なつやすみ。なし。

「なつやすみ。なし。」…ととある場所で目にしたメモ書き。なんか印象的。

7月も最終日。先だって週末は台風予報で公務がなくなり、そのかわりに私用というのか、他の用事を優先することができてよし。昨日ははいつもどおり永山駅での朝街宣から始まり、いつもどおりに議長室へ行き、なんだかんだと打合せなどが続き、夕刻から…イワオ企画様の本社竣工のお祝いの会。建設協力会や多摩センター商店会での会合に出席をさせていただいたご縁で社長さんと顔見知りになり、お招きをいただきました。社長さんは自民党の支部でも役員を務めておられるようで、自民党・新生会の市議の皆さん、それから副議長もご一緒に出席をしてまいりました。

私にとっては見聞が広がるというのか、新たな経験をさせていただいた…という感じで、とても新鮮な時間を味わうことが出来ました。イワオ企画さんはホームページに快適空間というコラムのページを設けておられるのですが、これは…性別で語るのはナンセンスと言われそうですが、やっぱり女性社員の皆さんの目線と感性かなあと思っています。議長として建設協力会の会合に出席をしますと「男性ばかり」のなかに、イワオ企画さんの常務が参加をされていて、とても目立つのですね…女性なのです。やっぱり、女性の方がいらしてくださると、いろんな場面でお話ししやすいというのは偽らざる事実。彼女の存在に心がホッとしたりするものです。頑張っておられて素敵だなと思っています。

今日は健康福祉常任委員会があり、今まで非公式で検討や学習を重ねていた「障害者の情報バリアフリー」について、公式な委員会として到達点を共有した感じです。もともと聴覚障害者の皆さんから「手話言語条例を制定してほしい」という意見をいただき、そこを発端にして議論を重ねてきたと言います。現在はいわゆる「情報・コミュニケーション条例」というかたちで条例提案することをめざし、さらに精力的な議論をはじめるという段階。委員会としてはかなり活発に活動もし、当事者の皆さんなどとも意見交換をされています。

一方、議会内の課題として、各常任委員会が独自で調査活動を重ねた結果、「条例」という具体的なかたちで政策提案していくときのルール化、仕組みとして十分に確立できているとは言いがたいため、今後「議会全体での合意形成」をどう進めていくかが問われます。多摩市議会の場合は国や東京都等の提出する「意見書」などについても全会一致原則になっており、議会全体で合意形成を大事にしています。もちろん、委員会提出議案という手法は今でも存在し、委員会独自で議案を提出することは可能です。でも、「反対する人がいていい」と全会一致でなくても良しとするのは多摩市議会がこれまで育んできた文化を大きく変えることになると思っています。

議員提出議案で、各会派あるいは任意で集まった議員有志で提出するのとはわけが違う。議会内常任委員会として取組んでいるわけなので、全会一致で議会として意思を決めるべきですね。なので、議会内での政策提案ルールも改めて検証するというのか、今回の取組みを進めながら、見えてきた課題を踏まえて、確定させていけたらなと考えております。

というわけで、やっと今日、委員会が公式開催され、現在までの到達点が市民に対しても公開されたこととなり、正直、ここからがスタートだなと感じています。議会内での合意形成と、市民に対して議会の取組みを共有していくこと含め、やらなければならないことは多い。ていねいな合意形成、プロセスを可視化することで理解者を増やしていくことは大事なこと。委員会として、そしてまた議会としても問われていく点ではないかと思います。

さて、「なつやすみ。なし。」ということなんですが、スヌーピーミュージアムだけは行きたい。