定例会が始まる前に。AtagoHONEY@東愛宕中

今日から第2回定例会が始まりました。しかし、梅雨らしい一日で、ホントによく雨が降り続きました…。市長選後なので所信表明演説があり、各会派からの代表質問からスタートしています。大会派順なので改革みらいは大野議員、日本共産党は板橋議員、公明党は渡辺議員が質問しました。代表質問について感じたことは明日のブログにまとめようかなと思います。

さて、土曜日に東愛宕中学校で蜂蜜の収穫が行われました。今年で3年目を迎えます。ミツバチたちが越冬するのは結構大変なことで、なかなか上手くいっていないと聞いているのですが、前々校長時代から始まった取組み・・・今年の収穫には昨年よりも多くの子どもたちが参加し、にぎやかでした。私はただ、その様子を見守っているだけでしたが、生徒の皆さんの反応を間近にしているだけでも楽しいひと時でした。

中学校などで、こうした「ミツバチプロジェクト」に取組む学校も増えつつあるとは聞いていますが、東愛宕中学校の場合にはまだまだ直接にお世話をしているのは管理職の先生たちであって、やはり「蜂」ですから刺されたりなどもありますし…生徒が日常的にかかわるところまでには至っておりません。今はまだ課外授業であって、希望者のみが「収穫作業」に携わります。いつか、この取組みを授業の一環として組み込むことができるといいのになあと個人的には考えたりもします。ミツバチの生態系とか・・・調査をするのは楽しそうです。

巣箱担当になると、ミツバチに刺されないように防護服を着用、軍手の上からビニールの頑丈な手袋をはめて作業を手伝います。巣箱の中・・・巣枠にはぎっしりと詰まった蜜!重たいのです。

それを遠心分離器にかけます。遠心分離機を使うにも結構コツがいるのですね。教育委員会から様子を見に来た職員さんは遠心分離機を固定する係りとして必死に抱き着いております…生徒たちが遠心分離器のレバーをくるくる回すのですが、これまた力仕事であって、肩から二の腕が筋肉痛になりそう。

しかし、遠心分離機を回した成果が「金色の蜜」となっているのを見ると感激の声!…非加熱の蜂蜜ですのでそれこそ栄養満点です。乳児にはもちろんNGですが。これを調理室で瓶詰。どのくらい採れたのかを最後まで見届けることはできなかったのですが、4月に移動してきたばかりの校長先生も(たぶん)やる気満々で参加し、前々校長先生時代からサポートしていた副校長先生はさすがベテランとしてのノウハウを披露して下さり、そしてちょうど部活を終えて様子を見に来た生徒たちも「どれどれ…」と見学しに来て…いわゆる「蜜ろう」部分に付着しているはちみつを口にして「うっめーー」と歓声を上げ、そしてもちろん最初は「何をやるんだろう…」と引き気味になっていた生徒たちが「金色の蜜」を見た瞬間からテンションが跳ね上がったというその一瞬に立ち合えたことが何よりもうれしい時間でした。そして、この課外活動を支援して下さっているのが多摩市の教育委員もつとめてくださっている原島先生ですが、最初から最後まで巣箱のところでミツバチの気持ちを汲み取りながら(笑)、生徒たちの様子はもちろんのこと、周囲の安全などを含めて目配りをしてくださってありがたいですね。校長先生が変わったとしても、この取り組みを見守って下さる原島先生(地域支援本部を担ってくださっている)がいてこそ成立するのが「愛宕ハニーのプロジェクト」。

さあ、収穫できたハチミツは今度は生徒たちが地域イベントなどでも販売をします。私はその一部を、活用してもう少し広がりのある取組みにできたらいいのになあと思っていますが。しかし、こうした取組みもやっぱり校長先生の心意気で大きく変わりますね。校長先生の姿勢が子どもたちにも伝播しているなあということもまた私が側で見ていて感じたことです。そして、それをサポートする副校長先生の縁の下の力も大きい。

っていうわけで、私が思うことですが、こうした取組みを評価し、継続をしていくためには…ある意味…センスのいい校長を配置をしなければいけないということですね。そういう意味で校長の役割の大きさを目の当りにし、改めて考えさせられた有意義な時間でした!楽しかった♪