こうした「祭り事」も継続されてきたのだろうと思うばかりです。ここを次の世代にも承継していく責任を感じます。

というわけで、「祭り事」=まつりごと=「政」とも言います。奥の深い言葉です。

そして、今日は議会は休会でしたが、議会運営委員会が開催され、意外と長きにわたる協議が行われました。委員長が時折「時計を見てくださいよ。」などとつぶやくのですが、協議を深める、あるいは互いに意思疎通をはかり、一定程度理解し合うためには時間も必要であると私は思いながら、いつも同席しております。

健康福祉常任委員会で取組んでいる政策提案(条例づくり)について、全体的な取り組み状況を確認しながら、議会運営委員会でスケジュール、進行管理をしています。また、その行程の中で最終的には議会運営委員会でパブリックコメントなどの市民参画手法を実施することにもなります。一定のスケジュール管理をし、進めており、議長の立場としては委員会の取組みを尊重し、見守っているわけですが・・・しかし、議会全体の合意形成のつくりかたという点では少し足並みが揃っていないような気がしていまして、そこをどう解消できるかが大きな大きな課題になっているのでは?と懸念しております。

今日は「行政に対して、市民の声をていねいに聞くことを求めているのであれば、議会もきちんと範を示す必要があるのでは?」という趣旨の意見が出されましたが、私も「確かにそうである。」と思います。「議会は自分たちの取組みについては甘い」という状況だけは回避したいですね。「何を大事にするのか」を見失わないようにしないと。

「9.11」でしたね。